国立研究開発法人 国立成育医療研究センター National Center for Child Health and Development

代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
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「コロナ×こども本部」調査報告 鬱(うつ)になっても「誰にも相談せず様子をみる」こども25~51%

< お詫びと訂正について >

本リリースの数値に誤りがございました。リリースを見てくださった方、ならびに関係者の方々にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げるとともに以下のように訂正いたします。

  1. 【p.2 プレスリリースのポイント 1項目目】
    (誤)「~層化二段無作為抽出法により全国50自治体から選ばれた小学5年生~中学3年生のこどもとその保護者を対象に調査票を郵送し、こども2,415名(回答率53%)、保護者2,448名(回答率54%)にご協力いただきました。」
    (正)「~層化二段無作為抽出法により全国50自治体から選ばれた小学5年生~中学3年生のこどもとその保護者を対象に調査票を郵送し、こども2,418名(回答率53%)、保護者2,451名(回答率54%)にご協力いただきました。」

  2. 【p.2 プレスリリースのポイント 4項目目】
    (誤)「典型的な抑うつ症状を呈したこどもについて、「生活と健康実態調査」では小学5年生~中学3年生の94%が、「コロナ×こどもアンケート」では小学5年生~中学3年生の95%が「助けが必要な状態である」と回答しました。」
    (正)「典型的な抑うつ症状を呈したこどもについて、「生活と健康実態調査」では小学5年生~中学3年生の95%が、「コロナ×こどもアンケート」では小学5年生~中学3年生の94%が「助けが必要な状態である」と回答しました。」


国立成育医療研究センター(所在地:東京都世田谷区大蔵2-10-1理事長:五十嵐隆)の「コロナ×こども本部」は、2021年12月に実施した二つの調査、「2021年度新型コロナウイルス感染症流行による親子の生活と健康への影響に関する実態調査」(以下:生活と健康実態調査、実施方法:郵送調査)と「コロナ×こどもアンケート第7回調査」(以下:コロナ×こどもアンケート、実施方法:ウェブ調査)において尋ねた共通項目の結果について、「コロナ禍における思春期のこどもとその保護者の心の実態」として報告をまとめました。
 今回の調査では、小学5~6年生の9~13%、中学生の13~22%に、中等度以上の抑うつ症状がみられました。また、典型的な抑うつ症状を呈しているこどもの描写を読んでもらったところ、小学5年生~中学3年生の94~95%が「助けが必要な状態である」と回答したにも関わらず、「もしあなたが同じような状態になったら誰かに相談しますか」という質問に対しては、小学5~6年生の25~29%、中学生の35~51%が「相談しないで自分で様子をみる」と回答しました。これは、自分が鬱になってしまっても周りに相談することなく自分で抱え込んでしまうことを示唆しています。こういった状況は、抑うつ症状が重いこどもほど、割合が高くなっていました。
このようなこどもたち救うためには、家庭、教育機関また社会全体が、こどもたちのこころの状態の変化を敏感に感じ取り、支援に繋げていくことが重要であると言えます。
「コロナ禍における思春期のこどもとその保護者の心の実態調査報告書」と、「コロナ×こどもアンケート第7回調査報告書」の全文は国立成育医療研究センター「コロナ×こども本部」のページで公開しています。
図1の画像

図2の画像

プレスリリースのポイント

  • 「2021年度新型コロナウイルス感染症流行による親子の生活と健康への影響に関する実態調査」(実施方法:郵送調査)は、層化二段無作為抽出法により全国50自治体から選ばれた小学5年生~中学3年生のこどもとその保護者を対象に調査票を郵送し、こども2,415名(回答率53%)、保護者2,448名(回答率54%)にご協力いただきました。
  • 「コロナ×こどもアンケート第7回調査」(実施方法:ウェブ調査)は、SNS等でアンケート参加を呼びかけ、小学1年生~高校3年生(相当)のこども487名、0歳~高校3年生(相当)のこどもの保護者のべ3,282名にご協力いただきました。このうち、小学5年生~中学3年生のこどもと保護者は、それぞれ186名、422名でした。
  • 「生活と健康実態調査」では小学5~6年生の9%、中学生の13%に、「コロナ×こどもアンケート」では小学5~6年生の13%、中学生の22%に、それぞれ中等度以上の抑うつ症状がみられました(日本語版PHQ-A尺度を使用して調査)。 
  • 典型的な抑うつ症状を呈したこどもについて、「生活と健康実態調査」では小学5年生~中学3年生の94%が、「コロナ×こどもアンケート」では小学5年生~中学3年生の95%が「助けが必要な状態である」と回答しました。
  • 一方、「(自分が同じような状態になったら)誰にも相談しないでもう少し自分で様子をみる」と回答したのは、「生活と健康実態調査」では小学5~6年生の25%、中学生の35%、「コロナ×こどもアンケート」では小学5~6年生の29%、中学生の51%に上りました。
  • 重症度の高い抑うつ症状を呈するこどもほど、「すぐ誰かに相談する」と回答したこどもが少なく、「誰にも相談しないでもう少し自分で様子をみる」と回答したこどもが多くなっていました。
  • 保護者に尋ねたところ、「(自分のこどもが同じ状況だったら)病院は受診させずに様子をみる」と回答したのは、「生活と健康実態調査」では29%、「コロナ×こどもアンケート」では22%でした。
  • 受診を躊躇する理由として、いずれの調査でも約3割の保護者が、「受診が必要なのか分からない(様子をみてもいいのではないかと思う)」、「どこの病院を受診したらよいのか分からない」と回答しました。

※コロナ×こどもアンケート第7回調査報告書の全文・ダイジェスト版などをご覧になりたい方は、コロナ×こども本部のホームぺージをご確認下さい。

本件に関する取材連絡先

国立成育医療研究センター 企画戦略局 広報企画室

03-3416-0181(代表)

koho@ncchd.go.jp

月~金曜日(祝祭日を除く)9時〜17時


※医療関係者・報道関係者以外のお問い合わせは、受け付けておりません。