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お薬Q&A

解熱剤について

  • 解熱剤の粉薬と坐薬は、違いがあるのでしょうか?
    • 熱を下げる効果は、粉薬でも坐薬でも同じです。ただし、坐薬は直腸から直接吸収されるため、効果が早く現れます。子どもが苦しそうで、早く熱を下げたいときは坐薬を使うといいでしょう。また、粉薬を上手にのめないときに、坐薬を使うとよいでしょう。
  • 解熱剤を使っても効果は一時的なもので、あまりよくないと聞きましたが、本当ですか?
    • 解熱剤は一時的に熱を下げる目的に使う薬で、病気の根本的な治療になる薬ではありません。しかし、熱を一時的に下げて楽にすることは、体の回復に必要なこともあります。解熱剤は使い方次第で役に立つ薬です。
  • 小児解熱用の坐薬は体温が何度以上になったら使うのでしょうか。また熱が下がらない時、次はいつ使用したらよいのでしょうか?
    • 子どもの正常体温は成人に比べて高く、個人差・年齢差・諸条件(食事・入浴など)により変わります。目安として、37.5度を越える場合、発熱と考えます。発熱に対してすぐに解熱剤を使うと、発熱の原因になっている病気がわからなくなることがあるため、安易に解熱剤を使わず、必ず医師の診察を受け、指示にしたがって使ってください。解熱剤の効果は4~6時間のため、次に解熱剤を使用するまで5~6時間空けてください。使用回数は1日2~3回が目安です。

残った薬について

  • 薬が残っていますが、症状が消えたので途中で薬をやめてもよいでしょうか?
    • 薬は勝手にやめず、医師に相談しましょう。薬には、解熱剤や咳止めなどのように症状が消えたらやめてもいい薬と、抗生剤などのように症状が消えても一定期間飲まなくてはならない薬があります。細菌感染による病気は、熱や咳などの症状が消えても、病気そのものが治ったわけではなく、一定期間、飲む必要があります。薬を途中でやめてしまうと、また悪くなったり、耐性菌ができたりします。 そのため、薬を医師に処方してもらった時に、どのような薬かきちんと聞いておく必要があります。また、症状が軽くなっても、再度受診が必要か、確認しておくとよいでしょう。
  • もらった薬はどの程度もつのでしょうか?
    • 湿気などに注意して正しく保管すると、長期間品質を保つことができます。ただし、風邪のシロップ剤は水などが加えられていることがあるため、長く保存できません。シロップ剤は処方された日数を目安にしてください。ただし、病院で処方された薬は、子どもの体重やその時の症状に合わせて調整しているため、勝手に判断して薬を飲むことは危険です。具合が悪くなり、薬を飲まなければならないような時は、医師の診察を受けましょう。
  • 残ってしまったオムツかぶれの薬は使うことができますか?
    • 保存状態がよければ、残った薬を使うことができますが、症状に合わせて使う必要があります。残っていたくすりを使ってもなかなか治らない場合は、オムツかぶれ以外の病気の可能性もあります。このような時は必ず医師の診察を受けましょう。

坐薬について

  • 坐薬の使い方を教えてください。
    • 坐薬を包装から取り出し、指先またはティッシュペーパーなどでつまみます。子どもを仰向けに寝かせて両足を持ち上げ、坐薬のとがった方から肛門に入れ、4~5秒おさえてください。薬が入りにくい場合は、薬の先端を小量の水で濡らすか、薬が少し溶け始めるまで肛門に押し当てておくと、入りやすくなります。
  • 1回に1/2の座薬を使用する場合は、どうしたらよいでしょうか?
    • 清潔なカッターなどで包装された座薬を斜めに切り、半分にします。肛門に挿入する際には、とがった切り口の部分からの挿入は避けてください。残った坐薬は、きれいなラップなどで冷蔵庫に保存してください。
  • 坐薬を入れたらすぐに便をしてしまいましたが、もう一度使ってもよいでしょうか?
    • 坐薬を入れた直後の場合、便と一緒に坐薬も出ているため、もう一度入れてください。坐薬は吸収が早いため、便の中に坐薬が見えなければ、すでに吸収されているため、座薬を使う必要はありません。。
  • 熱性けいれんの予防のため、2種類の坐薬をもらいましたが、注意することはありますか?
    • 一般的に、抗けいれん坐薬(ダイアップ坐剤)と解熱用坐薬(アンヒバ・アルピニー他)を一緒に使う場合、30分以上間隔を空ける必要があります。同時に使った場合、抗けいれん剤の吸収が遅れてしまい、けいれん予防の効果が弱くなる可能性があります。まず、抗けいれん坐薬を入れて、30分以上間隔を空けてから、解熱用坐薬を入れてください。

薬の飲み方

  • 薬を飲ませて、すぐ吐いてしまった時はどうしたらよいでしょうか?
    • 薬を飲んだ後、すぐに吐いてしまった場合は、もう1度1回分の薬を飲ませてください。しかし、30分以上経って吐いた場合は、薬が吸収された可能性があるため、もう1度飲ませる必要はありません。
  • 薬をいやがる子どもに飲ませるには、どうしたらよいでしょうか?
    • 乳児の場合は、粉薬を少量の水で練って指先につけ、あごや頬の内側に塗り、すぐに水・ぬるま湯などを飲ませるとよいでしょう。また、少量のアイスクリームに混ぜたり、少量の砂糖水に溶かしてもよいでしょう。ジュースで薬を溶かすと、苦味が出る薬もあるため注意が必要です。また、ミルクは薬を混ぜると味が変化し、ミルク嫌いになる場合があります。溶かして飲ませるときには、飲み残しがないように注意してください。幼児の場合は、病気を治すために薬を飲まなければならないことを説明することも大切です。
  • 薬をのむ時に、どの程度の量の水を飲めばよいでしょうか?
    • 薬は水に溶けることで腸から吸収されやすくなり、効果を発揮します。しかし、水の量が少なすぎたり、水なしで薬を飲むと、薬が食道にひっかかり薬剤性の食道炎になることがあります。そのため、薬を飲むときは、コップ半分から1杯程度の水かぬるま湯で飲んでください。
  • 病院の薬が効かない時は、市販薬に替えてもよいでしょうか?
    • 病院の薬をきちんと飲みましょう。病気が治るまでに時間がかかることもあるため、薬の効果が見られない時は医師に相談してください。市販薬は、一般的な症状に合わせて薬が配合されています。病院からもらう薬は、病気の子どもの症状に合わせた薬が配合されています。病院からもらった薬を飲んでも症状がよくならない場合は、再度受診してください。
  • 他の病院でもらった薬と一緒に飲ませてもよいでしょうか?
    • 受診時に必ず、現在飲んでいる薬を医師に伝えてください。お薬手帳等を持参することもよいでしょう。同じ薬が処方された場合、必要以上の量を飲むことになるため、副作用が出現する可能性があります。また、薬によって、一緒に飲むと他の薬の効果を強くしたり、弱くすることもあるので、注意が必要です。

塗り薬について

  • 塗る場所によって薬が違うことはありますか?
    • 同じ湿疹でも、体の場所ごとに皮膚の厚さが異なり、効果に差があるため、薬を塗る場所ごとに薬が処方されることがあります。体の場所ごとに症状が異なる場合があるため、必ず指示通りに薬を使い分けてください。

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