女性歯科
基本情報
女性はライフコースに伴い健康課題が変化します。顎顔面口腔領域においても同様です。思春期、青年期、更年期、老年期と切れ目のない歯科保健の介入が求められます。思春期以降は、女性ホルモンの影響を受けたと考えられる歯科疾患が発現しやすく、女性ホルモンが欠乏する更年期を経て老年期に至るまで、歯科疾患を治療あるいは予防しながら、口腔の健康維持・増進を図ることが重要です。
女性歯科は、女性特有の歯科疾患および女性に多くみられる歯科疾患に対応するだけでなく、女性に多い全身疾患の影響で口腔に現れる症状に対し適切に対応し、女性の健康維持と増進に寄与します。
診療内容・業務内容
診療方針
- 歯科全般(保存修復治療、補綴治療、口腔外科治療、歯周病治療、予防歯科 等)に対応します。
- 全身疾患のある方は、女性総合診療センターの各診療科、あるいは、かかりつけ医と連携を取りながら対応します。
- 高い専門性が求められる歯科疾患については、高次医療機関の専門外来と連携して対応します。
専門分野
原因別の歯痛- 歯原性歯痛(歯や歯肉の痛みは、歯や歯肉に直接原因がある)
→歯科で対応します。 - 非歯原性歯痛(歯や歯肉の痛みは、他の部位に原因がある)
→原因である疾患別に、「歯科で対応するもの」と「医科で対応するもの」に分かれます。
対象疾患
- 歯周疾患(歯肉炎、歯周炎)
- 口腔機能障害(顎関節症、歯ぎしり など)
- 口腔乾燥症
- 硬組織疾患(虫歯、歯の怪我、知覚過敏 など)
- その他(口臭、親知らずの痛み、口内炎、虫歯予防 など)
受診方法
受診には予約が必要です。予約センターに電話し、予約をお願いいたします。初めて受診(初診)される場合は、他の医療機関からの紹介状が必要です。
※紹介状をお持ちでない場合でも受診はできますが、別途選定療養費(11,000円)がかかります。