国立研究開発法人 国立成育医療研究センター National Center for Child Health and Development

代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
〈月~金曜日(祝祭日を除く)9時〜17時〉

  • アクセス・交通案内
  • 予約センター
  • MENU

スマホアプリによる不妊治療に関する情報提供で ユーザーのリテラシーが向上!

国立成育医療研究センターの梅澤 明弘研究所長、再生医療センター横溝 陵研究員らのグループと、女性の健康情報サービス「ルナルナ」を運営する株式会社エムティーアイは、共同研究として「ルナルナ」を用いて約4,000人の利用者を対象としたランダム化比較試験(※1)をスマートフォンアプリ(以下、「アプリ」)内で実施し、アプリを用いた不妊治療に関する情報提供が利用者の知識向上に寄与することを明らかにしました。また、日本における不妊治療についてのリテラシーの現状と課題も明らかになり、エビデンスに基づく質の高い情報提供方法の開発につながるものと期待されます。
ルナルナの画像

プレスリリースのポイント

  • アプリで不妊治療に関する情報提供をしたグループ(介入群)では、女性のカラダの知識など不妊治療以外の情報を提供するグループ(対照群)と比較して情報提供後に実施した不妊治療に関するテストの点数が有意に上昇し、アプリを通じて不妊治療に関する情報提供をすることが、知識の向上に寄与することが明らかになりました。
  • アプリで研究参加者の募集から大規模なランダム化比較試験の実施および結果となるデータ収集までを一貫して行うという画期的な研究デザインの臨床研究を行いました。
  • 不妊治療に関する情報収集の課題として、情報の質に悩んでいることが明らかになり、日本における不妊治療リテラシー向上に向けた方策を組む上で重要な知見が得られました。
  • 60%以上の参加者の方は、普段インターネットをベースに不妊治療に関する情報収集を行っていることが明らかになりました。しかし情報の信頼性について約60%の人が不安を抱えている一方、情報収集の際に気を付けていることについては「特に気にしていない」という回答割合が約40%と最も多く、これらの現状を踏まえながら今後の情報提供方法について検討する必要があることが考えられます。
  • 本研究成果は、不妊治療に関して、時代および対象となる世代に合わせた情報提供方法に関するエビデンスを提供するものであり、カップルがライフプランを考える際に役立つと考えられます。

発表論文情報

掲載雑誌:npj Digital Medicine

論文タイトル:
Smartphone application improves fertility treatment-related literacy in a large-scale virtual
randomized controlled trial in Japan

DOI: 10.1038/s41746-021-00530-4

著者:
Ryo Yokomizo, Akari Nakamura, Makoto Sato, Risa Nasu, Maaya Hine, Kevin Y. Urayama,
Hiroshi Kishi, Haruhiko Sago, Aikou Okamoto, and Akihiro Umezawa

本件に関する取材連絡先

国立成育医療研究センター 企画戦略局 広報企画室

03-3416-0181(代表)

koho@ncchd.go.jp

月~金曜日(祝祭日を除く)9時〜17時


※医療関係者・報道関係者以外のお問い合わせは、受け付けておりません。