国立研究開発法人 国立成育医療研究センター National Center for Child Health and Development

代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
〈月~金曜日(祝祭日を除く)9時〜17時〉

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国立成育医療研究センターについて About National Center for Child Health and Development

国立成育医療研究センターについて About National Center for Child Health and Development

妊娠・授乳中の新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種について

新型コロナウイルス感染症ワクチンについて

2021年6月現在、日本で接種が行われている、ファイザー製ワクチン「コミナティ筋注ワクチン」とモデルナ製ワクチン「COVID-19ワクチンモデルナ筋注」は、いずれもmRNAワクチンと呼ばれる新しいタイプのワクチンです。このワクチンは、ウイルス等の毒性を弱めて作られた生ワクチンとは異なり、接種により新型コロナウイルスに感染することを心配する必要はありません。


妊娠中の安全性について

コミナティ筋注、COVID-19ワクチンモデルナ筋注の添付文書では、妊婦又は妊娠している可能性のある女性には予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種することと記載されています。

動物試験では、母動物が接種することで動物の赤ちゃんに悪影響は見られませんでした。

米国におけるmRNAワクチンを接種した妊婦さんの登録調査では、副反応の頻度は妊娠していない女性と同程度でした。また、流産や死産、早産などの頻度は一般的な妊婦さんと比べて上昇しないことが報告されました。現在もさらなる調査が行われています。

妊婦さんが新型コロナウイルスに感染すると、感染していない妊婦さんと比べて重症化する割合や早産等が多いとの報告もあり、ワクチン接種のメリットがあると考えられています。

妊婦さんの新型コロナウイルス感染症に関するQ&Aも、あわせてご確認ください。


授乳中の安全性について

コミナティ筋注、COVID-19ワクチンモデルナ筋注の添付文書では、予防接種上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討することと記載されています。

このワクチンの性質からは、母乳移行量は非常に少なくなると考えられています。さらに多少のワクチン成分を含んだ母乳を赤ちゃんが飲んだとしても、赤ちゃんに悪影響が及ぶとは考えられません。

実際にワクチン接種後の母乳移行について調べた研究では、母乳中にmRNAは検出されなかったと報告されています。また、多くの赤ちゃんで問題はみられなかったとの報告もあります。

これらのことから、授乳中のワクチン接種は問題ないと考えます。

※副反応での解熱鎮痛薬の使用について

妊婦さんの場合、アセトアミノフェンは使用可能ですが、非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェン、ロキソプロフェン等)の妊娠後半期の使用は避けるべきと考えられています。

授乳婦さんの場合、アセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェン、ロキソプロフェン等)ともに安全に使用できると考えられます。

新型コロナウイルスワクチンに関する情報サイト

厚生労働省では新型コロナウイルスワクチンについて以下のように情報提供しています。

妊娠と薬情報センター

※お問い合せ電話で妊娠中・授乳中のお薬に関する質問を承ることはできません