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気管切開後のトラブル


気管切開とは

肺に空気を送ったり、痰を吸引しやすくするために気管に小さな孔をあけることを「気管切開」といいます。呼吸するとき、吸った空気は鼻やのどから気管を通って肺に送られます。呼吸がうまくいかないとき、痰や分泌物がうまく吐き出せず苦しい時に、気管切開をすることで、空気が肺にいきわたりやすくなり、痰や分泌物も吸引しやすくなります。

気管切開後のトラブル

カニューレ事故抜去

カニューレ(気道の確保や、気道の分泌物などを吸引するために、気道に差している管)に何かがひっかかると、想定外にカニューレが抜けてしまうことがあります。気管にあけた孔はしばらくすると徐々に小さくなってしまうため、気づいた時には早急にカニューレの再挿入が必要です。カニューレ事故抜去が起こらないように、バンドをしっかりとゆるまないようにつけて、カニューレを固定することが大切です。

肉芽形成

気管切開孔周囲の肉芽:カニューレが気管の壁や皮膚に長期間当たり続けると傷ができて赤く柔らかいおできのようなものができます。これを肉芽と呼びます。肉芽ができると出血の原因になったり、ガーゼににおいがつくこともあります。炎症を落ち着かせるためにステロイドや抗生剤の入った軟膏を使用します。時には肉芽を切除する処置が必要になります。特にこどもの場合は、気管や皮膚が弱く傷つきやすいので注意が必要です。


気管内のカニューレ先端にできる肉芽:カニューレの先が気管壁に当たって形成されます。肉芽が大きくなると、カニューレが閉塞して窒息することがありますので注意が必要です。この場合はカニューレのサイズを変えたり、ステロイドの吸入を行います。

腕頭動脈瘻

気管の前方には腕頭動脈という大きな血管が横切っています。カニューレの先端が気管の壁に当たり続けて肉芽や潰瘍ができると、場合によっては気管壁に孔があいて、さらには腕頭動脈にまで炎症が波及して大出血を起こすことがあります。これを腕頭動脈瘻と言います。カニューレから血液が引けてくる場合は、腕頭動脈瘻の可能性も考えられますので救急を受診する必要があります。腕頭動脈瘻であった場合は、救命率も低くなりますので、定期的にカニューレと腕頭動脈の位置関係を確認しておくことが大切です。


患者さんへの情報提供

小児気管切開とはどのような手術なのか?どのような生活になるのか?また、助成金などの支援についての情報を提供するサイトです。