国立研究開発法人 国立成育医療研究センター National Center for Child Health and Development

代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
〈月~金曜日(祝祭日を除く)9時~17時〉

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患者・ご家族の方へ Patient & Family
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血液腫瘍科、脳神経腫瘍科、固形腫瘍科、移植・細胞治療科

基本情報

小児がんセンターで、小児の悪性疾患を主に扱う内科系診療科として、「血液腫瘍科」、「固形腫瘍科」、「脳神経腫瘍科」、「移植・細胞治療科」の4診療科があります。また将来的には、緩和ケア科、長期フォローアップ科を設置予定です。病理診断部や放射線診断科、更には研究所と連携して質の高い診断を行い、外科系診療科や放射線治療科と連携して質の高い集学的治療を提供しています。また、全国的な多施設共同臨床試験にも積極的に参加しています。

診療内容

血液腫瘍科

白血病、リンパ腫、組織球症など小児の造血器悪性腫瘍の診断や治療を行います。日本小児白血病リンパ腫研究グループ(JPLSG)に属し、多施設共同臨床研究を行っています。白血病・リンパ腫に関しては、初発のみならず再発・難治症例も数多く診療しています。また、ランゲルハンス細胞組織球症の症例数は国内で有数の施設の一つです。

固形腫瘍科

神経芽腫、網膜芽腫、肝腫瘍、腎腫瘍、骨軟部腫瘍など小児の悪性固形腫瘍の診断や治療を行います。日本神経芽腫研究グループ(JNBSG)、日本横紋筋肉腫グループ(JRSG)、日本小児肝癌スタディグループ(JPLT)、日本ウィルムス腫瘍スタディグループ(JWiTS)などの主要な小児がん多施設共同臨床研究グループの参加施設として活動しています。特に神経芽腫については、臨床試験の企画、実施に積極的に関与しています。

脳神経腫瘍科

脳腫瘍や脊髄腫瘍などの中枢神経系腫瘍の診断や治療を行います。脳神経外科、放射線治療科と一体となって、あらゆる小児脳腫瘍に対応してチーム医療を提供します。また日本小児脳腫瘍コンソーシアム(JPBTC)の参加施設として、多施設共同臨床試験への参加を予定しています。

移植・細胞治療科

白血病などの造血器疾患に対する骨髄移植やさい帯血移植、神経芽腫など悪性固形腫瘍に対する自家末梢血幹細胞移植などの造血幹細胞移植を行います。当センターは日本骨髄バンク・さい帯血バンクの移植認定施設です。

こどもサポートチーム(緩和ケアチーム)

さまざまな診療科の医師、専門看護師、チャイルドライフスペシャリスト、臨床心理士、薬剤師及び
ソーシャルワーカーなどにより構成される緩和ケアチームを設置しています。

長期フォローアップ

小児がん経験者に生じる問題を理解し、適切に対応するために、経験豊富な看護師が治療サマリーやフォローアッププログラムを用いた対応を行っています。


専門分野

小児がん情報サービス(国立がん研究センターがん対策情報センター)

小児がん情報サービスは、小児がん中央機関の業務として、国立がん研究センターと共同して、2014年4月にインターネット上に開設されました。小児がん拠点病院の情報や、小児がんに関連する医学情報、臨床研究、治験、支援活動などが掲載されています。(URL: http://ganjoho.jp/child)

小児がん情報サービスURLの画像

小児がんセンターにおけるがん診療の特色


診療実績

当センターでは、白血病やリンパ腫などの造血器腫瘍、脳腫瘍や脊髄腫瘍などの中枢神経系腫瘍、神経芽腫、肝腫瘍、腎腫瘍、骨軟部腫瘍などの固形腫瘍と、ほぼすべての小児がん疾患に対応できる体制をとっています。特に、外科系診療科、放射線治療科などと共同して集学的治療を要する中枢神経系腫瘍と固形腫瘍の割合が高いのが特徴です。


疾患群別診療実績

疾患群 診療実績小計疾患診療実績(新規診断例のみ*)
2010年 - 2012年2013年
造血器腫瘍急性リンパ性白血病268
急性骨髄性白血病123
リンパ腫155
組織球症274
その他73
中枢神経系腫瘍脳脊髄腫瘍6329
固形腫瘍網膜芽腫・眼腫瘍369
神経芽腫群腫瘍169
腎腫瘍32
肝腫瘍125
骨腫瘍31
軟部腫瘍47
胚細胞腫瘍112
その他71
合計24288
※上記の他、多数の再発・難治小児がんの患者さんの診療を行っています。
NCCHD診療実績(円グラフ)の画像

造血細胞移植実績


造血細胞移植実績
2010年 - 2012年2013年
同種造血細胞移植2610
同胞間造血細胞移植50
家族間ハプロ造血細胞移植12
非血縁造血細胞移植115
さい帯血移植93
自家造血細胞移植197

受診方法

受診には予約が必要です。予約センターに連絡し、予約してください。予約の変更も予約センターで対応します。初めて受診(初診)する場合は、医療機関(医院、病院)からの紹介状が必要です。

  • 外来診療担当表は、こちらをご覧ください。
  • 受診方法については、こちらをご覧ください。

または、医療連携室(電話直通03-5494-5486、平日8:30-17:00)に医師から連絡をしていただくようにお願いします。

セカンドオピニオンについて

当院では多くの種類の小児がんに対応したセカンドオピニオン外来を開設しています。必要により複数の診療部門の専門医によるセカンドオピニオンの提示も可能です。

セカンドオピニオンは現在診療を受けている主治医以外の専門医から「第二の意見」を聞くものです。小児がんはしばしば致命的な病気であること、治療に伴うリスクが大きいこと、進歩の著しい医学領域であることなどから、複数の医療施設、あるいは医療者の意見を求めることはよりよい治療を選択する手助けになり得ます。
当センター医師によるセカンドオピニオンを希望される場合は、その旨を、必ず現在の主治医にお伝えして、主治医から診療情報を提供していただくようお願いいたします。また、他の医療機関の医師によるセカンドオピニオンについても、可能な範囲で情報提供をいたします。

小児がん相談支援センター

小児がん相談員(ソーシャルワーカー)が窓口となり、医師や看護師と連携して小児がんに関連するさまざまな相談に応じております。患者家族以外の方からのご相談も受け付けております。
ご相談をご希望の方は病院代表(03-3416-0181)までご連絡ください。

スタッフ紹介

小児がんセンターでは、日本小児血液・がん学会、日本血液学会、日本造血細胞移植学会などの専門医・認定医・指導医の資格をもった経験豊富なスタッフ医師(センター長、医長、医員)による指導体制の下、フェローおよびレジデント医師とともに、チーム医療を通じた、エビデンスに基づく質の高い医療を実践しています。


診療科 医長 医員 フェロー
血液腫瘍科 富澤 大輔 清谷 知賀子
塩田 曜子
大隅 朋生
山田 悠司
木村 由依
吉田 馨
津村 悠介
安藤 理恵
吉村 聡
固形腫瘍科
脳神経腫瘍科寺島 慶太
移植・細胞治療科 加藤 元博

小児がんセンターで実施中の臨床試験

小児がんセンターでは、当センターの倫理審査委員会の承認を受けて、様々な臨床試験に参加・実施しています。


小児がんセンターにおける専門研修

小児がんは成人がんと比較して数こそ少ないのですが、多種多様な疾患があり、正確な診断と適切な治療を行うことができる専門医が必要不可欠です。将来の小児がん診療を担う人材の育成は、小児がん拠点病院の重大な責務であり、私たち国立成育医療研究センター小児がんセンターでは、以下の研修プログラムを設けています。

レジデント研修プログラム

小児がんセンター レジデント研修

総合診療部レジデント研修の一環として、原則として2か月間の研修を受け入れています。
小児科専門医の取得を目指して、「小児の悪性腫瘍の一般的特性を知り、初期診断法と治療の原則を理解するとともに、集学的治療の重要性を理解する。頻度の高い良性腫瘍についての知識を修得する」という、腫瘍分野の到達目標を達成できるように、研修を受けていただきます。

小児がんセンター レジデント研修の目標

  1. 経験豊富な上級指導医、フェローのもとで代表的な小児がんの症例を経験する。
  2. 様々な専門診療科の医師や多職種の医療従事者と共同したチームで診療することを学ぶ。
  3. 小児がんのこどもや家族との接し方を学ぶ。
  4. Journal Club (文献抄読会)や小児がんセンター内の勉強会への参加を通じて、小児がん領域における一般的知識を習得する。

フェロー研修プログラム

小児がんセンター フェローシップ研修

(原則3年間、2年間の研修についても相談に応じます)

小児がん診療の全体を網羅する幅広い小児がん専門研修を行っていただくために、原則として6か月ごとに専門チーム(造血器腫瘍、脳神経腫瘍、固形腫瘍)をローテートし、専門的知識および医療技術に裏打ちされた視野の広い小児血液・腫瘍医になることを目指します。研修修了後には、小児血液・がん専門医の受験資格を得ます。

専門診療チーム(担当スタッフ医師)4月〜9月10月〜3月
血液腫瘍チーム(富澤、加藤、大隅)フェロー A医師フェロー C医師
固形腫瘍チーム(加藤、清谷、塩田)フェロー B医師フェロー A医師
脳神経腫瘍チーム(寺島、清谷)フェロー C医師フェロー B医師

小児がんセンター フェロー研修の目標

  1. 経験豊富な上級指導医のもとで十分な数の症例を経験する。
  2. 様々な専門診療科の医師や多職種の医療従事者と共同したチームで診療する。
  3. 高度で先端的な医療および専門診療を経験するともに、臨床研究にもふれる。(※希望に応じて、基礎研究にふれていただくことについても相談に応じます)
  4. Journal Club (文献抄読会)や各種学会等への参加を通じて、小児がん領域における最新の知識を習得し、情報発信(学会発表や論文執筆など)を行う。