- トップ
- > 患者・ご家族の方へ
- > 病院の紹介
- > 各診療部の紹介
- > 小児外科系専門診療部
- > 歯科
歯科
基本情報
子どもの歯科として、主に基礎疾患のある小児の歯科治療を行っています。小児の歯科処置、歯科矯正治療、口腔外科処置、口腔外傷処置、全身麻酔下での歯科処置等を行っています。
診療内容・業務内容
診療体制
小児歯科医(常勤1名、非常勤1名、フェロー1名、レジデント1名)、矯正歯科医(常勤1名)、歯科衛生士(常勤2名、非常勤1名)が診療を行います。唇顎口蓋裂児には、新生児科、形成外科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科等、他科と連携し、チーム医療を行っています。
治療方針
乳歯の萌出前・萌出開始から、永久歯列の完成期までの一貫した口腔疾患の予防、管理、治療と咬合の管理を行います。
特に、併存症や診療非協力等により治療が困難であったり、全身麻酔下での歯科処置が必要な患児の対応を行っています。外来での診療が難しい患者に対しては、麻酔科管理による全身麻酔で歯科処置を行い、患者の負負担軽減を図っています。
主に先天性疾患を有する小児の咬合管理を行い、学童期には適切な医療機関で歯科矯正治療を受けることができるように配慮します。
専門分野
対象疾患
-
小児の歯科検診、虫歯の治療、歯科小手術(埋伏歯・過剰歯の抜歯、のう胞摘出術、舌小帯・上唇小帯延長術など)を行います。
-
自立支援医療(育成医療・更正医療)の認定機関です。口唇口蓋裂とその他の先天性疾患(ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む)、鎖骨・頭蓋異形成症、トリーチャー・コリンズ症候群、ピエール・ロバン症候群、ダウン症候群、ラッセル・シルバー症候群、ターナー症候群、ベックウィズ・ウィードマン症候群、常染色体欠失症候群、6歯以上の非症候性部分性無歯症等:日本矯正歯科学会のホームページ http://www.jos.gr.jp/facility/ を参照)および顎変形症には、歯科矯正治療に保険が適用されます。
先進医療、特殊医療
- 入院中や周術期の患者に対する虫歯の治療や口腔清掃等の口腔機能管理
- 腫瘍に対する放射線療法や化学療法を受ける患者の口腔機能管理
主な検査と説明
歯科一般のレントゲン診査、CT、MRI、歯科矯正診断のための顎顔面形態診査と顎機能検査等を行っています。
診療実績
全身麻酔下の歯科処置 | 2019 | 2020 | 2021 |
---|---|---|---|
齲蝕 | 38 | 26 | 28 |
抜歯 | 9 | 5 | 5 |
舌小帯延長術 | 4 | 0 | 1 |
過剰埋伏歯摘出術 | 25 | 16 | 25 |
下顎埋伏智歯摘出術 | 0 | 0 | 0 |
その他 | 0 | 3 | 6 |
合計 | 76 | 50 | 65 |
受診方法
受診には予約が必要です。予約センターに連絡し、予約してください。予約の変更も予約センターで対応します。初めて受診(初診)する場合は、医療機関(医院、病院)からの紹介状が必要です。
再診の方は、予約センターで予約してください。曜日毎に担当医が決まっているため、担当医の希望があれば、予約時に伝えてください。
-
外来診療担当表は、こちらをご覧ください。
-
受診方法については、こちらをご覧ください。
医療従事者の方へ
当科における主な研究は以下のとおりです。
成育医療研究開発事業
- 希少疾患における顎顔面および歯の成長発育に関する検討
- 全身疾患が歯および顎顔面の成長発育に与える影響に関する検討
認定非営利活動法人ハートリンクワーキングプロジェクト研究助成
- 小児がん経験者の歯科領域における晩期合併症の実態調査に関する研究
社団法人がんの子供を守る会
- 放射線治療の晩期合併症から歯と眼を守る-3Dアテニュエーター作製システムの開発
- 放射線治療の合併症から発育中の口腔顔面組織を防護する―放射線防護装置の設計と臨床応用
- 放射線治療から小児の歯を保護する-口腔組織を放射線治療合併症から保護する装置