【6月25日開催】第20回免疫アレルギーTerakoya勉強会のお知らせ
この勉強会は、日頃診療している免疫アレルギー疾患の「基礎研究からどこまで分かっているのか」と「最新の臨床」を体験する勉強会です。免疫アレルギー疾患の病態・治療に興味のある方。臨床医、研究者を問わず、初学者向けの勉強会で、今回はテクニカルセミナーに加えて北里大学の今西先生をお迎えした特別講演も予定しています。ぜひ、皆さんのご参加をお待ちしています。
実施要項
開催日時 | 2021年6月25日(金曜日)19時~(約1時間程度) |
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開催方法 | Microsoft Teamsによるオンライン開催(事前登録が必要です) |
対象 | 免疫アレルギー疾患の病態に興味のある方 臨床医、研究者を問わず、初学者向け |
事前登録方法 | 参加希望の方は下記アドレス宛てにご氏名、所属をご連絡ください。 開催1時間前に、招待メールを送付いたします。 |
事前登録メールアドレス | Allergy-terakoya@ncchd.go.jp |
申し込み締め切り | 当日2021年6月25日(金曜日)17時30分まで |
テクニカルセミナー | テーマ:「なぜ好酸球性炎症ができあがるのか ~ケモカインと接着分子~」 講師:松本健治(国立成育医療研究センター 免疫アレルギー・感染研究部 部長) |
特別講演 | テーマ:「ヒトとイヌにおけるアレルギーの挙動の違い ~ブドウ球菌の過剰増殖~」 講師:今西市朗(北里大学 医学部 助教) |
講師からのコメント
松本健治(国立成育医療研究センター 免疫アレルギー・感染研究部 部長)
細菌性肺炎の肺胞内にはほぼ100%抗中球が、喘息の発作時の肺胞内には約80%好酸球が集積しています。このような選択的な炎症細胞浸潤は免疫アレルギー・感染症の病態形成において中心的な役割を演じる重要な仕組みです。今回のTerakoya勉強会では、テクニカルセミナーとして選択的な炎症細胞浸潤に関わる液性因子(ケモカイン)と接着分子について概説します。
今西市朗(北里大学 医学部 助教)
皆さまはじめまして。北里大学の今西市朗と申します。麻布大学を卒業し、東京農工大学で臨床獣医皮膚科学を専攻しておりました。卒後、東京農工大学で特任助教として働き、昨年度より現在の職位へと移動しております。人と犬で共通して起こる皮膚病をテーマに伝染性膿痂疹やアトピー性皮膚炎をテーマに研究しております。どうぞよろしくお願いします。
イヌアトピー性皮膚炎は、世界中の犬の10~20%が罹患していると言われており、ヒトアトピー性皮膚炎の自然発症動物モデルとして近年使用され始めています。 イヌアトピー性皮膚炎は、罹患動物の皮膚表面上でブドウ球菌の過剰増殖を伴うDysbiosisが生じる点がヒトアトピー性皮膚炎と類似しています。どうぞお気軽にご参加ください。