代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
〈月~金曜日(祝祭日を除く)9時〜17時〉

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在宅診療科

基本情報

在宅診療科は、一人一人の患者と家族が、地域に戻って生き生きとした毎日の生活を成人期移行後でも安心して送れるよう、地域の医療と連携した医療の提供を目指しています。外来で、在宅人工呼吸管理を中心とした、医療的ケア児の診療を行うことに加え、退院時に医療的ケアの導入が必要な入院中の患者に対しても、円滑な在宅生活が送れるよう、他科との治療方針を話し合う定期的な話し合いや、現状を把握するための病棟回診に参加しています。
専門診療科の先生方に対しては、退院の際には、在宅医療が必要と考えられるこどもと家族に、診療の早期から自信を持って在宅医療の選択肢を提示でき、高度な専門的医療をこどもたちに行う意義が見いだせる支援を目指しています。
こどもたちと家族が、地域で安心して暮らせるよう、勉強会の開催、共同診療や、在宅後方支援病院の制度などを通して、院外の医療職とのネットワークの構築を行っています。医療的ケアが必要となったこどもたちの多くが成人となっても医療的ケアを必要としており、これらの医療的ケア者を、小児専門病院だけで支援することは難しい現状を踏まえ、大人を診ておられる在宅の先生方や、病院の先生方との連携も始めております。
成育医療研究センター総合診療部は「断らない医療」をモットーとしています。高度かつ複雑な医療的ケアのある患者さんを受け入れるほかにも、集中治療・専門治療が必要な複雑な患者さんを当院で受け入れ、その患者さんが高度・複雑な医療的ケアを要する状況になることもあります。そういった患者さん達への医療の提供、地域医療との連携が、当院にとって重要な業務であり、総合診療部として在宅診療科を中心に引き受けています。
定期的に、特別支援学校や医療的ケア児の通園する保育園を訪問し、医療的ケアの指導や内容の検討を行ない、医療的ケアが必要となったこどもたちが健康で安心して学校生活が送れるよう支援しています。さらに、院内の小児のレスパイト施設である「もみじの家」の利用者の方で、当院医師が主治医でない患者様が、安心して利用いただけるよう、利用前の診察も行っています。

在宅診療の画像

診療実績

­ 2023-4
院内、院外の在宅医療に関する相談窓口 在宅に関する相談(15~20件/月)
呼吸状態の評価・CPAP・在宅人工呼吸導入 呼吸状態の評価・CPAP・在宅人工呼吸導入(5件/月)
他医療機関への適切な移行への介入 連携・移行のための他施設・在宅医との診療報酬の整理(5件/月)
連携・移行のための在宅医との在宅物品払い出しの依頼(2件/月)
保育・教育との協働 特別支援学校指導医
世田谷区立保育園指導医
世田谷区立保育園医療的ケア児入園のための委員・指導医

受診方法

初めて当センターを受診するためには、医療機関(医院、病院)からの紹介状が必要です。現在かかっている医療機関から医療連携室に連絡してもらってください。
【医療連携室(直通)03-5494-5486 平日8時30分~16時30分】

スタッフ紹介

診療部長
中尾 寛

医療従事者の方へ

患者のご紹介は、医療連携・患者支援センターまでご連絡ください。我が国では小児在宅医療は始まったばかりで、個々の患者により対応も異なるため、不明な点があればいつでもご相談ください。

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