国立研究開発法人 国立成育医療研究センター National Center for Child Health and Development

代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
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患者・ご家族の方へ Patient & Family
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リハビリテーション科

基本情報

リハビリテーション科では、周産期から学童期まで様々な障害を抱えた子どもの発達支援や、社会参加に向けた相談に応じています。子どもと家族が安心して地域で暮らしていけるように、地域の医療・福祉・教育機関との連携を大切にしたいと考えています。
施設基準として、脳血管疾患リハビリテーション(Ⅰ)、運動器リハビリテーション(Ⅰ)、呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)、がんリハビリテーション、障害児(者)リハビリテーションの基準を満たしています。

リハビリテーション室入口(B1F)
リハビリテーション室入口(B1F)の画像
リハビリテーション室
リハビリテーション室の画像

診療内容・業務内容

先天的および後天的疾患により生じた障害に対して、早期発見、早期介入を行います。特定の疾患・障害に対して、検査や計測による評価を行い、診断治療方針に役立てています。また、移動能力をはじめとする日常生活動作が困難な場合は、成長発達に合わせて補装具(下肢装具、座位保持装置、車椅子など)の処方・作製を行っています。

理学療法(Physical therapy:PT)

理学療法では運動機能や呼吸機能の問題を改善するため、主に動作や姿勢に関する治療を行います。子どもの発達を促し、日常生活におけるアドバイスを行います。当院の理学療法の特徴として、新生児集中治療室からの早期発達支援(ハイリスク児の発達フォローアップ)、小児集中治療室術後早期からの呼吸リハビリテーション、人工呼吸器をつけた子どもの在宅支援を行っています。

対象

  • 先天性あるいは後天性の疾患に伴う運動発達の遅れ(脳性麻痺など)
  • 周産期の問題に起因する発達の遅れ
  • 外傷あるいは疾患に伴う麻痺や運動機能の低下(骨折・二分脊椎など)
  • 周術期や呼吸器疾患に伴う呼吸障害
  • 長期安静に伴う廃用症候群
理学療法1の画像
理学療法2の画像

作業療法(Occupational therapy:OT)

作業療法では、様々な原因で発達の未熟性や偏りをもつ子どもの生活全般の問題や、機能障害に対する介入を行っています。主な手段として、子どもの最も主体的な活動である「遊び」を用いて、子どもの最大限の能力を引き出す支援を心がけています。

対象

  • 小児がんや周術期などの廃用症候群
  • 染色体異常や低出生体重児などによる発達の未熟性
  • 自閉症等の発達障害や高次脳機能障害による行動や生活の障害
  • 脳の障害や手の先天異常などによる身体機能障害
  • 発達特性や治療の影響などによる摂食障害  他
作業療法2の画像
作業療法3の画像

言語聴覚療法(Speech-Language-Hearling therapy:ST)

言語聴覚療法では、ことばや聞こえ、食べたり飲みこんだりする機能に難しさのある子どもに対して評価を行い、必要に応じて指導を行います。また、子どもが関わる他施設(地域の療育センター・ろう学校など)と連携を行います。

対象

  • ことば:発達や高次脳機能障害などによることばやコミュニケーションの問題
  • きこえ:聴覚障害によることばの発達や獲得、コミュニケーションの問題、人工内耳の術前評価およびマッピング
  • はなす:口蓋裂術後の構音障害および鼻咽腔閉鎖機能の評価と指導、口蓋裂チーム外来の一員として、方針の決定と指導、音声障害
  • たべる:哺乳や食べたり飲み込んだりする機能の評価と指導
言語聴覚療法の画像

専門分野

全科疾患における障害が対象です。主に周産期ハイリスク児やその他の疾患による運動発達の遅れ、摂食の問題、人工呼吸器管理を有するような急性期呼吸器疾患のケア、形成・耳鼻疾患や発達障害によるコミュニケーションの問題、脳損傷後の高次脳機能障害による就学の問題等に対応しています。

診療実績

新規依頼数


2015 2016 2017
理学療法(PT) 入院 559 588 562
外来 7973 95
作業療法(OT) 入院 90 105 123
外来 44 24 22
言語聴覚療法(ST) 入院 24 25 24
外来 181 130 169

療法別実施件数及び単位数


2015 2016 2017
理学療法(PT) 外来件数 1308 1004 606
入院件数 7797 9003 10013
総単位数 15665 16315 16674
作業療法(OT) 外来件数 399 332 311
入院件数 3090 3558 3692
総単位数 6935 7302 7338
言語聴覚療法(ST) 外来件数 1795 1678 1589
入院件数 1138 1380 1292
総単位数 5569 5639 5563

算定項目別実施件数


2015 2016 2017
PT OT ST PT OT ST PT OT ST
脳血管リハ 1736 1013 750 1504 842 622 1142 582 384
脳血廃用 4 49 23 - - - - - -
運動器リハ 1117 39 - 1022 84 - 780 53-
呼吸器リハ 802 - - 840 1 - 1131 1 -
障害児6未 4435 1584 1367 4732 1649 1595 5307 1839 1757
障害児18未 944 776 697 1154 1024 638 1178 1215 590
障害児18以上 201 36 66 305 47 54 300 47 21
早期加算 2753 764 453 2427 356 218 2349 264 191
退院時指導 58 4 4 39 11 8 33 1 4
検査 - - 725 - - 755 - - 751

実施件数当たりの平均単位数


2015 2016 2017
理学療法(PT) 外来 1.94 1.82 1.94
入院 1.68 1.61 1.55
平均 1.72 1.63 1.57
作業療法(OT) 外来 2.34 2.43 2.37
入院 1.94 1.83 1.79
平均 1.99 1.88 1.83
言語聴覚療法(ST) 外来 2.13 2.18 2.26
入院 1.54 1.44 1.53
平均 1.9 1.84 1.93

受診方法

外来・入院とも当院他科からの紹介後、リハビリテーション科医師による診察を行い、必要に応じて理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士、マッサージ師による評価、訓練、指導を行います。また、在宅生活における社会的支援に向けて、各科医師や看護師、医療ソーシャルワーカー等と情報共有しながら、リハビリテーションに関する相談に応じています。

スタッフ紹介

診療部長 医員
上久保 毅 橋本 圭司(非)

(併)=併任、(非)=非常勤


理学療法士 8名(常勤6名、非常勤2名)
3学会合同呼吸療法認定士5名、NST専門療法士1名、福祉住環境コーディネーター(2級)2名
日本理学療法士協会、未熟児新生児学会、日本集中治療学会、日本静脈経腸栄養学会、日本心臓リハビリテーション学会
作業療法士 3名(常勤3名)
日本作業療法士協会、日本感覚統合療法学会、ハンドセラピー学会、ホスピスケア研究会
言語聴覚士 3名(常勤3名)
日本言語聴覚士協会、日本コミュニケーション障害学会、日本口蓋裂学会、日本聴覚医学会
マッサージ師 1名(常勤1名)
心理療法士 2名(常勤1名、非常勤1名)
事務職員   1名(非常勤1名)

医療従事者の方へ

2014年度学会発表・論文

理学療法部門

  • 第1回日本小児理学療法学会学術集会:身体抑制と運動発達に関する一考察~メチルマロン酸血症により脳障害を呈した症例
  • 第68回国立病院総合医学会:小児の身体表現性障害に対する理学療法の経験
  • 第68回国立病院総合医学会:カポジ様血管内皮腫による慢性疼痛により歩行障害を呈した児への介入

作業療法部門

  • 第3回日本小児多職種研究会:小児高次脳機能障害への小集団プログラムの取り組み
  • 第68回国立病院総合医学会:下肢リンパ浮腫を呈した成人期Prader-Willi syndromeの治療報告
  • 総合リハビリテーション(2014,42):当センターにおける小児がんに対する作業療法の取り組み

言語聴覚部門

  • 第40回日本コミュニケーション障害学会:第一第二鰓弓症候群児の鼻咽腔閉鎖機能と構音について
  • 第68回国立病院総合医学会:哺乳障害に対して哺乳瓶のミルク流量コントロールを行い経口哺乳が可能となった一症例