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北米小児病院看護研修報告(看護師:川上 智代)

看護師
川上 智代


 ワシントンDC小児病院とトロント小児病院の研修のご報告です。
今回は移行期支援と在宅医療支援についてです。移行期支援については、どちらの病院も18歳を迎えたら成人の病院へ患者を移行するプログラムが乳幼児期から組まれていました。
入院患者は病状や入院日数により、それぞれの病院での治療を終えた場合には、後方施設にスムーズに移行できるシステムが構築されていて、入院日数を調整する担当者がおり、積極的に関わっていました。しかし、先天性心疾患患者は疾病の複雑さから成人の病院ではフォローしきれない場合もあり、ワシントンDC小児病院ではそのような患者を引き続き診察していくことも検討しています。
在宅医療退院支援(気管切開、人工呼吸器装着患者)については、どちらの病院も患者の病状によって入院期間が決まっており、気管切開の手術前から在宅医療移行のスタンダードプログラムに沿って指導を進め、退院まで支援をしていました。また、既定の日数で退院を迎えられないケースは後方支援施設であるリハビリセンターで退院まで支援していきます。そして退院後は夜間(23時から翌朝7時)の看護を訪問看護師が担当するシステムが整っており、家族の負担は日本よりも幾分軽減されていると思いました。


写真1.トロント小児病院で実際に配布している移行期プログラム(Good 2 Go)の資料
20160715-1の画像

写真2.在宅移行に際して患者家族も実践練習できる Nickie R Training Doll
20160715-2の画像

本件に関する取材連絡先

国立成育医療研究センター 企画戦略局 広報企画室

03-3416-0181(代表)

koho@ncchd.go.jp

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※医療関係者・報道関係者以外のお問い合わせは、受け付けておりません。

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