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心臓血管外科
基本情報
常勤医師3名(心臓血管外科専門医2名を含む)とフェロー1名の4人体制で年間200例以上の手術を行っています。手術成績の向上に努めるとともに、チーム医療体制の強化と若手医師の教育に力を入れています。
診療内容・業務内容
治療方針
先天性心疾患の診療には、診断、薬物治療やカテーテル治療、手術、術後管理、その後の外来での長期管理など様々なステップがあります。心臓血管外科は、新生児から成人に至るまで、あらゆる先天性心疾患及び後天性小児心疾患の手術治療を担当しています。
外科治療を要する様々な先天性心疾患のなかで、特に低出生体重児や新生児の先天性心疾患と、複雑な病態を示す成人先天性心疾患の治療に力を入れています。心疾患、年齢、合併症などを考慮し、それぞれの患者に最も適した手術を行うよう心がけています。先天性心疾患の治療成績の向上には、診療の各ステップを専門家が行い、かつ治療全体を齟齬なくスムーズに進めるチーム医療が必要と考えています。染色体異常や症候群など心臓以外の複数の臓器に問題を抱える患者は、幅広い集学的医療を必要とするため、診療科間の協力体制が特に重要です。
対象疾患
(1) 手術を要する小児及び成人先天性心疾患、手術を要する小児の後天性心疾患
先天性心疾患に対する代表的な術式の解説
特に力を入れている手術
- 複雑先天性心疾患を有する新生児や低出生体重児の心臓手術
- 小切開心臓手術
- 複雑な成人先天性心疾患に対する心臓手術
- 重症例に対するハイブリッド心臓手術(循環器科と合同で施行)
- 血管結紮クリップによる両側肺動脈絞扼
(2) 重症循環不全、呼吸不全に対する膜型人工肺による補助循環
外来診療
毎週月曜、水曜、金曜の午前に外来診療を行っています。毎月第3金曜(休日等で診療ができない場合は翌週の金曜)は特殊外来としてペースメーカー外来を行っています。循環器科と連携し、心臓血管外科は手術や入院中の管理に重点を置いています。成人先天性心疾患に対する長期の綿密な管理の重要性を鑑みて、外来診療は循環器科が中心となって行う体制を取っています。
入院診療
入院診療の中心は手術治療です。火曜、木曜を定時手術日とし、重症例1例、または軽症例2例の手術を行っています。緊急手術に関しては、麻酔科や手術室の協力のもと、曜日を問わず随時施行しています。術後のICU滞在中の管理は、集中治療科が中心になり行います。患者の状態に関して緊密に連携・協力しながら治療を行っています。一般病棟での管理は、循環器科や総合診療部と連携して行っています。
診療実績
2018 | 2019 | 2020 | |
---|---|---|---|
開心術 | 106 | 87 | 80 |
非開心術 | 133 | 155 | 125 |
総数 | 239 | 242 | 205 |
医療従事者の方へ
当センター外のNICUからの心臓手術のご依頼には積極的に対応しております。その際、心臓術後が落ち着きましたら、ご紹介元病院のNICUへ転院することも可能です。くわしくはこちらをご覧ください。