代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
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看護部の紹介

看護部長のあいさつ

国立成育医療研究センター看護部は、受精・妊娠に始まり、胎児期、新生児期、乳児期、学童期、思春期、次世代を育成する成人期を含め、対象となる患者さんとそのご家族が生涯、健康な生活を維持・増進できるように看護を実践しています。そして、その支援は、現場にとどまらず地域や教育現場にまで及びます。

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看護部の基本方針(POLICY)の最初に「生命と人間性を尊重した看護を実践する」とあります。こどもをケアする看護職員にとって一番大切なことは「こどもの権利を擁護すること」だと考えます。倫理的感受性を持ちながら常に「こどもの権利を擁護するケア」は、成育看護の基盤であり見失ってはいけないものです。この成育看護の基盤とこどもの権利条約の4つの原則(注1)を踏まえ、「こどもの持つ力を引き出す関わり」「こどものセルフケア能力を高め、サポートする実践」「こどもの意思決定を支えるケア」「家族の理解を促進するケア」「きょうだい支援」「family- centered care (FCC)」 「安全で安楽な助産ケア」など、患者さん・ご家族に合わせたさまざまな看護を展開していきます。また、その看護ケアを通して、看護職員はケアを提供するだけではなく、患者さんからも多くのことを学びます。そして発達段階に合わせて、医療・学校教育・福祉が連携し、患者さんと共同した治療やケアを行います。 

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看護部の教育体制は、看護スタッフが自己成長できるキャリアラダーを取り入れ、成育看護の専門性を発揮しリーダーシップがとれる人材育成を目標としています。個々の成長が組織全体の成長につながるよう支援していきます。専門看護師や認定看護師を取得するための研究休職制度があります。

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2018年12月に「成育基本法」が成立し、2021年2月9日に閣議決定しました。この法律は「成育過程にある者及びその保護者並びに妊産婦に対し必要な成育医療等を切れ目なく提供するための施策を総合的に推進する」を目的としています。当院の役割は非常に大きいと感じています。"こどもがこどもらしく生活できる社会にする"ために医療の現場から我々にできること(看護研究・情報発信・教育・連携等)において貢献できればと思います。

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(注1)こどもの権利条約の4つの原則

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  1. 「こどもの命が守られる」
  2. 「こどもの最善の利益を考える」
  3. 「こどもが自分の意志を表明できる」
  4. 「差別を受けない」
国立成育医療研究センター
看護部長 嶋田せつ子

理念・基本方針

理念

命をはぐくみ、子どもと家族の未来を支える看護をめざします

基本方針

  1. 生命と人間性を尊重した看護を実践する
  2. 成長を助け、次のライフステージを見据えた支援を行う
  3. 成育看護を創造・発展させる人材を育成する

概要

病床数 490床(ICU20床NICU21床 GCU30床 MFICU6床)
外来定数 900名
看護職員 看護職員596名(定数)
看護単位 22看護単位
入院基本料 周産期病棟 7:1
小児病棟 小児入院医療管理料1
勤務体制 PICU・NICU:三交替制
病棟・手術室・救急センター:二交替制
動画コンテンツ 看護師・助産師の1日についてご紹介しています。こちらからご覧ください。

病棟紹介

11階西 病棟

11階西 病棟

発達段階 成人
主な診療科 産科、胎児診療科、母性内科、新生児科
看護内容 出産後のお母さんと赤ちゃんの病棟です。母児同室・母乳育児を推奨しており、退院してからの生活を視野に入れて丁寧に関わっています。また、当院で出産した方を対象に、産後ケア(コアラサポート)も行っています。
11階東 病棟

11階東 病棟

発達段階 思春期・成人
主な診療科 総合診療科、不妊診療科
看護内容 小児期より疾患を抱え成長した患者の、社会生活における自立を目指した援助を行っています。また、移植手術ドナー患者や不妊症の患者に対して、様々な葛藤や不安を傾聴し、細やかな配慮を心掛け、治療に専念できるよう支援しています。
10階西 病棟

10階西 病棟

発達段階 学童・思春期
主な診療科 小児がんセンター腫瘍科
看護内容 小児がんは、治癒が見込める病気となってきています。病気と闘いながら成長発達する患者とその家族を多職種チームで支え、その子どもの持っている力を引き出すような看護を心掛けています。
10階東 病棟

10階東 病棟

発達段階 学童・思春期
主な診療科 総合診療科、整形外科、消化器科
看護内容 総合診療科をメインとして、様々な疾患の患者さんが入院している病棟です。院内学級に通学している患者も多く、学校と協力して学習支援も行っています。夜間緊急入院を受け入れており、突然の病気やけがで不安な入院を多様な知識と技術で支援しています。
9階西 病棟

9階西 病棟

発達段階 乳幼児
主な診療科 移植外科、アレルギー科、内分泌代謝科
看護内容 臓器移植を受ける患者と家族を支え、急性期看護や退院後の生活を見据えた指導を移植コーディネーターと協働し行っています。またアレルギーエデュケーター、糖尿病療養指導士と連携し、入院前から退院後まで、患者のライフステージに沿った関わりを心がけています。
9階東 病棟

9階東 病棟

発達段階 乳幼児
主な診療科 総合診療科
看護内容 緊急入院が多く、患者・家族の不安に寄り添った看護ができるように心掛けています。また、在宅移行患者の退院支援では、訪問医や訪問看護師と連携しながら患者・家族に適した在宅調整ができるように検討しています。
8階西 病棟

8階西 病棟

発達段階 乳幼児、学童期
主な診療科 小児がんセンター腫瘍科
看護内容 小児がんの患児・家族が安心して治療を受けられ、その子らしい生活を送る事ができるようにサポート体制を構築しています。また、疾患の再発による終末期の患児に対する緩和ケアや精神的ケアなど幅広い視野でサポートできるように関わっています。
8階東 病棟

8階東 病棟

発達段階 乳幼児
主な診療科 循環器科、心臓血管外科、腎臓・リウマチ科膠原病科、神経内科
看護内容 先天性心疾患や腎不全などの病気を持つこども達が入院しています。補助人工心臓を装着した患者の看護を充実させるため、人工心臓管理技術認定士もいます。また、心臓移植(国内・海外)を受ける患者さんや家族の支援を行っています。
7階西 病棟

7階西 病棟

発達段階 乳幼児
主な診療科 脳神経外科、整形外科、形成外科、耳鼻科
看護内容 成長段階に合わせ、繰り返し手術を受ける患児が多いため、創管理、ドレーン管理、リハビリ、栄養管理等入院から在宅まで幅広い支援を行っています。さらに、きょうだいを含んだ家族支援にも力を入れています。
7階東 病棟

7階東 病棟

発達段階 新生児、乳幼児、学童期
主な診療科 外科、泌尿器科、眼科、総合診療科
看護内容 主に新生児から学童期の外科的疾患を持つ子どもが入院し、それぞれの成長発達に合わせた看護を行っています。手術や検査に対する心の準備の支援(プリパレーション)を行い、不安や苦痛が少しでも軽減できるような看護をしています。
6階西・6GCU 病棟

6階西・6GCU 病棟

発達段階 周産期医療を必要とする成人期、新生児期
主な診療科 産科、胎児診療科、新生児科
看護内容 母児とその家族が持つ産み育てる力、生まれてくる力を育み、発揮できるよう安心、安全な環境を提供し支援しています。また、助産外来、母乳外来、産前指導など運営し看護の専門性やスキルアップを図っています。
6階東・MFICU 病棟

6階東・MFICU 病棟

発達段階 周産期医療を必要とする成人期、新生児期
主な診療科 産科、胎児診療科、母性内科
看護内容 ハイリスク妊産婦に対し、最良な状態で出産を迎えられるよう、安心・安全な環境、心に寄り添う看護を提供しています。また、産後は多職種や地域と連携して育児環境を整え、個別性に沿った看護を提供しています。
手術室

手術室 病棟

発達段階 胎児~成人まで(70%が12歳以下)
主な診療科
看護内容 先天性の異常や奇形に対する手術が多く、成長・発達段階に応じて、複数回手術を受ける患者もいます。術前・術後訪問により、患者のストレスを最小限にし、安全に手術を受けられるように支援しています。
4GCU 病棟

4GCU 病棟

発達段階 新生児、低出生体重時
主な診療科 新生児科を主科とし、外科系各科・内科系各科
看護内容 育児や成長発達を助け、円満な家庭復帰を目指した家庭支援に力を入れています。在宅医療に移行するお子さんは、総合診療部や中間ケア病床と定期的なカンファレンスを行い、MSWや地域と連携し、円滑な家庭復帰を目指した育児・退院指導を行っています。
NICU 病棟

NICU 病棟

発達段階 新生児、低出生体重時、超低出生体重児
主な診療科 新生児科を主科とし、外科系各科・内科系各科
看護内容 500g未満の出生児や24週未満で出生した、ハイリスク児の集中治療看護や手術を要するお子さんの先駆的治療に対応できる専門的知識・技術を、親子の愛着形成を重視しながら提供しています。NICU内で年間約130例の手術を実施しています。
PICU 病棟

PICU 病棟

発達段階 新生児から思春期(平均年齢は2~3歳)
主な診療科 集中治療科
看護内容 生命の危機にある患者さんや高侵襲の手術直後の患者に対して、ECMOなどの特殊機器を用いた治療や、高度な知識や技術を駆使した看護を提供しています。緊急場面では何よりも多職種との連携が重視されるため、日頃よりコミュニケーションが良好に図れるように取り組んでいます。
外来

外来

発達段階 外来を受診するすべての患者
主な診療科 産科、小児科
看護内容 外来では、健康障害のある患者さんのフォローアップや看護相談・各種検診を行い、安心して生活ができるように支援しています。さらに、移行期看護として、子どもから大人になることへのサポートを行っています。
救急センター

救急センター

発達段階 当センターを受診するすべての年代の方を対象
主な診療科 救急診療科、周産期・母性診療センター
看護内容 院内トリアージや重症患者対応に加え、多職種と連携した子ども虐待対応・子どもの事故予防啓発、ホームケア指導などを行っています。子どもたちの生命を守り、かつ子どもの健やかな成長発達のために、保護者が安心して育児を行えるようにも支援しています。
もみじの家

もみじの家

発達段階 0歳~18歳未満
主な診療科 在宅診療科、緩和ケア科
看護内容 医療型短期入所施設であり、医療ケアを生活を支える手段の一つと捉えて、可能な限り自宅でのケアを引き継ぎ、時には自宅での生活をより良くするためにどうしたらよいかという視点でサポートしています。また、最後の時間を家族と過ごすために支援しています。

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