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親子関係と、子どものインターネット使用に関する調査分析

国立成育医療研究センター(所在地:東京都世田谷区大蔵、理事長:五十嵐隆)の社会医学研究部と国立青少年教育振興機構(所在地:東京都渋谷区代々木神園町、理事長:鈴木みゆき)の青少年教育研究センターは、小中学生のインターネット利用と親子関係の実態を把握するために行われた調査データを利用し、「家庭の状況」と「子どものインターネットの長時間使用」との関連を分析しました。その結果、親子の会話中に親がスマートフォンなどを使用していたり、家族が一緒にいても、それぞれ自分のスマートフォンなどを使用していたりすると、子どもがインターネットを長時間使用したり、睡眠不足になる傾向が見られました。また、家族と一緒にいて楽しくないと答えた子どもは、休日にインターネットを長時間使用することが多いことも分かりました。

休日のインターネットの長時間使用(5時間以上)の割合

休日のインターネットの長時間使用(5時間以上)の割合のグラフ画像

睡眠不足の経験有りの割合

睡眠不足の経験有りの割合のグラフ画像

プレスリリースのポイント

  • 親のスマートフォンや携帯電話の利用のあり方が子どものインターネットの長時間利用や、子どもの睡眠不足と関連することが示唆された。また家族との時間を楽しんでいない子どもはインターネットの利用が長くなる傾向も示された。
  • 子どもが適切にインターネットを使用する環境をつくるためには、親自身が携帯電話やスマートフォンの使用のあり方に注意を払う必要があると考えられる。
  • 家庭におけるインターネット使用のルール作りと家族全員の遵守の重要性が示された。

掲載学術雑誌

日本公衆衛生雑誌第66巻・第8号(2019年8月15日発刊)
加藤承彦、青木康太朗「家庭の状況と子の長時間のインターネット使用との関連:『インターネット社会の親子関係に関する意識調査』を用いた分析」

本件に関する取材連絡先

国立成育医療研究センター 企画戦略局 広報企画室

03-3416-0181(代表)

koho@ncchd.go.jp

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※医療関係者・報道関係者以外のお問い合わせは、受け付けておりません。

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