代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
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アレルギーの原因となる食物の摂取について ~楽しくおいしく食べて治しましょう~

当センターでは、抗原食物を無理に食べさせたり、薬のように義務的に摂取させたりすることは推奨していません。日常の食事と同じように、「楽しく・おいしく」 食べることを大切に指導しています。
食物アレルギー治療において「経口免疫療法(OIT)」という言葉がよく使われますが、当センターでは、無理に食べるのではなく、アレルギー症状が出ない量を定期的に摂取することで、免疫をゆっくりと変えていく「経口免疫寛容を誘導する方法」 を行っています。最近では、【極微量】からスタートし、食物経口負荷試験で安全な量を確認しながら、少しずつ進める方法が、従来の「自宅でどんどん増量していく方法」よりも、「食べられる量(閾値)が有意に増える」「自宅でアレルギー症状出さず、アナフィラキシーや救急受診のリスクがない」ことが分かってきました。そのため、症状が出るのに無理に増やすことはしません。
口の中がかゆくなったり、軽い症状でも「食べたくない」という気持ちが芽生えてしまいます。また、強い症状(アナフィラキシーなど)が起こると、心理的にも大きな影響を与え、食べること自体が怖くなってしまいます。だからこそ、「症状が出ないように、楽しく食べて治していく」これが私たちの治療方針です。

超極微量レシピ

アレルゲン食品そのものが食べにくいお子さんでも、蒸しパンなどに工夫して取り入れることで、安全に摂取を続けることができます。当センターでは、ナッツ類を0.002gという超極微量から摂取できる蒸しパンレシピも開発しています。「ちょっとずつ、楽しく、美味しく」治療を進めていきましょう!
※具体的なレシピや指導については、外来受診時に主治医ご相談ください。

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