代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
〈月~金曜日(祝祭日を除く)9時〜17時〉

  • アクセス・交通案内
  • 予約センター
  • MENU

「プレコンセプションケアセンター10周年オープンセミナー プレコンを当たり前の世の中にするために」2025年12月6日

女性の健康総合センターのプレコンセプションケアセンターは、2025年12月6日(土)にオープンセミナー「プレコンを当たり前の世の中にするために」を開催いたしました。本セミナーはプレコンセプションケアセンター10周年と、女性の健康総合センターの開設1周年を記念して行ったものです。
2025年5月にこども家庭庁は「プレコンセプションケア推進5か年計画 ~性と健康に関する正しい知識の普及と相談支援の充実に向けて~」を発表しました。プレコンセプションケアは元々、周産期死亡率の低下や新生児予後の改善を目的とした、健康な妊娠・出産を目指す「妊娠前のケア」という概念でしたが、現在はそれにとどまらず、生涯にわたり、身体的・精神的・社会的(バイオ・サイコ・ソーシャル)に健康な状態であるための取組として、「性別を問わず、適切な時期に、性や健康に関する正しい知識を持ち、妊娠・出産を含めたライフデザイン(将来設計)や将来の健康を考えて健康管理を行う」概念である、と述べられています。
このような背景のもと、本セミナーは「プレコンを当たり前の世の中にするため」に、これまでの日本でのプレコンセプションケアを振り返り、世界の好事例や日本国内での取り組みを知るという目的で開催されました。
本セミナーのハイライトは、米国のプレコンセプションケアを牽引してこられたノースカロライナ大学社会福祉学部教授兼Jordan家族研究所所長であるSarah Verbiest博士の講演「米国のプレコンセプションケア」と、本セミナーの講演を踏まえたディスカッションです。ディスカッションでは、「慢性疾患をもった人たちへのアプローチ」「教育や情報提供」「男性のプレコンセプションケア」をテーマに活発な議論が行われました。
各国・地域の好事例を共有し、多様な視点から議論を深めることで、プレコンセプションケアを「特別なもの」ではなく「当たり前のヘルスケア」として社会に根付かせていくための多くの示唆が得られたセミナーとなりました。

※各講演および、ディスカッションは動画でも公開していますのでぜひご覧ください。

講演動画

「日本のプレコンセプションケア」

国立成育医療研究センター 女性内科 診療部長 荒田 尚子 先生


「オーストラリアのプレコンセプションケア」

北海道大学 医学部 公衆衛生学教室 准教授 前田 恵理 先生


「北海道大学 COI-NEXT 「こころとカラダのライフデザイン 共創拠点」の取り組み ― 若者の笑顔を広げる―」

北海道大学 医学部 公衆衛生学教室 玉腰 暁子 先生


米国のプレコンセプションケア

ノースカロライナ大学社会福祉学部 教授 兼 Jordan家族研究所 所長  Sarah Verbiest 先生


ディスカッション -プレコンを当たり前の世の中にするために-

主催

女性の健康総合センター、プレコンセプションケアセンター

共催

北海道大学 COI-NEXT 「こころとカラダのライフデザイン 共創拠点」

ページトップへ戻る