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『プレコンセプ ションケア日米合同カンファレンス』開催
プレコンセプションケア を広めるため日米関係者が連携

国立成育医療研究センター プレコンセプションケアセンターなどは、12月12日(土)に『プレコンセプ ションケア日米合同カンファレンス』を開催しました。プレコンセプションケア(preconception care/preconception health and care 略称:プレコン)は「妊娠前の女性とカップルに医学的・行動学的・社会的な保健介入を行うこと」と世界保健機関(WHO)で定義され、その目的は、対象者の健康状態を改善し、母子健康アウトカムに影響しうる行動や個人的・環境要因を減らし、健康を改善することとされています。昨今、不妊治療が注目されていますが、その一方で、不妊治療が必要となるもっと以前の年代からプレコンセプションケアをしっかりと行うことで、健やかな次世代を育成していくことが重要だと考えています。プレコンセプションケアを普及させるためには、医師・助産師などの医療者だけでなく、教育・地域保健・職域の改革、そして企業など各分野を巻き込んだ改革が必要です。それを成功させている数少ない国の一つ米国で、プレコンセプションケアを牽引しているノースカロライナ大学のSarah Verbiest教授を迎え、米国のプレコンセプションケアの現状や課題、広めるための戦略、有益な情報源などについて基調講演をしていただいきました。また、日本におけるプレコンセプションケアについて、衛生学・公衆衛生学、産科/女性外科、助産師などの専門家から、そしてヘルスリテラシーと情報社会についてなど様々な立場やトピックからプレコンセプションケアについての講演が行われました。その後、プレコンセプションケアを推進するための施策が議論されました。
このカンファレンスで、プレコンセプションケア日米合同ワーキンググループが発足し、日米の様々な分野で協力して今後プレコンセプションケア を広めていくことが宣言されました。

12月12日「プレコンセプションケア日米合同カンファレンス」の様子

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