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子宮内低栄養は精巣機能障害の原因となる:予防可能な環境因子関連疾患の同定



浜松医科大学緒方勤特命研究教授(浜松医療センター院長補佐)と小児科藤澤泰子病院准教授・小野裕之助教、国立成育医療研究センター分子内分泌研究部深見真紀部長らは、九州大学諸橋憲一郎教授のグループと共同で、子宮内低栄養におかれた雄マウスが出生前に男性ホルモン分泌不全を、そして出生後に精子数減少を示すことを世界で初めて見出しました。これは予防可能な環境因子による精巣機能障害が存在することを示すものであり、女性の低栄養状態(やせ願望)の是正に向けた社会啓発活動の重要性を認識させるものです。


プレスリリースのポイント

  • 子宮内低栄養におかれた雄マウスが、出生前に男性ホルモン分泌不全を、そして出生後に精子数減少を示すことを世界で初めて見出しました。
  • この成果は、子宮内発育不全で出生した男児・男性が高率に外性器異常や不妊症を有する原因を明らかとし、さらに、胎児期の低栄養環境が成人期の糖尿病・高血圧・メタボリック症候群などの発症に関与するというDOHaD (Developmental Origins of Health and Disease)の概念に「精巣機能障害」を加えるものです。
  • 本研究は、わが国において高頻度に認められる子宮内発育不全およびそれに起因する精巣機能障害の予防のために、女性の低栄養状態(やせ願望)の是正に向けた社会啓発活動を推進することの重要性を示すものです。

子宮内低栄養→精巣機能不全の画像

発表論文情報

タイトル:
Intrauterine hyponutrition reduces fetal testosterone production and postnatal sperm count in the mouse.

著者名:
藤澤泰子1), 小野裕之1), 紺野在1), 矢尾育子1), 伊東宏晃1), 緒方勤1), 馬場崇2), 諸橋憲一郎2), 福井由宇子3), 宮戸真美3), 深見真紀3)
1) 浜松医科大学
2) 九州大学
3) 国立成育医療研究センター



掲載紙:Journal of the Endocrine Society


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※医療関係者・報道関係者以外のお問い合わせは、受け付けておりません。



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