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逆子(さかご)について
逆子(さかご)って、なに??
一方、赤ちゃんの頭が下向きになっている状態を「頭位(とうい)」と言います。
どうして、逆子(さかご)になるの?
逆子(さかご)が起こる原因は、はっきりと分かっていません。
赤ちゃんは、妊娠中期まではお母さんのお腹の中で活発に動いていますが、妊娠32週ごろまでに位置が定まり、頭囲に定まってきます。そのため、32週よりも前なら、逆子であっても心配はありません。
また、出産の時には帝王切開などの対処が必要ですが、それ以外には、妊婦さんの普段の生活や赤ちゃんの発育などにも特に問題を及ぼすようなことはありません。
どのくらいの割合で逆子になるの?
妊娠30週には15%、妊娠34週には10%、妊娠36週には7%くらいと、だんだんと減っていきます。
普通分娩(経腟分娩)できるの?
また、赤ちゃんが無事に出られても、出産中に骨折したり、へその緒が先に出てしまって(臍帯脱出)赤ちゃんが窒息してしまったりと危険がともないます。こういったリスクを避けるために、さかごの場合は帝王切開をおすすめしています。
赤ちゃんへのリスクは?
さかごの分娩で、赤ちゃんに死亡や重篤な合併症が起こる割合は普通分娩で約5%(20人に1人)、帝王切開では、約1.6%(100人に1人)と、帝王切開の方がリスクが低くなっています。
逆子を直す「外回転」
当センターでは、その中でもなるべく早めの時期に行うことをおすすめしてて、一泊入院で行います。なお、「骨盤位外回転」は健康保険が適用されています。
リスクはあるの?
「骨盤位外回転」のリスクとしては、施術中に赤ちゃんが苦しがって起こる心音異常が約6%(100人に6人)です。その場合は、すぐに中断することで、ほとんどが正常な心音に戻ります。
国立成育医療研究センターでの出産について
国立成育医療研究センターは、ハイリスクな方も、そうでない方も、すべての妊婦さんにご出産いただけます。
周産期の診療科は、産科、胎児診療科、不育診療科・妊娠免疫科、新生児科、産科麻酔科、母性内科、不妊診療科、周産期歯科があります。また、新生児集中治療室(NICU)を備える小児の総合病院でもあるため、出産後すぐの治療が必要な場合も、対応できます。
産科麻酔科では、医師が365日24時間無痛分娩に対応し、赤ちゃんの生まれるタイミングで安心して分娩に臨めます。
また、手ぶらで入院やお祝いディナー、里帰り出産、また上のお子さんの立会い出産にも対応していますので、ぜひ当センターでの出産をご検討ください。
初診の予約方法
患者さんご自身で予約センターへご連絡いただき、予約をお取りください。
早めの受診が必要な場合
医師の診断により早めの受診が必要な場合には、現在の主治医から医療連携室へご連絡をお願い致します。