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患者・ご家族の方へ Patient & Family
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令和2年度 国立成育医療研究センター 病院指標

年齢階級別退院患者数

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 7065 1701 290 1095 410 - - - - -
国立成育医療研究センターは小児および妊婦の患者さんを中心に診療を行っており、退院患者数10,561人のうち、20歳未満が約8,766人(83%)を占めています。成人患者さんは女性の割合が高く、妊娠・分娩に関連した患者さんが多くを占めます。また、先天性または小児期発症の基礎疾患がある成人患者さんの入院診療も必要に応じて提供しています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

総合診療部

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 135 9.77 13.0 1.5% 2.7
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし 84 8.49 6.46 0% 3.5
140080xx99x00x 脳、脊髄の先天異常 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 62 2.00 3.15 0% 0.2
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 43 6.91 8.18 0% 1.9
150070x1xx01xx 川崎病(2歳未満) 手術・処置等1なし 手術・処置等2-1あり 42 8.26 10.15 0% 0.6
2020年は新型コロナウイルス感染症流行の影響により、新型コロナウイルス以外のウイルス感染症―RSウイルス感染症、インフルエンザ感染症など―が極端に少なく抑えられた1年でした。その影響で、当科に入院した子どもたちの人数も入院理由も例年とは大きく異なる1年となりました。全体の入院患者数は例年の約6割で、気管支炎や肺炎など呼吸器感染症での入院数は例年の1/5程度、例年入院患者数が最も多い気管支喘息発作患者数も例年の1/3まで大幅に減少しました。川崎病の患者数はやや減少、尿路感染症の患者数はほぼ例年通りでした。新型コロナウイルス感染流行で我々の生活は大きく変化しております。今後の入院患者動向についても引き続き注意深く観察してゆく必要があります。

救急診療科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx99x00x 脳しんとう 25 1.84 8.18 0% 5.8 外傷後経過観察パス
080270xxxx0xxx アナフィラキシー 21 1.67 2.5 0% 2.44 アナフィラキシーパス
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 副傷病なし - - - - -
060380xxxxx00x ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 副傷病なし - - - - - 急性胃腸炎パス
161060xx99x0xx 詳細不明の損傷等 手術なし 手術・処置等2なし - - - - -
救急診療科では、24時間365日、walk-in、救急車、紹介患者さん、他院からの転院搬送患者さんなど小児の救急患者さんを全て受け入れております。
内因性疾患では、上気道炎、気管支炎など気道感染症、気管支喘息発作、急性胃腸炎、熱性けいれん、インフルエンザなどの感染症を多く診療しています。外因性疾患は、頭部打撲、顔面外傷、異物誤飲、熱傷、四肢の打撲症、骨折などの小児の患者さんを診療しています。
外来診療が中心ですが、24-48時間以内に回復が見込まれる症例については、当科が主科で入院担当をすることがあり、頭部打撲による脳しんとう、アナフィラキシーなどが対象疾患となることが多くなっています。

消化器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060180xx99x0xx クローン病等 手術なし 手術・処置等2なし 64 6.00 8.39 0% 12.3
060185xx99x0xx 潰瘍性大腸炎 手術なし 手術・処置等2なし 32 3.53 12.71 0% 14.1
060130xx9900xx 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 16 4.56 7.71 0% 10.1
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 - - - - -
060570xx99xxxx その他の消化管の障害 手術なし - - - - -
当科では、⼩児期発症の消化器疾患を扱っています。特に潰瘍性⼤腸炎やクローン病といった⼩児期発症の炎症性腸疾患患者を多く診療しております。特に乳幼児期に発症した患者さんの診断と治療には力を入れており、全国から患者さんが紹介されてきます。乳幼児を含め、内視鏡検査や治療も積極的に行い、好酸球性消化管疾患(消化管アレルギー)や胃十二指腸潰瘍などの患者さんの診断と治療も、関係各科と協力しながら行っています。

循環器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
14031xx09910xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 28 3.75 4.31 0% 2.8 心臓カテーテル検査(3日間)
心臓カテーテル検査(5日間)
14031xx002x0xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) ファロー四徴症手術等 手術・処置等2なし 19 23.58 24.74 0% 3.0
14029xxx97x0xx 動脈管開存症、心房中隔欠損症 その他の手術あり 手術・処置等2なし 13 5.08 6.12 0% 4.3
14031xx102x0xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳未満) ファロー四徴症手術等 手術・処置等2なし 11 16.27 27.46 0% 0.0
14031xx103x0xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳未満) 心室中隔欠損閉鎖術 単独のもの等 手術・処置等2なし 11 13.27 18.68 0% 0.0
循環器科の入院は先天性の心臓病が多く占めます。心臓血管外科で手術を行ったあとの管理は当科で行っているため、それらの患者さんの数も含まれます。1歳以上で手術を行っていない患者さんの多くは、心臓カテーテル検査入院です。2泊3日で退院できます。1歳未満の患者さんは、新生児期に手術を行った患者さんや、胎児期に診断され、出生後管理が必要な患者さんが含まれるため、平均在院日数は長くなっています。心房中隔欠損症や動脈管開存症の患者さんに対するカテーテル治療は学会の認定施設です。上室性頻拍症のような、頻脈性不整脈で入院が必要になる患者さんに対するカテーテル治療も行っています。

呼吸器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140270xx99x0xx 肺の先天性異常 手術なし 手術・処置等2なし - - - - -
140280xx99x0xx 気道の先天異常 手術なし 手術・処置等2なし - - - - -
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし - - - - -
030250xx990xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1なし - - - - -
160300xx97x0xx 喉頭・頸部気管損傷 手術あり 手術・処置等2なし - - - - -
当科では、先天的な肺や気道の病気(嚢胞性肺疾患、喉頭軟化症、気管・気管支狭窄や軟化症)や、特発性間質性肺炎、肺ヘモジデローシスのような稀な呼吸器疾患を基礎疾患として持っているお子さんを多く診療しており対応しています。また、耳鼻咽喉科などで連携して小児の睡眠時無呼吸にも取り組んでいます。なお、基礎疾患のない方の気道感染症(肺炎、気管支炎、細気管支炎)は、原則として総合診療部で診療を行っています。

神経内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 89 9.25 7.48 0% 5.1
100335xx99x00x 代謝障害(その他) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 32 3.19 10.01 0% 7.7
010230xx99x20x てんかん 手術なし 手術・処置等2-2あり 副傷病なし 15 8.20 13.98 0% 6.6
010090xxxxx0xx 多発性硬化症 手術・処置等2なし 10 5.00 14.72 0% 9.9
010080xx99x0x0 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし 15歳未満 - - - - -
当科では、小児期発症の神経疾患の診断および治療をおこなっています。特にてんかんについては多くの難治性てんかんの診療をおこなっており、基礎疾患を含む原因精査、長時間ビデオ脳波記録を中心とした病状評価および治療の経験が豊富です。また病院の特性上、ミトコンドリア病をはじめとする代謝疾患や中枢神経感染・炎症など重症患者について急性期集中治療から介入し、一般病棟転棟後も退院に向けて引き続き診療をおこなっています。これらの疾患以外にも筋疾患や中枢性脱髄性疾患をはじめとする小児神経疾患全般の診療に当たっています。

腎臓リウマチ膠原病科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし 36 10.22 20.56 0% 6.2
110260xx99x3xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2-3あり 25 2.68 5.25 0% 12.2
110280xx9902xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2-2あり 24 6.71 8.90 0% 4.9
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 14 10.43 13.00 0% 6.1
070560xx99x00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 11 13.27 15.28 0% 13.8
当科は、小児の腎疾患およびリウマチ疾患を扱っています。腎疾患は、リツキシマブを始めとする高度の医療を要する難治性ネフローゼ症候群、ステロイドを含む多剤併用療法などを必要とする重症型慢性糸球体腎炎、尿細管間質性腎炎など、数多くの疾患を扱っています。診断に必要な腎生検は、年間約50件行っています。リウマチ疾患は、小児で数少ない専門施設の一つですが、JIA(若年性特発性関節炎)、SLE(全身性エリテマトーデス)、皮膚筋炎など数多くの疾患を扱っています。

免疫科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070560xx99x00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - - - -
040170xxxxxx0x 抗酸菌関連疾患(肺結核以外) 副傷病なし - - - - -
130070xx99x0xx 白血球疾患(その他) 手術なし 手術・処置等2なし - - - - -
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - - - -
070560xx99x70x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等2-7あり 副傷病なし - - - - -
免疫科では、原発性免疫不全症や免疫異常症(自己炎症性疾患、自己免疫疾患)を対象に診療を行っています。未診断のケースでは、初発症状として原因不明の発熱を呈することがしばしばみられます。当科では、繰り返す発熱や遷延する発熱などをきたす疾患の診断と治療を行います。また、原発性免疫不全症に合併するリンパ節炎や肛門周囲膿瘍、肺炎などの細菌感染症や真菌感染症、炎症性疾患の診療を行います。PFAPA症候群では、他疾患の鑑別や内科的治療を実施するとともに、外科的治療への連携を行います。

内分泌・代謝科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100335xx99x00x 代謝障害(その他) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 37 5.05 10.01 0% 5.7
140500xx99x1xx 骨軟骨先天性形成異常 手術なし 手術・処置等2あり 21 3.90 3.58 0% 4.9
100120xx99xxxx 肥満症 手術なし 12 21.75 14.90 0% 11.3
100210xxxxxxxx 低血糖症 10 10.90 7.28 0% 3.5
100280xxxxxxxx 尿崩症 - - - - -
内分泌代謝科では、尿素サイクル異常症や有機酸血症をはじめとする様々な代謝性疾患の診断/治療を行い、代謝性疾患の肝臓移植治療をサポートしています。先進医療として、骨形成不全症のビスフォスフォネート治療、低血糖症の遺伝子診断に基づく治療法の選択およびソマトスタチン治療を施行。肥満症の教育入院を行い、肥満に合併する2型糖尿病や高脂血症、肝機能障害の改善を図っています。また、当院における脳腫瘍等による複合型下垂体機能低下症・尿崩症の診断と治療、血液腫瘍科における化学療法中の水電解質のケアは内分泌代謝科がすべて行っており、診療科同士の連携を図り、主要な治療が安心して行えるようサポートしています。

アレルギー科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1あり 906 1.03 2.12 0% 3.9 食物負荷試験(日帰り)
食物負荷試験(一泊)
080270xxxx0xxx 食物アレルギー 手術・処置等1なし 534 1.07 2.44 0% 9.7 食物負荷試験(日帰り)
食物負荷試験(一泊)
060130xx9900xx 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 37 8.76 7.71 0% 2.5
080050xxxxxxxx 湿疹、皮膚炎群 22 41.00 10.20 0% 9.8
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹 手術・処置等1なし - - - - -
アレルギーセンターでは食物アレルギーの正確な診断のために食物負荷試験を行い、経口免疫療法を中心とする安全で効果的な治療法の開発に取り組んでいます。また、難治性の好酸球性胃腸炎など消化管アレルギー疾患の患者さんがステロイドに頼らず治療できるよう入院による個別の食事療法に取り組んでいます。長い間苦しんで来られた重症アトピー性皮膚炎の患者さんは入院治療により痒みのない正常な皮膚を取り戻し、ステロイド外用薬を上手に減量し、その副作用を避ける方法を身につけて退院して頂きます。喘息の初回入院は総合診療部が担当しますが、入院を繰り返したり、ガイドライン治療ではコントロールが難しい重症患者さんはアレルギーセンターで入院加療を行い、家庭で普通の生活ができるようになるまで治療します。他施設よりも平均入院期間が長いのはより重症な患者さんに徹底した個別治療をしているためです。薬物アレルギーや特殊なアレルギー疾患の診断治療も行っています。

血液腫瘍科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130010xx99x2xx 急性白血病 手術なし 手術・処置等2-2あり 103 8.00 12.61 0% 8.0
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等2-2あり 93 36.74 38.35 0% 7.6
010010xx9900xx 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 54 2.04 11.50 0% 5.4
100180xx97x1xx 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2-1あり 45 21.69 28.91 0% 6.7
100180xx990x0x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 副傷病なし 30 8.23 6.26 0% 5.5
血液腫瘍科(小児がんセンター)の分類別患者数では、上位を白血病、脳腫瘍、神経芽腫が占めています(「非機能性副腎皮質腫瘍」が神経芽腫を含んでいます)。小児がん拠点病院として、造血器腫瘍(白血病やリンパ腫、ランゲルハンス細胞組織球症など)、固形腫瘍(脳腫瘍や神経芽腫、網膜芽腫、肝芽腫、腎腫瘍、横紋筋肉腫など)のあらゆる種類の小児がんに対する診療を行っています。高度な免疫診断技術に基づく正確な分類を行っており、さらに小児腫瘍外科(小児がんセンター)を中心とし、外科系診療科・病理診断部・放射線診断科・放射線治療科などの診療科と連携して、質の高い集学的治療を提供ています。がんゲノム医療拠点病院の指定を受け、ゲノム医療も推進しています。また、全ての患者さんに対して、診断時から充実した緩和ケアを提供しています。

血液内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130080xx97x00x 再生不良性貧血 手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし - - - - -
130090xx97x0xx 貧血(その他) 手術あり 手術・処置等2なし - - - - -
130080xx99xxxx 再生不良性貧血 手術なし - - - - -
130110x1xxx5xx 出血性疾患(その他)(16歳未満) 手術・処置等2-5あり - - - - -
130080xx97x00xおよび130090xx97x0xxは、赤芽球癆の方への輸血のための入院です。130080xx99xxxxは骨髄検査のための入院です。
最も入院数の多い、免疫性血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病)は、血液腫瘍科として入院しています。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x101xxxx 鼠径ヘルニア(15歳未満) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 78 2.90 2.79 0% 3.4 鼠径ヘルニアパス
060150xx99xx0x 虫垂炎 手術なし 副傷病なし 39 7.46 7.17 0% 10.2
070590xx99x0xx 血管腫、リンパ管腫 手術なし 手術・処置等2なし 36 3.89 5.92 0% 5.2
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 35 6.40 5.44 0% 10.8
140420xx01xxxx 腸重積 腸重積症整復術 非観血的なもの 22 2.73 3.32 0% 2.6
小児外科では全身の非常に多岐にわたる疾患に対して、手術を中心とした治療を行っています。また外科処置が必要な疾患でも、手術せずに保存的治療で経過を見たり、感染を抑える治療をして患者さんの苦痛をとったりする治療も同時に行います。鼠経ヘルニア(第1位)は当科では最も多く診療する疾患です。また急性虫垂炎(第2位保存的治療、第4位腹腔鏡下虫垂切除術))や血管腫・リンパ管腫(第3位)も、手術だけでなく、抗生物質治療や硬化療法といった治療を行っています。また腸重積症(第5位)も、多くは高圧注腸整復術を行って治療しますが、整復できないものは手術治療を行います。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140080xx99x00x 脳、脊髄の先天異常 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 176 2.40 3.15 0% 2.1
180060xx97xxxx その他の新生物 手術あり 62 14.39 6.27 0% 1.4
140080xx97x0xx 脳、脊髄の先天異常 手術あり 手術・処置等2なし 56 14.64 13.59 0% 2.0
140070xx99xxxx 頭蓋、顔面骨の先天異常 手術なし 42 3.05 6.31 0% 2.3
180060xx99xxxx その他の新生物 手術なし 36 2.75 5.77 0% 1.5
1. 脳、脊髄の先天異常
水頭症、二分脊椎、脳瘤、頭蓋内のう胞などの疾患に対する加療を行います。
2.その他の新生物
脳脊髄腫瘍に対する手術的加療を行います。必要に応じ、内視鏡的な加療も行います。
3.頭蓋、顔面骨の先天異常
頭蓋縫合早期癒合症に対する、内視鏡的開溝術、延長期設置術を行います。

心臓血管外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1-なし、1,3あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 10 6.50 10.56 0% 16.0
14029xxx01x0xx 動脈管開存症、心房中隔欠損症 弁形成術等 手術・処置等2なし - - - - -
14031xx09900xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - - - -
14031xx19900xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - - - -
180040xx97x1xx 手術・処置等の合併症 手術あり 手術・処置等2-1あり - - - - -
当科では、補助人工心臓や心移植を含め、新生児から成人に至るまでのあらゆる先天性心疾患及びすべての後天性小児心疾患の手術治療を担当しています。一方、当科の専門性に特化すべく、検査や周術期管理は、循環器科、新生児科、集中治療科、総合診療科などと協力し分業しています。この集計ルールでは、多くの患者さんは循環器科・新生児科・総合診療科等で集計対象となり、当科の集計から除外されています。そのため、当科の患者数が非常に少なくなっていますが、先天性心疾患、特にフォンタン手術などの複雑心疾患に対する、心臓手術を多く施行しています。年長児や成人の弁置換術も多く施行しています。(術式の解説や診療実績については次のページからご確認ください。)

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140490xx970xxx 手足先天性疾患 手術あり 手術・処置等1なし 134 7.71 7.62 0% 4.9
140490xx971xxx 手足先天性疾患 手術あり 手術・処置等1あり 78 8.12 9.17 0% 3.2
160740xx01xx0x 肘関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 副傷病なし 43 3.79 5.81 0% 5.9
070610xx97xxxx 骨折変形癒合、癒合不全などによる変形(上肢) その他の手術あり 16 6.31 8.08 0% 9.0
070290xxxxxxxx 上肢関節拘縮・強直 10 6.10 10.6 0% 7.2
当科の患者数は先天性疾患が多く、特徴的な形態異常や発育に伴う変形が主訴となっています。他に救急診療科を経由した肘周辺などの四肢の骨折があります。手足では多指症、合指症、母指形成不全、裂手症・指列誘導障害、先天性絞扼輪症候群、先天性橈尺骨癒合症などがあります。さらに下肢の変形では、O脚やX脚、脚長不等に対しては成長軟骨抑制を応用して矯正を行います。骨延長や骨切りで対応する場合もあります。外傷については急性期の骨折、特に上腕骨顆上骨折や外側顆骨折については緊急対応をしています。外傷後の遺残変形として内反肘では骨切り術、陳旧性モンテジア骨折では骨切り術と観血的整復術を併施します。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140590xx97xxxx 停留精巣 手術あり 75 2.41 3.02 0% 3.4
140580xx02xxxx 先天性下部尿路疾患 尿道形成手術等 54 10.65 9.34 0% 1.6
11022xxx01xxxx 男性生殖器疾患 精索捻転手術等 15 2.33 3.84 0% 8.4
140580xx99xxxx 先天性下部尿路疾患 手術なし - - - - -
14056xxx97xxxx 先天性水腎症、先天性上部尿路疾患 手術あり - - - - -
泌尿器科は、尿路と生殖器を扱う専門診療科です。尿路疾患は水腎症や膀胱尿管逆流症、生殖器疾患は尿道下裂・停留精巣など、多くの症例を診察しております。また新生児泌尿器疾患・性分化疾患・総排泄腔遺残症・総排泄腔外反症などの疾患も積極的に診察しております。

形成外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140140xxxxxxxx 口蓋・口唇先天性疾患 41 9.12 9.33 0% 2.5
140190xx97xxxx 小耳症・耳介異常・外耳道閉鎖 その他の手術あり 21 10.33 16.56 0% 11.4
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 14 2.79 4.06 0% 3.9
140245xx97xxxx 舌・口腔・咽頭の先天異常 その他の手術あり 12 9.83 8.56 0% 4.8
080180xx970xxx 母斑、母斑症 手術あり 手術・処置等1なし 11 2.64 4.29 0% 4.6
⼝蓋・⼝唇先天性疾患には口唇裂、口蓋裂が含まれます。⽿⿐咽喉科、⻭科、リハビリ科(⾔語聴覚⼠)と共にチーム医療を提供しています。術前からの顎(および外鼻)矯正、0歳時の口唇裂、1歳時の口蓋裂の手術のほか、中耳炎に対する鼓膜チューブ留置術などをセンター内で一貫して行っています。
⼩⽿症は⽿介の⼤半の⽋損を主徴とする先天異常です。肋軟⾻移植による耳介形成術を、耳垂型小耳症ではエキスパンダー(組織拡張器)を用いた三期手術で、耳甲介残存型小耳症では二期手術で行っています。手術時期は9~10才頃が目安です。
皮膚、皮下腫瘍の良性腫瘍および母斑に対する切除術は原則、1泊入院、全身麻酔下に行っています。
舌・口腔・咽頭の先天異常には、巨舌症に対する舌形成術や鼻咽腔閉鎖機能不全に対する咽頭弁形成術が含まれます。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040310xxxxxxxx その他の呼吸器の障害 50 3.74 10.94 0% 7.1
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 45 6.47 7.94 0% 4.7 アデノイド口蓋扁桃摘出術パス
アデノイド口蓋扁桃摘出術(術後ICU)
030430xx97xxxx 滲出性中耳炎、耳管炎、耳管閉塞 手術あり 40 1.50 3.14 0% 4.2
030250xx990xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1なし 24 2.04 3.46 0% 3.5 睡眠時無呼吸検査パス
030425xx97xxxx 聴覚の障害(その他) 手術あり 22 5.91 7.77 0% 6.0
小児の呼吸障害の原因として、アデノイドや扁桃肥大、頭蓋顔面奇形などの上咽頭の先天的な狭窄に伴う睡眠時無呼吸や、喉頭狭窄、気管狭窄があります。筋緊張の低下や中枢性の無呼吸なども合併していると、さらに症状を増悪させることがあります。新生児・乳児期の喘鳴や声門下狭窄などは、全身麻酔下に評価を行います。また術前の評価や合併疾患、手術や術後の管理など、複数の診療科と共同でチーム診療にあたることが必要です。当院は新生児聴覚スクリーニング後の精密聴力検査機関であり、言葉の遅れ、難聴の疑いなどに対しては言語聴覚士と共に評価し、療育施設と連携しながら診療を進め、人工内耳や鼓室形成術などの聴力改善の手術も行っております。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020150xx97xxxx 斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術あり 162 4.62 3.15 0% 6.7 斜視パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 41 9.02 2.76 0% 6.3
020220xx99xxxx 緑内障 手術なし 26 2.54 3.65 0% 2.5
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり 片眼 23 14.17 8.97 0% 12.6
020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり 片眼 19 9.47 5.79 0% 7.2
小児の視覚は発達途上で感受性が高いため、発達を阻害する疾患が起こった際には、早急に発見して治療を行わないと、高度の弱視をきたす結果となります。当科では、0歳から発症する重症眼疾患や難治性斜視の早期診断・治療に、経験豊富な専門医と視能訓練士が協力して取り組んでいます。頻度の高い斜視に対し早期手術と訓練による両眼視機能の獲得を、先天白内障、先天緑内障、網膜硝子体疾患に対し早期手術と術後管理による視力予後向上を目指して、全国からご紹介いただいた患者さんに専門性の高い診療を行っています。またレーバー先天盲、若年発症網膜ジストロフィー、小眼球、前眼部形成異常などの視覚難病に対しては、乳幼児期に網羅的な精密検査を実施して的確に診断し、ロービジョンケアと就学に向けた教育相談を実施しています。

皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080180xx99xxxx 母斑、母斑症 手術なし 28 2.04 4.11 0% 3.6
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 10 2.80 4.06 0% 4.6 良性腫瘍切除術
080180xx970xxx 母斑、母斑症 手術あり 手術・処置等1なし - - - - -
060170xx02xxxx 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 - - - - -
070560xx97xxxx 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術あり - - - - -
皮膚科では、毛細血管奇形、太田母斑、異所性蒙古斑などに対し、顔面(眼周囲)および、体幹・四肢の広範囲レーザー照射の際には、入院の上、全身麻酔下での施術を行っております。
また、石灰化上皮腫、脂腺母斑などの皮膚腫瘍に対する全身麻酔下 での皮膚腫瘍切除術なども行っております。
その治療は1泊2日(もしくは2泊3日)の短期入院で、患者さんの負担にならない ように配慮しています。

集中治療科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
14031xx101x00x 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳未満) 大血管転位症手術 大血管血流転換術(ジャテーン手術)等 手術・処置等2なし 副傷病なし - - - - -
050210xx9902xx 徐脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2-2あり - - - - -
040081xx99x1xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2あり - - - - -
050210xx9900xx 徐脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - - - -
14031xx103x0xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳未満) 心室中隔欠損閉鎖術 単独のもの等 手術・処置等2なし - - - - -
集中治療科では術前、術後、救急、外科、内科を問わず、緊急度が高く重症度が高い患者さんを集中治療室で診療しています。その中で重症度の高い先天性心疾患の術後管理を数多く行っています。
その他にも肺炎、気管支炎といった呼吸器感染症が多く入室します。急性期は週集中治療室で管理を行い、状態が安定すれば一般病棟へ転出し専門の各診療科が一般病棟で診療することになります。

産科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120260xx02xxxx 分娩の異常 骨盤位娩出術等 346 7.94 6.74 0% 36.0
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 254 9.71 9.45 0% 36.4
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 190 9.72 9.45 0% 36.8
120170x199xxxx 早産、切迫早産(妊娠週数34週未満) 手術なし 60 22.18 21.68 0% 34.6
120140xxxxxxxx 流産 56 2.25 2.42 0% 37.5
総合周産期母子医療センターとして年間の総分娩数は約2000件となっており、特に合併症などをお持ちでない妊婦さんからハイリスクの妊婦さん、妊娠中に合併症を発症した妊婦さんまで幅広く診療を行っています。また、他院で発生した切迫早産や前期破水、妊娠高血圧症候群の患者さんの救急搬送も数多く受入れを行っています。当院は24時間産科麻酔科医が常駐しており、常時無痛分娩の提供が可能であり、緊急帝王切開術や機械分娩などの分娩だけでなく、分娩時出血などへの対応も可能となっています。(注:陣痛発来や予定帝王切開などの分娩の管理目的に入院される方が最も多いですが、保険診療名のつく疾患のために入院となる妊婦さんに限った場合には、記載された疾患が多くなります。)

胎児診療科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx99xx0x 胎児及び胎児付属物の異常 手術なし 副傷病なし 45 5.58 6.13 0% 35.0
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 41 15.46 9.45 0% 34.2
120180xx04xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 内視鏡的胎盤吻合血管レーザー焼灼術 30 17.70 14.06 0% 30.9
120260xx02xxxx 分娩の異常 骨盤位娩出術等 21 8.19 6.74 0% 36.4
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 17 10.94 9.45 0% 33.9
胎児診療科では胎児の異常を診察しています。胎児異常はハイリスク妊娠であり、特別な管理を要する場合があります。双胎間輸血症候群(胎児鏡下レーザー凝固術)や胎児胸水(胎児胸腔・羊水腔シャント術)、無心体双胎(ラジオ波凝固術)などの疾患では胎児治療を保険診療で行っています。胎児治療では母体に侵襲が加わるため、切迫早産の管理や分娩の異常がおこる場合があります。

新生児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x0xx 早産児あるいは検査などが必要だった児(出生体重2500g以上)① 429 7.44 6.13 0.5% 0.0
140010x299x0xx 早産児・低出生体重児(出生体重1500~2500g)② 86 11.92 11.19 0% 0.0
140010x199x1xx 呼吸障害などへの治療が必要だった児(出生体重2500g以上)③ 78 7.90 10.91 0% 0.0
140010x299x1xx 早産児・低出生体重児(出生体重1500~2500g)で、呼吸障害などへの治療が必要だった児④ 38 22.42 21.72 5.3% 0.0
140010x197x1xx 手術や新生児仮死蘇生術を行った児(出生体重2500g以上)⑤ 31 9.16 12.38 0% 0.0
当センターでは年間2000名以上の⾚ちゃんが出⽣していますが、そのほぼ3分の2は、お⺟さんが病気をお持ちだったり、⾚ちゃんが病気をお持ちだったり、分娩の際あるいは⽣後に⾚ちゃんの状態が良くなかったりするケースです。そのため、当院で出⽣した⾚ちゃんの60%以上が、何らかの⼊院加療が必要となります。たとえ体重が2500g以上の赤ちゃんでも、生後に何らかの入院加療が必要な方が、年間800名前後いらっしゃいます(①+③+⑤)。生まれた時に体重が小さい(体重が2500g未満)赤ちゃんは年間200名以上で、これらの赤ちゃんは、さまざまな治療を必要とします(②+④)。早産児や低出生体重児の赤ちゃん、あるいは週数も体重も十分な赤ちゃんでも、生後に呼吸の状態が悪い赤ちゃんもおられ、これらの赤ちゃんには、酸素投与や鼻CPAP、人工呼吸器による治療などを行います(③+④)。また、ハイリスクの妊娠や分娩が多いため、生まれたときに状態が悪い⾚ちゃんも多く、状態を改善させるために出⽣後すぐに治療(新⽣児仮死蘇⽣術)を⾏っています(⑤)。

母性内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120200xx99xxxx 妊娠中の糖尿病 手術なし 11 7.64 5.39 0% 36.6
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし - - - - -
120270xx99x0xx 産褥期を中心とするその他の疾患 手術なし 手術・処置等2なし - - - - -
070560xx99x00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - - - -
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - - - -
当科では、妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群、腹痛や発熱などの妊娠中に合併する疾患の管理を行っています。また、SLEなどの膠原病や、1型糖尿病、2型糖尿病、高血圧合併妊娠、抗リン脂質抗体症候群、バセドウ病、気管支喘息などの病気を持たれた妊婦さんの妊娠前から妊娠中の管理を主に行っています。妊娠中は、産科や胎児診療科、不育診療科とともに協同して治療にあたり、生まれてくる赤ちゃんについては、新生児科や小児の専門家と情報を共有して対応しています。

不妊診療科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120140xxxxxxxx 流産 - - - - -
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮全摘術等 - - - - -
120100xx02xxxx 子宮内膜症 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 - - - - -
120130xx97xxxx 異所性妊娠(子宮外妊娠) 手術あり - - - - -
120100xx01xxxx 子宮内膜症 子宮全摘術等 - - - - -
不妊診療科では、挙児希望のある患者に対して、不妊原因の検索から開始し、原因が判明した者に対してはその治療を、原因不明の不妊症に対しては、人工授精や排卵誘発剤を用いて妊娠成立を目指します。それでも、妊娠成立しない症例は腹腔鏡を用いた腹腔内・骨盤内検索も行っております。治療は一般不妊治療から高度生殖医療まで行い、患者背景を考慮して治療法やその進め方を患者個々に検討しております。妊娠が成立した場合は、初期の経過を注意深くフォローし、正常妊娠の的確な観察、異常妊娠の早期発見・早期治療に努めております。流産は自然排出の可能性を考えながら経過をみていきます。

移植外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx99x0xx 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 手術・処置等2なし 24 9.33 9.76 0% 12.5
140460xx99x0xx 胆道の先天異常(閉鎖症) 手術なし 手術・処置等2なし 18 6.50 4.47 0% 3.4
14031xx097x0xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) その他の手術あり 手術・処置等2なし - - - - -
060300xx99x00x 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む。) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - - - -
060380xxxxx00x ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 副傷病なし - - - - -
移植外科では主にこどもの肝移植・腎移植・⼩腸移植・肝細胞移植を⾏っています。健常成⼈をドナーとした⽣体肝移植⼿術、また脳死肝移植及び小腸移植認定施設として脳死ドナーの方からの臓器提供を受けての脳死肝及び小腸移植も実施しています。臓器移植以外の手術としては、肝移植に移行できる準備をした上での進行肝芽腫に対する肝切除術、肝移植後の⾎管合併症・胆管合併症や先天性⾨脈⽋損症・⾨脈⼤循環シャント症例の⾎管内治療も数多く実施しています。臓器移植手術症例のデータはDPC診療では扱われないため、上記の統計には反映されておりませんので、臓器移植手術の詳細に関しては臓器移植センターをご覧下さい。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - - - -
大腸癌 - - - - - - - -
乳癌 - - - - - - - -
肺癌 - - - - - - - -
肝癌 - - - - - - - -
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当センターは小児と母性に特化した専門診療を行っているため、成人もに好発する肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、乳がんの5大癌の患者さんは多くありません。一方、小児では、白血病、脳腫瘍、小児に好発する固形腫瘍が多く、当センターは小児がん拠点病院・中央機関としてそれらの悪性腫瘍の診療を国内最大規模で行っています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 - - -
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
成人の市中肺炎患者さんはいませんでした。当センターは小児および妊婦の診療を主に行っており、一般成人の市中肺炎の患者さんは基本的に受け入れていません。入院診療する成人市中肺炎は、先天性または小児期発症の基礎疾患がある患者さんや妊娠さん等に限られます。基礎疾患がある患者さんとは、染色体異常、先天異常症候群、原発性免疫不全、悪性腫瘍治療後、脳性麻痺の患者さんが該当します。

脳梗塞の患者数等

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
- - - - -
脳梗塞は動脈硬化など加齢による変化が原因で発症することが多いため、当センターで診療している小児や妊婦で発症することは稀です。そのため脳梗塞の患者さんは少数でした。小児に特徴的な脳血管閉塞の疾病として、もやもや病(脳血管奇形などによる血管閉塞)が挙げられますが、この集計には含まれていません。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

消化器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7462 痔瘻根治手術(複雑) - - - - -
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) - - - - -
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) - - - - -
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 - - - - -
K7461 痔瘻根治手術(単純) - - - - -
当科では、⼩児期に発症する消化器疾患の患者さんを診療しております。特に学童期までの患者さんや、複数のポリープがあることが分かっているポリポーシスの患者さんでは、全⾝⿇酔下で内視鏡的ポリープ切除術を実施します。また、食道静脈瘤を含む消化管出血の小児患者に対する原因検索と治療のための内視鏡検査も行っています。クローン病を含む、肛門周囲病変を伴う炎症性腸疾患患者の診療を多く行っているため、痔瘻根治手術を要する患者さんがいますが、この手術は外科が行っています。

循環器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5862 単心室症手術(フォンタン手術) 12 1.00 24.08 0% 2.5
K5761 心室中隔欠損閉鎖術(単独) 11 1.36 10.91 0% 0.0
K570-3 経皮的肺動脈形成術 - - - - -
K5621 動脈管開存症手術(経皮的動脈管開存閉鎖術) - - - - -
K570-2 経皮的肺動脈弁拡張術 - - - - -
心臓血管外科で先天性心臓病の手術を行った患者さんの術後の治療を行っているため、その患者さんが多く含まれます。フォンタン手術や心室中隔欠損症はそれらの患者さんです。先天性心臓病に対するカテーテル治療も積極的に行っています。肺動脈が狭い患者さんへのバルーン形成術、肺動脈弁が狭い患者さんに対する弁形成術、学会の認定が必要な動脈管開存症と心房中隔欠損症に対するカテーテル治療など、できるだけ低侵襲を目指した治療も行っています。

呼吸器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5091 気管支異物除去術(直達鏡) - - - - -
K509-2 気管支肺胞洗浄術 - - - - -
当科では、小児の気道異物(気管や気管支に誤って吸引されてしまった物)の除去術を行っています。また、感染症の原因病原体の同定などのために関連各科と協力力して気管支肺胞洗浄液採取を行い、必要時には同時に気管支粘膜生検を行うこともあります。

神経内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K386 気管切開術 - - - - -
K1742 水頭症手術(シャント手術) - - - - -
K190-5 重症痙性麻痺治療薬髄腔内持続注入用植込型ポンプ薬剤再充填 - - - - -
K2682 緑内障手術(流出路再建術) - - - - -
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 - - - - -
当科では脳神経外科との協力のもと、小児の脳脊髄疾患に伴う痙縮に対してバクロフェンポンプの埋め込み術およびバクロフェン髄注療法、シャント手術をおこなっています。また重度の神経疾患患者に関する合併症の外科的治療として、外科系診療科にご協力いただき治療をおこなっています。

腎臓リウマチ膠原病科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 - - - - -
K5342 横隔膜縫合術(経胸及び経腹) - - - - -
K772 腎摘出術 - - - - -
当科は、小児の腎代替療法(腹膜透析、血液透析、腎移植)を施行している専門施設です。腹膜透析は、新生児より施行が可能で、これまで70件以上の導入実績があります。約半数が乳児期の導入になっています。血液透析は、長期留置型カテーテルを挿入し、乳幼児の維持透析を行っています。腎移植もこれまで70件を数えます。これら腎代替療法は、外科系の診療科(移植外科、小児外科、泌尿器科)と連携をとって行っています。

免疫科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K509-2 気管支肺胞洗浄術 - - - - -
K035-2 腱滑膜切除術 - - - - -
K4691 頸部郭清術(片) - - - - -
K502 縦隔腫瘍、胸腺摘出術 - - - - -
K6262 リンパ節摘出術(長径3cm以上) - - - - -
免疫科では、原発性免疫不全症や免疫異常症(自己炎症性疾患、自己免疫疾患)について診療を行っています。これらの疾患では、感染症の診断および治療を目的として、リンパ節等の臓器では、排膿や切除といった外科的処置を外科と連携して行うことがあります。また、原発性免疫不全症に合併する肛門周囲膿瘍などの感染症に対して、外科で処置を行うことがあります。原発免疫不全症や自己免疫疾患、自己炎症疾患では、難治性肺疾患を合併することがあるため、呼吸器科と連携して気管支肺胞洗浄術が行われます。

血液腫瘍科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 44 8.11 35.30 0% 5.7
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) - - - - -
K756 副腎悪性腫瘍手術 - - - - -
K9212ロ 造血幹細胞採取(末梢血幹細胞採取)(自家移植) - - - - -
K922-2 CAR発現生T細胞投与 - - - - -
腫瘍外科や脳神経外科、眼科などと連携して、小児のあらゆる脳腫瘍や固形腫瘍(神経芽腫、網膜芽腫、肝芽腫など)の手術に対応しています。また、難治性の神経芽腫を中心に、自家末梢血幹細胞採取を併用した超大量化学療法も実施しております。さらに、骨髄バンク・臍帯血バンクの認定施設として、悪性疾患だけでなく免疫不全などに対する同種造血幹細胞移植も多く実施しております。再発・難治の白血病に対して、遺伝子改変T細胞療法(CAR-T細胞療法)も実施しています。また、化学療法を必要とする患者さんに対する点滴や採血の負担を軽減するために、腫瘍外科・小児外科と共同して皮下埋め込み型の中心静脈カテーテル留置を数多く実施しています。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 69 0.81 1.12 0% 3.3 鼠径ヘルニアパス
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 35 0.23 5.17 0% 10.8
K7151 腸重積症整復術(非観血的) 22 0.18 1.55 0% 2.6
K6333 臍ヘルニア手術 14 0.64 1.00 0% 3.0
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 13 0.77 1.00 0% 4.5
小児外科では全身の非常に多岐にわたる疾患に対して手術治療を行っています。鼠経ヘルニアは最も多い手術施行疾患です。通常の方法(第1位)と腹腔鏡下手術(第5位)ともに施行しています。また急性虫垂炎に対する腹腔鏡下手術(第2位)を緊急手術として数多く施行しています。腸重積症は多くは高圧注腸整復術(第3位)を行いますが整復できない場合には手術的な整復を行います。臍ヘルニアに対する手術治療(第4位)も数多くおこなっています。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K186 脊髄硬膜内神経切断術 93 2.97 10.09 0% 1.5
K1742 水頭症手術(シャント手術) 22 4.00 11.86 0% 3.2
K610-2 脳新生血管造成術 16 1.94 18.81 0% 8.8
K1491 減圧開頭術(キアリ奇形、脊髄空洞症) 15 5.80 11.73 6.7% 4.1
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 13 7.46 28.23 7.7% 6.7
1. 脊髄硬膜内神経切断術
脊髄終糸脂肪腫・低位脊髄による脊髄係留による排尿・排便・下肢運動・下肢感覚機能の障害の増悪を予防します。
2.水頭症手術(シャント手術)
水頭症による頭蓋内圧亢進症状を改善します。
3.脳新生血管造成術
もやもや病に対する血行再建術により脳虚血を改善します。
4.減圧開頭術(キアリ奇形、脊髄空洞症)
キアリ奇形や軟骨無形成症による頭蓋頸椎移行部の狭窄による延髄・上位頚髄の圧迫症状を改善します。
5.頭蓋内腫瘍摘出術
神経学的モニタリングを駆使し、安全な腫瘍の摘出を行います。

心臓血管外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K597-2 ペースメーカー交換術 - - - - - ペースメーカー電池交換パス
K5741 心房中隔欠損閉鎖術(単独) - - - - -
K5971 ペースメーカー移植術(心筋電極) - - - - - ペースメーカー植え込みパス
K539 心膜切開術 - - - - -
K5622 動脈管開存症手術(動脈管開存閉鎖術(直視下)) - - - - -
当科では、補助人工心臓や心移植を含め、新生児から成人に至るまでのあらゆる先天性心疾患及びすべての後天性小児心疾患の手術治療を担当しています。本統計では、入院期間が比較的短く、心臓血管外科だけで入院治療が完結する患者数のみが集計対象となり、他の診療科と協力して入院治療が行われた患者数は、循環器科や新生児科などへ集計されています。そのため、この集計での手術実績は非常に少なくなっていますが、年間で人工心肺を用いる手術、用いない手術を合わせて年間200件以上の手術を実施しています。術式の解説や診療実績については次のページからご確認ください。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1002 多指症手術(骨関節、腱の形成を要する) 49 1.06 4.90 0% 1.0
K0461 骨折観血的手術(上腕) 33 0.52 11.33 0% 6.9
K0482 骨内異物(挿入物を含む)除去術(大腿) 33 0.85 3.33 0% 10.6
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕) 31 0.84 5.48 0% 10.0
K105 裂手手術 22 1.45 6.32 0% 2.3
手術術式では手や足の多指症が最も多く、手では母指多指症、足では小趾の合趾を伴う多趾症が多くを占めます。骨折観血的手術は小児の外傷に対する手術のことで部位は肘周辺や前腕がほとんどです。骨内異物除去術は抜釘術ともいいますが、骨折の際に骨を固定するために使った鋼線の抜去や変形矯正手術で使用した金属プレートの抜去が主だったものです。裂手手術は中指に相当する部分の裂隙の閉鎖と、母指・示指間の開きを改善して手の機能と外観の向上を図ります。他にも母指対立再建術や合指症手術、植皮などにより、手・足の先天異常の治療を行っています。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K836 停留精巣固定術 73 0.33 1.07 0% 3.4
K819 尿道下裂形成手術 34 0.74 8.53 0% 1.4
K8181 尿道形成手術(前部尿道) 21 0.81 9.29 0% 1.6
K6335 鼠径ヘルニア手術 - - - - -
K783-3 経尿道的尿管ステント抜去術 - - - - -
例年320~350例の手術を行っています。新生児疾患・悪性疾患・性分化疾患・総排泄腔疾患など積極的に手術しています。新生児科や内分泌科と協力し性分化疾患について積極的に手術しております。

形成外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) 12 0.42 1.08 0% 3.2
K0053 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) 11 0.45 1.27 0% 3.0
K288 副耳(介)切除術 - - - - -
K2992 小耳症手術(耳介挙上) - - - - -
K4072 顎・口蓋裂形成手術(硬口蓋に及ぶ) - - - - -
比較的小さな皮膚・皮下の良性腫瘍および副耳に対する切除術は原則、1泊入院、全身麻酔下に行っています。大きな腫瘍に対しては、皮弁形成術やエキスパンダー(組織拡張器)を積極的に用いて、手術後の変形や瘢痕が目立たないように工夫しています。
⼩⽿症は⽿介の⼤半の⽋損を主徴とする先天異常です。肋軟⾻移植による耳介形成術を、耳垂型小耳症ではエキスパンダー(組織拡張器)を用いた三期手術で、耳甲介残存型小耳症では二期手術で行っています。手術時期は9~10才頃が目安です。耳介挙上は小耳症手術の最終段階として、植皮による耳介後面の挙上のほか、耳垂(耳たぶ)や耳珠の形成などの仕上げを行います。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 56 1.00 4.63 0% 5.0 アデノイド口蓋扁桃摘出術パス
アデノイド口蓋扁桃摘出術(術後ICU)
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 44 0.18 0.50 0% 4.2 鼓膜チューブ留置日帰り
鼓膜チューブ留置2泊3日
K401 気管口狭窄拡大術 18 0.89 1.56 0% 6.2
K328 人工内耳植込術 16 0.88 4.50 0% 2.9
K287 先天性耳瘻管摘出術 14 0.71 1.00 0% 5.1
当院は小児集中治療科や麻酔科の厳重な管理のもと、重症の睡眠時無呼吸にて他院では対応できない低年齢の症例や合併疾患を有する小児の治療を行っています。また、小児気管切開患者さんの安全なカニューレ管理やカニューレ抜去のために、喉頭や気管の再建術を行うなど、気道系の手術を積極的に行っています。小児難聴診療では、滲出性中耳炎に対して日帰りで鼓膜チューブ留置術を行う他、両側重度難聴では人工内耳手術を行うことで聴力の改善に取り組んでいます。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2422 斜視手術(後転法) 63 1.40 2.19 0% 5.4
K2423 斜視手術(前転法と後転法) 51 1.29 2.18 0% 9.1
K279 硝子体切除術 29 1.10 8.14 0% 4.9
K2425 斜視手術(直筋の前後転法と斜筋手術) 27 1.81 2.07 0% 6.1
K2682 緑内障手術(流出路再建術) 24 0.58 7.92 0% 4.8
当科では、乳幼児期に起こる様々な眼疾患に対し、全国から紹介を受けて専門性の高い手術を実施しています。早期に発症する斜視は、両眼視機能(立体視)の発達を阻害するため、早期に手術などの積極的な介入が必要です。難治性の特殊型斜視に対しても、専門医と視能訓練士が乳幼児に適した精密検査を行い最適な手術法を選択しています。生後早期に手術を要する先天白内障では合併症の防止のため硝子体切除術を要します。乳幼児期に起こる緑内障には先天緑内障のほか無虹彩症や前眼部形成異常、血管腫などに合併するものがあり、重度の視覚障害をきたすため早期の治療介入が必要です。手術治療を要することが多く、高度の技術が必要となります。

皮膚科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) - - - - -
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) - - - - -
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) - - - - -
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) - - - - -
K0053 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) - - - - -
良性皮膚腫瘍を中心に皮膚、皮下腫瘍切除術を行っています。局所麻酔下での手術の難しい年齢では主に全身麻酔下での手術を行っています。

集中治療科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K145 穿頭脳室ドレナージ術 - - - - -
K6011 人工心肺(初日) - - - - -
集中治療室に入室中、もしくは術後入室した患者さんが手術をうけ、集中治療室から他の病院へ、直接転院になった場合は、この統計に含まれます。穿頭脳室ドレナージは脳外科医が、人工心肺は心臓外科が手術を行い、術後集中治療科が管理を行います。

産科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K893 吸引娩出術 319 1.11 6.05 0% 36.2 吸引分娩
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 307 3.94 7.29 0% 36.2 帝王切開パス(母児同室)
帝王切開パス(母児異室)
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 302 3.17 7.14 0% 36.5 帝王切開パス(母児同室)
帝王切開パス(母児異室)
K9091イ 流産手術(妊娠11週まで)(手動真空吸引法) 34 1.00 0.09 0% 37.4
K901 子宮双手圧迫術(大動脈圧迫術を含む) 30 1.57 6.17 0% 36.6
当センターでは産科麻酔科医と協力して様々な産科手術に対応しています。分娩方法の内訳は帝王切開が約40%、そのうち緊急帝王切開と予定帝王切開が約半数ずつを占めています。経腟分娩が残りの約60%を占めていますが、そのうち約2/3が無痛分娩となっており、日本でも無痛分娩数はトップクラスとなっています。無痛分娩が多いことやハイリスク分娩を多く取り扱っていることから、分娩時には吸引分娩が多くなっています。分娩後には産後出血の減少を目指して積極的な管理を行っています。また不育症患者も多く受け入れていることから、流産に至った場合には次の妊娠のことを考えた安全な流産手術を行っています。

胎児診療科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 46 6.98 7.33 0% 33.1 帝王切開パス(母児同室)
帝王切開パス(母児異室)
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 33 6.61 6.94 0% 34.9 帝王切開パス(母児同室)
帝王切開パス(母児異室)
K910-2 内視鏡的胎盤吻合血管レーザー焼灼術 32 1.94 14.84 9.4% 31.0 胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術
K893 吸引娩出術 19 1.16 6.16 0% 36.5 吸引分娩
K910-4 無心体双胎焼灼術 - - - - -
胎児診療科では胎児の異常を診察しています。双胎間輸血症候群(胎児鏡下レーザー凝固術)や無心体双胎(ラジオ波凝固術)などの疾患では胎児治療を行っています。また、胎児疾患の分娩を行っており、一部は帝王切開や吸引分娩で出生されます。

新生児科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 50 0.00 22.84 2.0% 0.0
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) 37 0.00 45.84 5.4% 0.0
K5351 胸腹裂孔ヘルニア手術(経腹) - - - - -
K281-2 網膜再建術 - - - - -
K5622 動脈管開存症手術(動脈管開存閉鎖術(直視下)) - - - - -
当センターでは年間2000名以上の⾚ちゃんが出⽣していますが、ハイリスクのお産が多いため生まれたときに状態の悪い⾚ちゃんも多く、これらの⾚ちゃんの状態を改善させるために出⽣後すぐに治療(新⽣児仮死蘇⽣術)を⾏っています。当センター産科には、出産前に赤ちゃんが先天性横隔膜ヘルニアという重症な病気であることが分かった妊婦さんが紹介されてきます。これらの⾚ちゃんに対して、生後数日のうちに⼿術(胸腹裂孔ヘルニア手術(経腹))を⾏っています。また、早産で生まれる⾚ちゃんは、眼の網膜(光を感じる細胞が集まった膜)が未熟なために未熟児網膜症という病気を発症する⾚ちゃんもいらっしゃいます。この未熟児網膜症が⾮常に重症な場合には、網膜再建術という⼿術が必要となります。この⼿術は⾮常に特殊な⼿術で国内では数カ所の病院でしかできないため、多くの⾚ちゃんが当センターに転院されてきて手術(網膜再建術)をお受けになります。更に、当院では生まれつき心臓や大血管に異常のある赤ちゃんが多数紹介されてきます。これらの赤ちゃんの中には、早産児であるために本来なら生後数日で閉じるはずの胎児期の血管(動脈管)が閉じずに肺に流れる血液の量が多くなり心不全になる赤ちゃんがいらっしゃいます。このような早産児の赤ちゃんに対して、動脈管開存閉鎖術(直視下)という手術を行っています。尚、胸腹裂孔ヘルニア手術(経腹)、網膜再建術、動脈管開存閉鎖術(直視下)は、生後早期の新⽣児科への⼊院期間中に⾏われ、術前・術後の管理を新生児科が行いますので、新⽣児科での⼿術上位5位の中に掲げられていますが、これらの⼿術自体はそれぞれ当センターの⼩児外科、眼科、心臓血管外科が担当しています。また、先天性心疾患の診断や治療は、当センターの循環器科と共同で行っております。

不妊診療科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9091イ 流産手術(妊娠11週まで)(手動真空吸引法) - - - - -
K872-32 子宮内膜ポリープ切除術(その他) - - - - -
K863 腹腔鏡下子宮内膜症病巣除去術 - - - - -
K909-2 子宮内容除去術(不全流産) - - - - -
K8731 子宮鏡下子宮筋腫摘出術(電解質溶液利用) - - - - -
当不妊診療科では、一般不妊治療から高度生殖医療まで行っております。挙児希望患者に対して不妊原因の検索から開始し、卵管因子・子宮因子等の原因有無を確認します。子宮内膜ポリープに対してはポリープ切除術を、腹腔内病変や原因不明の不妊に対しては腹腔鏡を施行いたします。治療経過の長い者、時間に限りがある方には高度生殖医療をお勧めしております。妊娠成立した場合は、異常妊娠の早期発見に努め治療してまいります。正常妊娠に対しては慎重にフォローし、流産になってしまった場合には、自然排出を試みますが、自然排出の希望がない場合や待期しても排出ない場合は手術を行っております。

移植外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6232 静脈形成術、吻合術(腹腔内静脈) - - - - -
K621 門脈体循環静脈吻合術(門脈圧亢進症手術) - - - - -
K682-2 経皮的胆管ドレナージ術 - - - - -
K6951ロ 肝切除術(部分切除)(複数回切除) - - - - -
K696 肝内胆管(肝管)胃(腸)吻合術 - - - - -
当科ではこどもの肝移植・腎移植・小腸移植・肝細胞移植を行っています。健常成人をドナーとした生体肝移植手術を国内最多症例実施しています。また肝移植後の血管合併症・胆管合併症や先天性門脈欠損症・門脈大循環シャント症例の血管内治療も数多く実施しています。これはDPCという保険診療システム上の集計です。そのため移植手術は本集計から除外する仕組みになっています。臓器移植センターのHPから詳細をご参照いただければ幸いです。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 89 0.84%
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症のうち、89件が入院契機が「同一」という分類になります。これは、手術処置の合併症が入院の原因となっており、分かりにくいと思います。このなかには、水頭症の患者さんの脳室ー腹腔シャント交換患者が「シャント機能不全」としてに含まれたり、在宅で中心静脈カテーテルを使用して、薬剤や栄養を投与している患者さんのカテーテル感染による入院患者さんが含まれたりしているため、この分類が多くなっています。

更新履歴

2021.09.29
掲載