国立研究開発法人 国立成育医療研究センター National Center for Child Health and Development

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明神翔太医師が、感染症に関する国際的な賞を受賞

当センター感染症科の明神翔太医師が、世界最大規模の感染症の学会であるID Week 2020で国際的な賞「International Investigator Award」を受賞しました。この賞は、アメリカ以外の若手研究者が行う優れた研究に与えられるもので、明神医師は腸管出血性大腸菌(O157など)に続発する溶血性尿毒症症候群(HUS)1) に関する研究で受賞しました。

(研究タイトル:Antibiotic treatment of Shiga toxin-producing Escherichia coli related gastroenteritis and the risk of hemolytic uremic syndrome: a population based matched case-control study in Japan)



授賞式

また、「兵庫県の休日夜間急患センターにおける小児に対する経口抗菌薬適正使用に向けた取り組み」という別の研究では、内閣官房主催の第3回AMR対策普及啓発活動表彰で「厚生労働大臣賞」を受賞しました。この賞は、厚生労働省をはじめ、文部科学省・農林水産大臣賞などが、薬剤耐性(AMR)対策 2) の優良事例を表彰することで、全国的な広がりを促進することなどを目的としています。

明神翔太医師

明神医師は「いずれの受賞も、これまで辛抱強くご指導くださった共同研究者の先生方と、調査にご協力いただいた現場の皆さまのおかげです。これを励みに、引き続き未来のこどもたちがハッピーになれるような研究活動を続けていきたいと思います。」と話し、今回の受賞を励みにしています。



1)溶血性尿毒症症候群(HUS):腸管出血性大腸菌(O157など)が体内で発生させる毒素によって引き起こされる血栓性微小血管障害で、赤血球が寿命を迎える前に破壊されることによる貧血や、血小板の減少、急性腎機能障害などの症状があります。

2)薬剤耐性(AMR)対策:抗生物質の不適切な使用によって、抗菌薬に対する抵抗力が高くなり、薬が効かなくなる薬剤耐性菌が世界的に大きな課題となっています。WHO(世界保健機関)の加盟国は薬剤耐性に関する国家行動計画を策定することが求められています。