国立研究開発法人 国立成育医療研究センター National Center for Child Health and Development

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9歳の約75%がアレルギー検査で陽性!小児アトピー性皮膚炎や喘息症状(喘鳴)の経過には複数のタイプがあり 経過や症状に合わせてベストな治療を行うことが重要

国立成育医療研究センター(所在地:東京都世田谷区大蔵、理事長:五十嵐隆)のアレルギーセンター大矢幸弘、山本貴和子、羊利敏のグループは、同施設で2003年から一般の小児を対象として行ってきた成育コホート(出生コホート研究)から、どのくらいの子どもにアレルギーがあるのかを分析しました。その結果、5歳から9歳で鼻炎症状を有する子どもが3倍に増加することが分かり、また、9歳時にはアレルギー検査陽性者が約75%にもなることが明らかになりました。

さらに、小児アトピー性皮膚炎の経過には、①アトピー性皮膚炎なし・ほとんどなし②乳児期のみアトピー性皮膚炎③遅発型アトピー性皮膚炎④乳児期発症持続のアトピー性皮膚炎4つのタイプがあり、気管支喘息症状の喘鳴の経過には5つのタイプがあることが明らかになりました。

このことから、アレルギーについてはそれぞれの経過や症状に合わせて最適な治療を行うことが重要だと考えられます。


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【5歳時と9歳時におけるアレルギー検査の陽性率】

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【5歳時と9歳時における過去1年間の鼻炎症状の発症】


プレスリリースのポイント

  • アレルギー検査でIgE抗体が陽性だった子どもは5歳時から9歳時にかけて増加傾向で、9歳時の約75%が何らかのアレルゲンに対してIgE抗体陽性でした。54.3%が抗ダニIgE抗体陽性、57.8%が抗スギIgE陽性で、半分以上の子どもでダニやスギに対してIgE抗体が陽性であることが明らかとなりました。
  • 鼻炎症状を有する子どもも5歳から9歳で3倍に増加しており、9歳時には約30%の子どもが鼻炎症状を有することが明らかになりました。

発表論文情報

論文タイトル: IgE responses to multiple allergen components among school-aged children in a general population birth cohort in Tokyo.
掲載: World Allergy Organization Journal. 2020;13(2):100105.
論文タイトル: Four phenotypes of atopic dermatitis in Japanese children: A general population birth cohort study.
掲載: Allergol Int. 2019;68(4):521-52
論文タイトル: IgE responses to multiple allergen components among school-aged children in a general population birth cohort in Tokyo.
掲載: Pediatr Allergy Immunol.2018;29(6):606-11.

本件に関する取材連絡先

国立成育医療研究センター 企画戦略局 広報企画室

03-3416-0181(代表)

koho@ncchd.go.jp

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