
免疫アレルギー・感染研究部・井上隆志が、第21回「川崎賞」を受賞
当センター研究所 免疫アレルギー・感染研究部の井上隆志研究員が、10月30日に行われた日本川崎病学会において第21回「川崎賞」を受賞しました。
この賞は、川崎病の研究領域で「研究内容の学術的質」や「将来的な発展性」などから評価され、優れた業績を挙げた45歳以下の若手研究者に与えられる賞です。
井上研究員の研究は「IL-1β and IL-17A are involved in IVIG resistance through activation of C/EBPβ and δ in a coronary artery model of Kawasaki disease」で、標準治療薬である免疫グロブリン製剤(IVIG)が効かない分子メカニズムについて、冠動脈血管内皮細胞培養系を利用した川崎病モデルで明らかにしました。本研究成果は、IVIGが著効せず重症化する川崎病患者に対する新規医薬品探索への応用が期待されます。
この賞は、川崎病の研究領域で「研究内容の学術的質」や「将来的な発展性」などから評価され、優れた業績を挙げた45歳以下の若手研究者に与えられる賞です。
井上研究員の研究は「IL-1β and IL-17A are involved in IVIG resistance through activation of C/EBPβ and δ in a coronary artery model of Kawasaki disease」で、標準治療薬である免疫グロブリン製剤(IVIG)が効かない分子メカニズムについて、冠動脈血管内皮細胞培養系を利用した川崎病モデルで明らかにしました。本研究成果は、IVIGが著効せず重症化する川崎病患者に対する新規医薬品探索への応用が期待されます。
井上研究員のコメント
「今回の受賞は、終始にわたり懇切丁寧に御指導・御協力頂いた松本健治部長、松田明生室長、ならびに免疫アレルギー・感染研究部の皆様のおかげと感じております。心から感謝申し上げます。川崎病で困る患者さんを少しでも減らせるように、今後も研究に励みたいと思います。」
