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プレコンノート

Action2

生活を整えよう!

毎食、主食・副菜・主菜・
乳製品・果物を揃えよう

 「食事バランスガイド」で確認すれば、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかがわかります(右図参照)。 コマが立つように主食・副菜・主菜・乳製品・果物の5つのグループをバランスよく食べましょう。
 栄養不足による若い女性のやせは、貧血・肌荒れ・骨密度や筋力の低下などを引き起こします。月経不順や不妊、低出生体重児※1の原因になるなど、将来の妊娠・出産にも影響を与えます。
※1 低出生体重児とは、生まれたときの体重が2,500g未満の赤ちゃんのこと。

食事バランスガイド
しっかり摂りたい栄養素
たんぱく質卵・牛肉・鮭・大豆
カルシウム牛乳・小魚
鉄分あさり・レバー・牛肉
葉酸ほうれん草・ブロッコリー・枝豆・納豆・いちご
ビタミンB群魚・豚肉
ビタミンAうなぎ・ほうれん草
ビタミンDきくらげ・干し椎茸・しらす・鮭
食事バランスガイド
しっかり摂りたい栄養素
タンパク質卵・牛肉・鮭・大豆
カルシウム牛乳・小魚
鉄分あさり・レバー・牛肉
葉酸ほうれん草、ブロッコリー、枝豆、納豆、いちご
ビタミンB群魚・豚肉
ビタミンAうなぎ・ほうれん草
ビタミンDきくらげ・干し椎茸、しらす、鮭

妊娠の1ヶ月以上前から必要な栄養素「葉酸」

 妊娠前から妊娠初期にかけて、葉酸というビタミンをしっかり摂ることで、赤ちゃんの神経管閉鎖障害の予防につながります。神経管閉鎖障害とは、胎児の神経管ができるとき(受胎後およそ28日)に起こる先天異常で、無脳症・二分脊椎・髄膜瘤などがあります。妊娠を知るのは神経管ができる時期よりも遅いため、妊娠を希望する女性は緑黄色野菜を積極的に摂取し、サプリメントも上手に活用しながらしっかり葉酸を摂取しましょう。サプリメントや食品中に強化される葉酸として1日400μg摂取することが望まれます。
参考:「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」(厚生労働省,2021年3月)

あなたにも赤ちゃんにも悪影響

 危険ドラッグや麻薬、大気汚染、農薬、水銀やシンナーなど、自分のからだに悪影響を与えるものは、将来生まれる赤ちゃんの健康にも影響する可能性があります。絶対にやめましょう。  
 また食品を買うときは産地や添加物に気をつける、大気汚染の情報を確認して避ける、マニキュアを使用するときは成分を確認するなどの対策も大切です。

タバコをやめましょう

 タバコはがん・心臓病をはじめたくさんの病気を引き起こすします。また男女ともに不妊症のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産、早産、周産期死亡、低体重を引き起こす可能性があります。赤ちゃんが生まれた後も乳幼児突然死症候群のリスク因子となるなど、その影響はきわめて広範囲です。WHOは妊娠中の電子タバコの使用はリスクがあるとしています。禁煙外来を活用して、いますぐに禁煙しましょう。

女性

不妊流産・早産周産期死亡常位胎盤早期剥離閉経年齢の早期化骨粗しょう症しわ、たるみ、くすみ、黒ずみ歯の黄ばみ、黒ずみ

赤ちゃん

乳幼児突然死症候群低出生体重児注意欠陥・多動性障害(ADHD)

男性

不妊ED(勃起不全)

女性

不妊流産周産期死亡常位胎盤早期剥離閉経年齢の早期化骨粗しょう症しわ、たるみ、くすみ、黒ずみ歯の黄ばみ、黒ずみ

赤ちゃん

乳幼児突然死症候群低出生体重児注意欠陥・多動性障害(ADHD)

男性

不妊ED(勃起不全)

アルコールは、胎児性アルコール症候群の原因に

 妊娠中にお酒を飲むと、アルコールは胎盤を通って赤ちゃんにも影響し、胎児性アルコール症候群の原因になります。「この量なら大丈夫」というものは確立していませんので、妊娠を考えたときからアルコールは控えるようにしましょう。妊娠中は禁酒が原則です。

妊娠中の飲酒は

につながります

妊娠中は禁酒をしましょう

胎児性アルコール症候群とは、妊娠中の飲酒が原因で赤ちゃんにさまざまな症状が現れる病気です。妊娠初期に発症すると目や鼻などの奇形、妊娠中期では胎児の発育不全や中枢神経障害がみられると言われています。このほか、発育の遅れ、精神遅滞、多動症などが現れることもあります。