国立研究開発法人 国立成育医療研究センター National Center for Child Health and Development

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国立成育医療研究センターにおいて20例目の脳死肝移植の実施

小児ドナーの事例としては我が国で5例目の事例

国立成育医療研究センターの笠原 群生(かさはら むれお)臓器移植センター長のグループは、25日(木)
6歳未満脳死ドナーからの脳死肝移植を実施します。患者は、移植後肝不全の10歳未満女児です。
我が国において、6歳未満の脳死ドナーからの肝移植は5例目です。
国立成育医療研究センターでは今回が3例目で、いずれの脳死肝移植を受けたお子さんも元気に学校生活を送っています。

本プレスリリースのポイント

  • この度、国立成育医療研究センターでは6歳未満脳死ドナーからの脳死肝移植を実施します。患者(レシピエント)は移植後肝不全の10歳未満女児です。6歳未満の脳死ドナーからの肝移植は5例目、国立成育医療研究センターでは3例目となります。
  • 国立成育医療研究センターは、小児の手術件数4,000を超え、昨年は生体肝移植症例70/年(生存率98%以上)という小児の肝臓移植において世界随一の手術成績を収めている小児・周産期をはじめとする成育医療の中核的機関です。
  • これまでに、医療機関2施設間の連携事例として世界初の生体ドミノ肝移植手術を成功させました。

手術の実施方法

手術の開始時刻・終了時刻(予定)

開始時刻:11:30
終了時刻:18:24

担当医師

笠原 群生 臓器移植センター長
阪本 靖介 臓器移植センター副センター長
福田 晃也 臓器移植センター 医長

用語集

 劇症肝炎

肝臓は、身体に必要な物質を合成し、薬物や身体に有害となる物質を解毒、排泄するなど、生命活動にとって重要な役割を担っています。肝臓の中で、これらの働きを担う細胞(肝細胞)が急激にかつ大量に壊れることによって、その機能が低下する病気が劇症肝炎です。
肝臓の機能が低下すると、血液を凝固させるために必要なタンパク(凝固因子)の産生が失われ、また、身体に有害な物質が蓄積して意識障害(肝性脳症)が出現します。もともと健康な人に全身のだるさ、吐き気、食欲不振など急性肝炎と同じ症状が現れてから8週間以内に肝性脳症が見られ、血液中の凝固因子が著しく低下した場合に劇症肝炎と診断します。
肝細胞は増殖する能力に富んでいるために、急性肝炎の大部分は、肝細胞が壊されても自然に元の状態に戻ります(肝再生)。しかし、劇症肝炎ではこの破壊が広くおよぶために、肝細胞の増殖が障害されて、適切な治療を行わないと高頻度に死に至ります。

 肝不全 

肝不全は肝臓を損傷する疾患や物質により引き起こされます。黄疸、疲労、脱力感、食欲不振などの症状がよくみられます。腹部に体液がたまる腹水や、あざや出血が発生しやすくなるなどの重篤な症状もみられます。
診断は症状、診察結果、血液検査結果に基づきます。
通常は原因の治療に加えて、タンパク質摂取の調整、食事の減塩、アルコール摂取の禁止を実施します。肝不全はウイルス性肝炎、肝硬変、アルコールやアセトアミノフェンといった薬物による肝障害など、あらゆる肝臓の病気の結果として生じます。肝不全が起こる前に、肝臓のかなりの部分が損傷を受けています。肝不全は数日から数週間のうちに急速に進行する場合(急性肝炎)もあれば、数カ月から数年かかって徐々に進行する場合(慢性肝炎)もあります。

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本件に関する連絡先

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