国立研究開発法人 国立成育医療研究センター National Center for Child Health and Development

代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
〈月~金曜日(祝祭日を除く)9時〜17時〉

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患者・ご家族の方へ Patient & Family
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総合アレルギー科,皮膚アレルギー科,消化管アレルギー科

お知らせ


診療内容・業務内容

アレルギーセンターでは小児のアトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息などをはじめとした様々な小児アレルギー疾患の診断治療を行っています。

  • 気管支喘息およびそれに合併したアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎
  • アトピー性皮膚炎およびその合併症
  • 食物アレルギー(食物依存性運動誘発アナフィラキシー、消化管アレルギーを含む)
  • IgA欠損症、高IgE症候群など免疫異常を伴うアレルギー疾患
  • ラテックスアレルギー、口腔アレルギー症候群
  • 蕁麻疹、自家感作性皮膚炎、接触性皮膚炎、薬物アレルギー
  • 昆虫アレルギー、動物アレルギー
  • 血管性浮腫
  • その他

患者への指導(患者教育)

アレルギーセンターでは、科学的根拠に基づいた治療ガイドラインに従って病気を持つ子どもたちの治療を行っています。しかし、患者・家族が治療内容を理解・納得しなければ、十分な効果は得ることはできません。そのため、病気について基本的な知識を理解する必要があります。アレルギーセンターではこのような患者への指導(患者教育)にも力を注いでいます。
特に初診の方には、時間をかけて疾患や治療法を説明する「教室」を全員に受講していただいています。必要に応じて複数の「教室」を受講していただくこともあります。

  1. アトピー教室
  2. ぜん息教室
  3. 食物アレルギー教室
  4. 乳児アレルギー教室

この他、夏休みなどに患者本人を対象にした「こども教室」を開講したり、看護師、薬剤師、管理栄養士による個別指導を行ったりしています。

成育アレルギー電話相談室

今使っているお薬のことや、これからの治療のこと、ぜん息・アトピー性皮膚炎・食物アレルギーに関する心配事や悩み事について、無料でお答えします。小児アレルギー疾患の診療や看護に経験豊富なスタッフが対応しますので、安心です。ご本人・ご家族だけでなく、保育・学校関係者の方からの相談にも応じていますので、お気軽にご相談ください。

臨床研究

アレルギーセンターでは現在、アトピー性皮膚炎・気管支喘息・食物アレルギー・消化管アレルギーの各疾患についての臨床研究を行っています。私たちは、患者さん1人1人に対して最善の診療を行うのと同時に、このような研究活動によって最新のエビデンスを明らかにすることも責務と考えています。


専門分野

アレルギー

私たちの体には、細菌・ウィルス・寄生虫などの感染性微生物や異物などから、身を守るための「免疫」という仕組みがそなわっています。この免疫の働きが、現代文明による環境やライフサイクルの変化によって異常を起こし、くしゃみ、発疹、呼吸困難などの症状を起こしてしまう状態が「アレルギー」です。
アレルギー疾患には、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)、アレルギー性結膜炎、気管支喘息(ぜんそく)、薬剤・昆虫アレルギーなど…症状・経過とも多様な疾患が含まれます。

食物アレルギー

食物アレルギーの定義は「食物によって引き起こされる抗原特異的な免疫学的機序を介して生体にとって不利益な症状が惹起される現象」です。簡単に言うと、「本来は体に害を与えない食べ物を異物と勘違いし、免疫反応が過敏に働いてしまう現象」です。その結果、蕁麻疹(じんましん)やかゆみ、咳などが引き起こされます。時に、アナフィラキシー(発症後、極めて短い時間のうちに全身性にアレルギー症状が出る反応のこと.血圧の低下や意識障害などを引き起こし、場合によっては生命を脅かす危険な状態になることもあります.この生命に危険な状態をアナフィラキシーショックといいます)という重い症状が出ることがあるため注意が必要です。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、かゆみのある湿疹が、慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。アトピー性皮膚炎では、皮膚の“バリア機能”(外界のさまざまな刺激、乾燥などから体の内部を保護する機能)が低下していることが分かっています。そのため、外から抗原や刺激が入りやすくなっており、これらが免疫細胞と結びつき、アレルギー性の炎症を引き起こします。また、かゆみを感じる神経が皮膚の表面まで伸びてきて、かゆみを感じやすい状態となっており、掻くことによりさらにバリア機能が低下するという悪循環に陥ってしまいます。

気管支喘息(ぜんそく)

気管支喘息は、急に空気の通り道となる気管支が狭くなってしまい、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」し始めて呼吸が苦しくなる状態(いわゆる発作)を繰り返す病気です。気管支喘息では、気管支に慢性的な炎症が起こっていることが分かっています。この炎症のために簡単な刺激が入っただけでも気管支の壁が腫れたり、粘液(痰)が分泌されたり、気管支の周りの筋肉が縮もうとしたりして気管支が狭くなってしまい発作が起こります。そのため、炎症を治さない限りいつまでも発作が出現します。さらに、長く炎症が続いてしまうと気管支自体が硬くなって治療が難しくなる「リモデリング」といった状態に陥ってしまいます。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、アレルゲンが鼻の粘膜から体内に侵入し、免疫反応が起こることによって、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの症状が引き起こされる病気です。通年性(一年中症状が出るタイプ)と、季節性(特定の季節に症状が出るタイプ、いわゆる花粉症)とがあります。

消化管アレルギー

消化管アレルギーは、1990年代の終わりころから、急増している食物アレルギーの1つです。年齢としては生まれたばかりの新生児期・乳児期での発症が多いですが、その他の年齢層でもみられます。原因となる食物(粉ミルクなど)を摂取してから、しばらくして(短くて1-2時間後、長いと数日後)嘔吐や血便、ひどい下痢などが起こります。他の症状がみられず体重が増えないだけの場合もあります。


診療実績

※図表をクリックすると拡大します。

アレルギー科入院患者者年次推移

アレルギー科入院患者者年次推移

アレルギー科初診患者数年次推移

アレルギー科初診患者数年次推移

入院患者数(疾患別)


2016 2017 2018
アトピー性皮膚炎 21 27 40
気管支喘息 7 8 9
消化管アレルギー 29 34 43
食物アレルギー 6 5 -
食物負荷試験 978 1131 1236
アナフィラキシー 5 8 9
薬剤アレルギー 3 5 3
その他 2 0 6
合計 1051 1218 1346

初診患者数(予約枠別)


2016 2017 2018
アトピー性皮膚炎 118 109 94
食物アレルギー 199 268 246
気管支喘息 32 27 32
乳児アレルギー 155 154 173
消化管アレルギー 16 28 30
薬剤アレルギー・その他 74 75 454
合計 594 661 1029

再診患者数


2016 2017 2018
再診(のべ) 9849 10862 16677

受診方法

受診には予約が必要です。予約センターに連絡し、予約してください。予約の変更も予約センターで対応します。初めて受診(初診)する場合は、医療機関(医院、病院)からの紹介状をご用意ください。紹介状をお持ちでない場合、別途特定療養費が必要です。
再診の方は、予約センターで予約してください。曜日毎に担当医が決まっているため、担当医の希望があれば、予約時に伝えてください。

  • 外来診療担当表は、こちらをご覧ください。
  • 受診方法については、こちらをご覧ください。
  • 学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)/診断書などの文書作成をご希望の方はこちらをご覧ください。

初診の方へ

直接予約センターに電話で連絡をしていただくか、緊急で受診が必要なときはかかりつけの医療機関から医療連携室にご連絡ください。(受診目的の疾患によって初診の曜日が異なり、それぞれに合わせた教室を準備しています)
予約された後、可能であれば事前にこのページの下にある該当する問診票等をA4サイズで印刷(片面でも両面でも可)してご記入の上、診察日にお持ちください。準備できない方には当日外来で問診票へのご記入をお願いしています。

ご不明な点がありましたら、予約センターまでご連絡ください。

  1. 受診前に必ずご覧ください。
  2. アレルギーセンターでは受診した患者様の診療データや写真データ、血液検査で余った検体などを活用して、アレルギー疾患の診療や研究に役立てたり、医学教育、患者様への説明などに使用したりしています。
    このような調査・研究には皆様方のご理解とご協力が不可欠です。

    以下の説明・お願いをお読みいただき、調査・研究に同意いただける場合には、同意書へのご記入をお願いいたします。(受診当日にもご同意いただけます)

  3. 初診の方は、可能であれば事前に以下の問診票を印刷後に記入して、当日にお持ちください。(準備できない方は当日外来でご記入ください)

    問診票では診療上重要となる情報をお聞きしています。問診票は疾患の発症や重症度・予後に影響を与える可能性がある多くの項目を含むため分量が多くなっておりますが、より適切な診療のためにご理解とご協力をお願いいたします。なお個人情報につきましては、医療従事者の守秘義務があるため、診療以外の目的で利用することはありません。回答できない・したくない項目については空欄のままでも結構です。

  4. 「アトピー性皮膚炎」、「気管支ぜん息」、「食物アレルギー」「アレルギー性鼻炎/花粉症」と診断されたことがある方(疑いも含む)は、これらの疾患についての問診票にも記入してお持ちください。すでに症状がなく、治っている疾患についてもご記入をお願いします。

(例)アトピー性皮膚炎があり他院で治療中だが、今回は食物アレルギーの疑いで受診予定の方

  • ①アレルギーセンター問診票(共通・初診)
  • ②アレルギーセンター問診票(アトピー性皮膚炎)
  • ④アレルギーセンター問診票(食物アレルギー)
に記入してください。

現在、初診希望の方が非常に多く予約の取りづらい状態が続いており、大変ご迷惑をおかけしております。できるだけ多くの患者さんに受診していただけるよう努力しておりますので、ご了承くださいますようお願い致します。

スタッフ紹介

アレルギーセンター センター長  大矢 幸弘

診療科 診療部長 医長 医員 フェロー
総合アレルギー科 大矢 幸弘(併) 福家 辰樹 宮地 裕美子
樺島 重憲
野村 伊知郎(併)
山本 貴和子(併)
苛原 誠(併任)
齋藤 麻耶子(併・非)
佐藤 未織 (併・非)
宮田 真貴子(非)
石川 史(非)
稲垣 真一郎(非)
豊國 賢治(非)
西村 幸士(非)
犬塚 祐介
荻田 博也
木口 智之
宮城 俊雅
皮膚アレルギー科 吉田 和恵(併)
消化管アレルギー科 新井 勝大(併)

(併)=併任、(非)=非常勤

お知らせ

  • 新型コロナウィルス感染症対策として、2020年度の小児アレルギー診療短期重点型教育研修プログラムへのご参加募集は見合わせとさせていただいております。再開時にはあらためて当ホームページに掲載いたします。大変申し訳ございませんが、ご了承のほど何卒よろしくお願いいたします。

  • 生後7週から13週(日齢42から90日)の湿疹のあるお子さまを診察されている先生方へ
    乳児アトピー性皮膚炎への早期介入による食物アレルギー予防研究(PACI study)へのご紹介をお願いしております


患者紹介・医療連携

アレルギーセンターでは医療連携を重視し、他の医療機関等からの患者さんの紹介を積極的に受け入れています。疾患の重症度が高く、通常の治療ではうまくいかない症例を始め、環境要因、社会心理学的要因、アドヒアランスなどが問題で、コントロール不良になってしまう症例など、お困りの患者がいらっしゃいましたら、ぜひご紹介ください。

通常のご紹介

当院では初診も事前予約制です。患者さんに診療情報提供書(紹介状)を渡して、ご自身で電話予約をするようにお伝えください。初診日は疾患、年齢によって異なります。詳細につきましては予約センターにお尋ねください。(現状では疾患により初診の予約に数か月かかることもあります。)

早めに受診(入院)が必要な場合

医師の診断により早めに受診が必要な場合には、医療機関から医療連携室に直接ご連絡いただければ予約を早めにとることができます。緊急入院を要すると思われる重症な患者さんの場合にも、まずは医療連携室にご連絡ください。

ご紹介後の医療連携について

ご紹介いただいた患者さんについては当科での診断、治療を行うと同時に、必要に応じて紹介元の先生方にも診療をお願いしております。(症状悪化時の対応、処方薬不足時の追加処方など)紹介した患者さんの経過などご不明な点がありましたら、遠慮なくお問い合わせください。

さらに患者さんの症状が改善して長期的な治療方針が決定し安定した状態になりましたら、紹介元や近隣の医療機関への転院をお願いしております。重症でお困りの小児患者さんを速やかに診察するという当センターの使命をご理解いただき、ご協力いただければ幸いです。なお経過中に症状の悪化や再燃がある場合には、患者さんが電話で当科の再診の予約を取ることができます。

アレルギー科在籍医師がいる医療機関一覧

これまで当院アレルギー科に在籍していた医師が現在勤務している医療機関一覧です。医療連携にお役立てください。