国立研究開発法人 国立成育医療研究センター National Center for Child Health and Development

代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
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患者・ご家族の方へ Patient & Family
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麻酔科・疼痛管理科・成人麻酔科

基本情報

チーム医療の一員として、麻酔管理、検査鎮静、疼痛管理、周術期危機管理や、手術室外の患者の急性・慢性疼痛管理を行います。小児麻酔・救急集中治療・産科麻酔に関わる人材育成とともに、様々な研究を行っています。
子どものすべての外科手術の麻酔管理を担当する他、心臓カテーテル検査、内視鏡検査、手術室外のMRI検査等を安全に実施でき、適格な診断を行うことができるように、麻酔管理や全身管理を行います。また、術後の患者やがんの痛み等の管理を24時間体制で行います。術前外来で麻酔リスクを評価し、最も適した安全な麻酔管理を家族に説明します。周術期合併症が予測される麻酔困難症例は、関連科でカンファレンスを行った上で治療方針を決定します。無痛分娩は、産科医、助産師に加え、妊婦の意向を尊重しています。


診療内容・業務内容

診療内容

手術室

当院には9つの手術室があり、年間約4500例の手術が行われています。胎児、新生児、小児、妊産婦と様々な手術に対応します。全ての症例に麻酔科医がかかわり、多くは全身麻酔で行われます。手術室内では生体肝移植術、脳外科、心臓手術などの複雑な手術に加え、血管造影検査、CT検査、MRI検査など全身麻酔下で安全に検査を行うことができる設備が整っています。産科の分娩室と直結しており、緊急の帝王切開などにも対応しています。

手術室の画像
手術室
《安全な麻酔》 麻酔のはじめと終わりには、必ず2人以上の麻酔科医が付き添います。の画像
《安全な麻酔》 麻酔のはじめと終わりには、必ず2人以上の麻酔科医が付き添います。
《手術中》 麻酔科医が常に患者の状態を見守り続けています。の画像
《手術中》 麻酔科医が常に患者の状態を見守り続けています。

無痛分娩

当院では妊産婦の意思を尊重し、希望される方には産科医と協力し、硬膜外鎮痛分娩(無痛分娩)を行っています。この方法は、安全確保のためにも自然の分娩経過に合わせた24時間体制の麻酔科医の対応が必要です。

鎮静外来

手術に限らず、長時間動いてはいけない検査等で、鎮静や全身麻酔が必要になります。鎮静は自然な眠りではないため、呼吸や心臓の働きに十分な注意が必要です。麻酔科医は、鎮静や麻酔が必要な検査には、検査を担当する医療者とは別に、子どもの安全を確保するスタッフが付き添うべきだと考えています。
鎮静薬投与が必要な患者のスクリーニングを麻酔科外来で行っており、一部の鎮静検査に麻酔科医が付き添っています。

《心臓カテーテル検査》 麻酔科医が患者の安全を守っています。の画像
《心臓カテーテル検査》 麻酔科医が患者の安全を守っています。
《MRI検査室》 全身麻酔下でのMRI検査が可能です。の画像
《MRI検査室》 全身麻酔下でのMRI検査が可能です。

麻酔外来の役割

術前の患者評価や麻酔の説明は、鎮静外来と並んで麻酔科外来の主な役割の一つです。手術を担当する外科医や検査を行う小児科医、放射線診断医と異なった視点で評価します。患者やご家族が理解・納得した上で、安全な麻酔を行うことができると考えています。
麻酔科外来では、麻酔科医による診察と、ご家族への丁寧な説明に努めています。

疼痛管理・PCA

術後に限らず、痛みは様々な場面で発生します。麻酔科医は、痛みを感じないようにする、麻酔という技術を持っており、また、麻酔の問題も熟知しているため、患者の状態に合った疼痛管理を行うことができます。
疼痛管理のため、麻薬の量を微調整し、患者自身あるいはご家族が必要に応じて追加投与することが可能なPCA (Patient Controlled Analgesia) という方法があります。この方法を安全に行うことができるように、指導を行うことも麻酔科医の役目です。手術とは関係ない癌性疼痛や難治性腹痛などの治療にも、麻酔科医が加わりチーム医療を行います。

この他にも、院内全病棟の長期人工呼吸管理や在宅医療への移行にもかかわっています。また、患者の容態変化の評価に加え、機材機器の点検も行っています。さらに、閉塞性無呼吸や睡眠時無呼吸の診断検査、冷凍自己血貯血採血、医療ガス使用機器の点検などもありますが、救急蘇生の教育も重要な役割の一つです。手術集中治療部では、2002年4月より小児の二次救命処置の国際標準であるPALSを日本で初めて導入しました。 欧米の施設と同様に、今後PALSを含む救急救命処置を、院内の医師、看護師、技師全員が習得できる環境になれば、患者の安全は大いに向上するだろうと考えています。


専門分野

専門分野

子どもの麻酔困難患者への対応

気道、呼吸、循環、中枢神経、消化器等の多臓器にわたる疾患や複雑な病態の患者の麻酔、周術期管理に対応します。あらゆる気道確保困難患者に対応できるように小児用のビデオ喉頭鏡の開発にも携わり、安全で確実な麻酔管理を行います。

肝臓移植の麻酔

年間約40件の小児の肝臓移植の麻酔管理を行っています。

無痛分娩

24時間体制で硬膜外無痛分娩、緊急帝王切開、産科救急の麻酔に対応し、母児の生命を守ります。

胎児・新生児治療の麻酔

周産期診療チームと共同して胎児、新生児の救命治療を行います。

対象疾患

麻酔が必要な全ての手術(先天性心疾患、肝臓移植、腎臓移植、小児外科、脳神経外科、新生児緊急疾患、耳鼻科、眼科、整形外科、形成外科、歯科等)、処置、検査、日帰り手術が対象です。

主な検査

ビデオ喉頭鏡、気管支ファイバースコープ、超音波ガイド下の神経ブロックおよび血管穿刺、終夜パルスオキシメトリー検査、睡眠ポリグラフ検査等の検査を行っています。


診療実績


2015 2016 2017
麻酔管理件数 4816 5179 5314
術後鎮痛管理件数 650 608 668
がん疼痛管理件数【粘膜障害を含む】 44 33 44
(内32は小児がんセンター)
外来鎮静件数 797 654 668

受診方法

外来診療担当表は、こちらをご覧ください。
受診方法については、こちらをご覧ください。

スタッフ紹介

診療科 診療部長 医員 フェロー レジデント
手術室 田村 高子      
麻酔科 遠山 悟史 糟谷 周吾
佐藤 正規
伊東 祐之
山下 陽子
行正 翔
蜷川 純
久保 浩太
古田 真知子
小柳 哲男(非)
竹本 彩(非)
丹藤 陽子(非)
福島 里沙(非)
阿部 真友子(非)
伊集院 亜梨紗(非)
井原 規公(非)
金山 旭
浦中 誠
風間 大樹
澤井 真優子
武井 寛英
古畑 紫利
山本 偉
弓場 智雄
笹本 光紀
疼痛管理科        
成人麻酔科        

(併)=併任、(非)=非常勤

医療従事者の方へ

院内全病棟の長期人工呼吸管理や、在宅医療への移行にも関与しています。また、患者の容態変化の評価に加え、機材機器の点検も我々に委ねられています。さらに閉塞性無呼吸、睡眠時無呼吸の診断検査、冷凍自己血貯血採血、医療ガス使用機器の点検などもあげられますが、現在そしてこれから最も重要と考えているもののひとつは、救急蘇生の教育に関する役割です。
手術集中治療部では、2002年4月より小児の二次救命処置の国際標準であるPALSをわが国で最初に導入しました。 欧米の施設と同様に、今後PALSを含む救急救命処置のスタンダードが院内の医師、看護師、技師全員が習得できる環境となれば、患者の安全は大いに向上するものと考えています。