国立研究開発法人 国立成育医療研究センター National Center for Child Health and Development

代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
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小児気道狭窄(喘鳴) | 子どもの病気

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気道狭窄(喘鳴)とは

気道の画像

乳幼児の鼻の穴から気管にいたるまで、大人よりもはるかに狭く、ちょっとむくんだだけでも呼吸が苦しくなって生命の危険におよぶこともあります。

○喉頭軟化症

たとえば喉頭軟化症では喉頭蓋とよばれる蓋のような部分が息を吸うと気管の中に引き込まれてしまうため、息がつまって苦しくなります。

○喉頭嚢胞・腫瘍

喉頭に先天性の腫瘍があると、体が成長するに従って腫瘍も大きくなるため、だんだんとミルクを飲んでいるとつまったような音がしたり、体重が十分に増えなかったりすることもあります。喉頭の先天性腫瘍そのものが非常に稀な病態のために診断がなかなかつかないこともあります。

○声門下狭窄

挿管により徐々に空気の通り道が狭くなってきます。ちょっと動くだけで苦しくなったり、風邪をひくと喘鳴とひどい咳のクループ症状がみられます。気管切開が必要となることも少なくありません。

気道狭窄(喘鳴)の治療方針

なぜ呼吸が苦しいのか、正しい診断を行う必要があります。

○診断

内視鏡検査の画像

  • 内視鏡検査:外来にて鼻から内視鏡を挿入し、狭窄している部位を検索する。起きている状態で声帯の動きなどを観察できます。
  • 単純X線検査:狭いところの全体像を把握します。
  • 全身麻酔下喉頭精査:さらに全身麻酔下に観察し、狭い部分の堅さや大きさを実際に鉗子で確認することもあります。

○治療

  • 気管切開:空気の通り道が狭い場合、感冒などで急激に状態が悪化することがありますので、まず気管切開が必要となることがあります。気管切開については、別のサイト(気管切開ナビ)をご覧ください。
  • 内科的治療:呼吸が苦しくて体が大きくならず、ずっと苦しいままのこともあります。体重を増やし、ミルクの飲み方を変え、寝るときの姿勢を工夫するだけでも症状が軽くなる疾患もあります。酸素の投与やエアウェイ(鼻の中から狭いところに筒を入れる)だけで劇的に楽になることもあります。
  • 手術治療:嚢胞などが大きくなる場合、レーザーメスなどで切除します。声門下狭窄では、狭窄の程度によりレーザーで縮めたり、軟骨を使って拡げる手術を行います。残念ながら高度の狭窄症例では喉頭を拡げる喉頭形成術を何度も行う必要があるなど、治療にも難渋することが多いです。また、長期挿管に伴って声帯が開きにくくなっている場合には、内視鏡下に喉頭形成術を行います。この方法は世界でもまだ始められたばかりの治療法です。

国立成育医療研究センターの診療体制

診断は耳鼻咽喉科および呼吸器科が連携して検査を行っています。治療では、内科的な治療は呼吸器科および総合診療科が担当し、外科的な治療は耳鼻咽喉科が担当します。また、呼吸が最も苦しい時や緊急時は集中治療科(ICU)が対応します。

気道狭窄(喘鳴)の診療実績 

  • 喉頭内視鏡検査は月に100例以上
  • 気管切開は年に30例程度(2014年)
  • 他院から治療のために紹介、転院された例は40例程度(2014年)

国立成育医療研究センターの診療のご案内

他院で気道狭窄と診断され、当院での診断をご希望される場合は主治医の先生と相談していただき、主治医の先生から当院への連絡をお願いしてください。
手術治療の適応を判断するため、または治療方針を決定するために精密検査を行いますが、狭窄部位が気管や気管支など広がっている場合、当院では手術困難で他院をご紹介させていただく場合があります。
また、内科的な治療のみで落ち着いた場合は、紹介していただいた先生の元で引き続き治療をお願いしています。リハビリ治療目的のご依頼は受け付けておりません。
  • 外来は、すべて予約制ですので、当院で受診される方は『事前予約』が必要です。
国立成育医療研究センターでは、事前予約制を導入しております。当院での受診を希望の方は他院からの診療情報提供書(紹介状)をお手元にご用意の上、予約センター(電話 03-5494-7300)で予約をお取りになってからご来院ください(予約取得時に、紹介状の確認をしております)。詳しくは、予約センターにお問い合わせください。

予約センター (直通)

03-5494-7300

月~金9時~17時 (祝祭日を除く)にお電話ください。

※他施設入院中の患者さんへ
  • 当院受診時に他施設入院中の方の診察料は自費扱いとなります。
  • ご家族のみでご来院の場合も、同様の扱いとなります。
  • 他施設で診断され、当院への受診を希望される場合は、主治医の先生と相談し、当院へ紹介していただくようお願い致します。紹介状は、必ずご持参くださいますようお願いいたします。

他の医療機関からの問い合わせ先(患者転院の御依頼)

外来の患者について
転院に際して、以下の準備をお願いします。
  • 診療録(必要な情報を含む箇所)のコピー
  • 紹介状(時間的余裕がない場合は結構です。)
  • 血液検査結果、X線検査などの画像検査のコピー