【9月17日開催】第22回免疫アレルギーTerakoya勉強会のお知らせ
この勉強会は、日頃診療している免疫アレルギー疾患の「基礎研究からどこまで分かっているのか」と「最新の臨床」を体験する勉強会です。免疫アレルギー疾患の病態・治療に興味のある方。臨床医、研究者を問わず、初学者向けの勉強会ですので、皆さんのご参加をお待ちしています。
実施要項
開催日時 | 2021年9月17日(金曜日)19時~(約1時間程度) |
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開催方法 | Microsoft Teamsによるオンライン開催(事前登録が必要です) |
対象 | 免疫アレルギー疾患の病態に興味のある方 臨床医、研究者を問わず、初学者向け |
事前登録方法 | 参加希望の方は下記アドレス宛てにご氏名、所属をご連絡ください。 開催1時間前に、招待メールを送付いたします。 |
事前登録メールアドレス | Allergy-terakoya@ncchd.go.jp |
申し込み締め切り | 開催当日 9月17日(金曜日)17時30分まで |
テクニカルセミナー | テーマ:「好酸球性消化管疾患、全国調査から見えてきた、いくつかの確かなイメージ」 講師:野村伊知郎(国立成育医療研究センター 好酸球性消化管疾患研究室 室長) |
講師からのコメント
野村伊知郎(国立成育医療研究センター 好酸球性消化管疾患研究室 室長)
好酸球性消化管疾患には、炎症が食道のみに限局した、好酸球性食道炎と、広い範囲に炎症がある好酸球性胃腸炎とがあります。いずれも患者数が世界的に増加傾向にあります。食道炎は欧米に多く、かなりのことがわかってきました。しかし、胃腸炎の方は日本に多く、実態が明らかになっていません。そこで我々は、厚生労働省難治性疾患政策研究の一環として、全国調査を行いました。解析をしてみると、これまでわかっていなかったことが明らかとなり、確かなイメージが見えてきたと感じています。また、食事療法の効果、欧米の生物学的製剤治験結果から得られた、免疫機序の考察も行い、覆い隠しているべールを少しずつ、はがすことができればと思っています。