国立研究開発法人 国立成育医療研究センター National Center for Child Health and Development

代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
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リンパ管腫(リンパ管奇形)│子どもの病気

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リンパ管腫(リンパ管奇形)とは

リンパ管腫(リンパ管奇形)は、胎生期のリンパ管の発生・分化異常により生じる、大小様々なリンパ嚢胞の集まりを主体とした病変です。
体表に存在する場合には、多くは柔らかな膨隆した皮下腫瘤(ふくらんだしこり)として認められます。頚部・顔面や、腋窩(わきのした)・体幹などの体表のほか、縦隔(心臓・肺の近く)などの深部に発生することもあります。その内部の構造から、嚢胞性(大きな袋状の構造)、海綿状(スポンジ状の構造)に大きく分けられます。

リンパ管腫(リンパ管奇形)の治療方針

超音波、CT、MRIなどの画像検査により、評価を行います。リンパ管腫による圧排で呼吸などに問題を生じる場合には、出生後早期からの治療が必要となります。
治療方針は、リンパ管腫の種類・部位により異なります。穿刺が可能で周囲に危険な器官のない嚢胞性のリンパ管腫では、まず硬化療法が適応となります。硬化剤(ピシバニール)と呼ばれる薬剤を内部に注入すると数週間を経て縮小します。
治療後は発熱などの副反応が生じるため、基本的には入院して治療を行います。海綿状や深部のリンパ管腫では、全身麻酔での切除術が適応となる場合があります。
リンパ管腫は多くの場合、嚢胞状と海綿状の部分が混在しており、硬化療法の完了後に切除術を要することがあります。また正常な組織内に浸潤性に(分け入るようにして)広がっていることが多く、切除に際しては神経などの正常な重要組織を損傷しないような注意が必要です。浸潤性であるがゆえに、完全な切除は困難な場合が多くあります。

国立成育医療研究センターの診療体制

NO 担当科 治療内容 担当者 診療時間(受付時間)
1 外科 硬化療法
体幹・深部のリンパ管腫の切除術8
金森、渕本、
藤野
月・火・水・木(午前)
木(午後)
2 耳鼻咽喉科 気道の評価・治療 守本、小森 月・水・金(午前)
3 形成外科 頚部・顔面のリンパ管腫の切除術(耳鼻咽喉科と協同) 金子、彦坂 水・金(午前)

リンパ管腫(リンパ管奇形)の診療実績

年間で外科では10件前後の硬化療法を行っており、外科・形成外科では10件前後の切除術を行っています。
また当センターでは病院と研究所が一体となり、リンパ管腫の基礎研究を積極的に行っています。リンパ管腫の病態を解明することで、根治を目標として新規の治療法・薬剤などの開発を目指しています。

国立成育医療研究センターの診療のご案内

外科の初診日は毎週月・火・水・木曜日の午前、木曜日午後です。形成外科の初診日は毎週水・金曜日の午前です。
  • 外来は、すべて予約制ですので、当院で受診される方は『事前予約』が必要です。
国立成育医療研究センターでは、事前予約制を導入しております。当院での受診を希望の方は他院からの診療情報提供書(紹介状)をお手元にご用意の上、予約センター(電話 03-5494-7300)で予約をお取りになってからご来院ください(予約取得時に、紹介状の確認をしております)。詳しくは、予約センターにお問い合わせください。

予約センター (直通)

03-5494-7300

月~金9時~17時 (祝祭日を除く)にお電話ください。

※他施設入院中の患者さんへ
  • 当院受診時に他施設入院中の患者の診察料は自費扱いとなります。
  • ご家族のみでご来院の場合も、同様の扱いとなります。
  • 他施設で診断され、当院への受診を希望される場合は、主治医の先生と相談し、当院へ紹介していただくようお願い致します。紹介状は、必ずご持参くださいますようお願いいたします。

他の医療機関からの問い合わせ先(患者転院の御依頼)

診療情報提供書をご用意いただき、医療連携室にご連絡ください。