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皮膚科・福田理紗医師が優秀演題賞を受賞(EAACI congress 2026)

当センター皮膚科の福田理紗医師が、2026年6月12日から15日にトルコ・イスタンブールで開催されたEAACI Congress 2026(欧州アレルギー・臨床免疫学会)において、Abstract Awardを受賞しました。

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発表概要

受賞対象となった演題は「Urinary Lipid Metabolite Profiling in Pediatric Cutaneous Mastocytosis by Lipidomics」で、小児の皮膚型肥満細胞症における尿中脂質代謝産物の解析を行ったものです。肥満細胞症は、皮膚や組織で肥満細胞が増加し、かゆみ・膨疹・水疱、時にアナフィラキシーなどの多彩な症状を起こす疾患で、患者さんの多くは小児期に発症します。小児では皮膚に限局する「皮膚型」が大半を占めますが、その病態や重症度を客観的に評価できる指標は、これまで十分に確立されていませんでした。
本研究では、体への負担が少ない「尿」を用いて、肥満細胞から放出される脂質代謝産物を網羅的に解析しました。その結果、肥満細胞症のお子さんでは特定の脂質代謝産物のプロファイルが健常児と異なり、病型や重症度とも関連することが明らかになりました。本研究成果は、尿中脂質代謝産物が小児皮膚型肥満細胞症における非侵襲的バイオマーカーとして、診断や病勢評価に有用である可能性を示したものです。

受賞コメント

今回の成果は、日々の診療にご協力いただいている患者さん・ご家族をはじめ、当センター研究所の森田英明先生、東京大学大学院農学生命科学研究科の村田幸久先生をはじめとするセンター内外の多くの研究者・関係者のお力添えによるものです。今後も本研究成果を発展させ、小児肥満細胞症の病態解明と、より安全で効果的な医療の実践に還元できるよう、取り組んでまいります。

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