理念と方針
理念
病院と研究所が一体となり、健全な次世代を育成するための医療と研究を推進します。
基本方針
- 成育医療のモデル医療や高度先駆的医療をチーム医療により提供します。
- 成育医療の調査・研究を推進します。
- 成育医療の専門家を育成し啓発普及のための教育研修を行います。
- 成育医療の情報を集積し社会に向けて発信します。
子どもの 患者 の 憲章
- 子どもたちは、いつでもひとりの 人間 として 大切 にされます。
- 子どもたちは、どんな 病気 であっても、もっともよいと 考 えられる 診療 を 受 けることができます。
- 子どもたちは、 病気 のことや 病気 を 治 していく 方法 について、それぞれの 年齢 や 理解度 にあわせて、 必要 で 十分 な 説明 を 受 けることができます。
- 子どもたちは、 病気 のことや 病気 を治していく 方法 について、 自分 の 考 えを 病院 の 人 やご 家族 に 伝 えることができます。
- 子どもたちは、 自分 で 自分 の 健康 についての 意思 決定 ができないとき、 代 わってご 家族 に 決 めてもらうことができます。
- 子どもたちは、 不安 なことやわからないことがあるときは、 病院 の 人 やご 家族 に 話 したり、 聞 いたりすることができます。
- 子どもたちは、 身体的 、 情緒的 、 発達的 ニーズにこたえられるスタッフによるケアを 受 けることができます。
- 子どもたちは、 親 または 親 に 代 わる 人 と 一緒 に 過 ごすことができます。
- 子どもたちは、 年齢 や 症状 にあわせて、 遊 び、レクリエーションに 参加 し、 教育 を 受 けることができます。
- 子どもたちのプライバシーは、いつでも 守 られます。
※ 患者 さんとその 保護者 ( 親権者 または 後見人 等 の 法定 代理人 )は、 患者 さんの 診療 記録 の 開示 を 求 めることができます。
※ 患者 さんとそのご 家族 は、 希望 すれば、セカンド・オピニオンを 求 めることができます。
当センターで診療を受ける方の権利憲章
- つねに人間としての尊厳をもって診療を受ける権利があります。
- 良質かつ適切なケアを、公正に受けることができます。
- 身体的、精神的苦痛を軽減するために必要なケアを受けることができます。
- 自らの診療に関わる決定において、十分な説明を受け、自らの意思で選択することができます。
- セカンド・オピニオンを求めることができます。
- 自らの診療記録の開示を求めることができます。
- 診療過程で得られた個人情報は保護され、院内では可能な限りプライバシーが守られます。
- 臨床研究、治験などの開発途上にある診療について、十分な情報提供を受けた上で、自由意思に基づき、それらに参加することができます。
当センターで診療を受ける方とそのご家族へのお願い
- 受診されている方の心身の健康状態に関する情報を、できるだけ詳しく、正確にお伝えください。
- 納得できる診療を受けられるように、十分に理解できるまで質問してください。
- 十分な治療効果が得られるように、診療にご協力ください。
- 当センターにおける研修・教育・研究に、ご理解・ご協力ください。
- 当センターの規則や社会のルールを守ってください。
※次のような迷惑行為(もしくは類似の行為)があった場合には、診療をお断りする場合があります。
- 他の患者さんやご家族、職員に対する暴力行為やセクシャルハラスメント等があった場合、もしくはおそれがある場合
- 大声、暴言または脅迫的な言動により、他の患者さんに迷惑をかけたり、職員の業務を妨げた場合
- 建物設備等を故意に破損等した場合
- 受診に必要でない危険な物品等を院内に持ち込んだ場合
国立成育医療研究センター臨床倫理指針
国立成育医療研究センターの成人診療に関する考え方