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妊娠と薬情報センター
基本情報

妊娠と薬情報センターは2005年10月に厚生労働省事業として国立成育医療研究センター内に設置されました。妊娠と薬情報センターでは海外の先天異常ネットワークと連携して、薬剤の妊娠や胎児に与える影響に関する研究報告を収集評価し、妊娠中や妊娠を希望する女性に対して、妊娠・授乳中の薬物治療に関する相談業務を行っています。
また、相談者の情報を蓄積して研究を行い、日本における妊娠中の薬剤使用に関する安全性情報を発信しています。
診療内容・業務内容
相談業務
持病で妊娠中も薬剤を継続使用する必要がある方や、妊娠していることに気づかずに薬を使用した方、授乳中の薬の使用が心配な方の相談をうけています。これまでに、約20000件以上の妊娠・授乳中の相談申し込みがありました。広く各地域での相談に対応するため、全国47都道府県の拠点病院に「妊娠と薬外来」が設置され、専門的な研修をうけた医師・薬剤師が対応しています。
妊娠と薬の相談
2022年5月から、Web問診票システムによる相談申し込み方法になりました。患者さんご本人がWeb問診票システムにアクセスし、相談に必要な情報を入力します。その後、希望された拠点病院の「妊娠と薬外来」でカウンセリングをうけることになります。
相談申し込み方法、各拠点病院の案内や外来予約方法などの詳細は、【妊娠と薬について知りたい方へ】でご確認ください。
国立成育医療研究センターでは、月・水の週2回相談外来を行っています。
授乳と薬の相談
妊娠と薬情報センターでは、授乳中の薬剤使用に関する相談に、オンライン・電話で対応しています。相談のお申し込み方法については、【授乳と薬について知りたい方へ】をご確認ください。ホームページ内の「授乳と薬について知りたい方へ」には、授乳中のお薬の使用に関する基本的な考え方、授乳中に安全に使用できると考えられる薬の一覧表などの情報も掲載しています。
研究
妊娠と薬情報センターでは、同意の得られた相談者を対象に、妊娠転帰や児の予後に関する調査を行っています。調査結果に基づいて、妊娠中の薬剤曝露での安全性に関する研究を行っています。また、特定の疾患や疾患治療薬剤を対象に、登録調査研究も行っています。(高血圧合併妊娠、COVID-19等)
添付文書改訂事業
厚生労働省より委託をうけ、2016年から「妊婦・授乳婦を対象とした薬の適正使用推進事業」に取り組んでいます。妊娠・授乳中の薬剤使用に関する最新の知見を添付文書に反映し、より適切に治療が行えるよう、添付文書の「妊婦・産婦・授乳婦等への投与」「妊婦」「授乳婦」の項の記載内容に関する見直し・改訂作業を行っています。(タクロリムス、シクロスポリン、アザチオプリンの添付文書記載改訂(2018.7)、ニフェジピン、アムロジピンの添付文書記載改訂(2022.12))
診療実績
| 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|
妊娠・授乳相談総数 | 1267 | 1068 | 907 |
成育外来で対応 | 115 | 112 | 117 |
主治医のもとで対応 | 298 | 249 | 54 |
全国拠点病院で対応 | 344 | 316 | 507 |
電話で回答(妊娠) | 64 | 56 | 19 |
電話で回答(授乳) | 446 | 335 | 210 |
※1~12月 年間合計
一般医療者対象教育講演会 | 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|
参加者数 | - | 291 | 202 |
開局薬剤師対象研修会 | 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|
研修者数 | 120 | 238 | 70 |