国立研究開発法人 国立成育医療研究センター National Center for Child Health and Development

代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
〈月~金曜日(祝祭日を除く)9時〜17時〉

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    慢性疾患をお持ちの妊婦さんへ(2020年4月22日現在)

妊婦さんの新型コロナウイルス感染症について
慢性疾患をお持ちの妊婦さんへ(2020年4月22日現在)

高血圧をお持ちの方へ

毎日家庭血圧測定をおこない、ご自身で血圧をチェックしてください。
とくに、血圧の薬を内服している方は、血圧基準を主治医と確認し、指示に従って適宜病院にご連絡ください。
なお、日本高血圧学会では患者さん向けの情報(妊娠とは関係なく)を発信しています。


糖尿病をお持ちの方へ

妊娠前、または妊娠中に糖尿病と診断されている方は、特に血糖コントロールが不良な場合、感染で重症化するリスクがあります。
血糖の上昇は、妊娠結果にも悪影響を及ぼす可能性があるため、インスリン療法など現在必要な治療は継続してください。薬の調整や感染リスクを減らすための受診方法については主治医に相談してください。また、万が一感染した時の対応などについても、前もって主治医に相談しておきましょう。なお、日本糖尿病学会では患者さん向けの情報(妊娠とは関係なく)を発信しています。


鉄欠乏性貧血と言われて鉄剤をお飲みの方へ

可能であれば、電話再診などを利用して外来を避けてください。軽度の場合は、地域の薬局で鉄剤のサプリメントを購入するなどの対応をしてください。


気管支喘息など呼吸器疾患などお持ちの方へ

喘息など慢性呼吸器疾患をお持ちの方は感染で重症化するリスクが高く他人との接触を極力避けることが望ましいとされます。
妊娠中の受診方法については主治医と相談しましょう。
また、発熱、せきなどが出現した場合には、あらかじめ電話してから受診するなど、方針について主治医と相談しておきましょう。


心疾患をお持ちの方へ

心疾患の程度により、感染した場合悪化しやすい事が確認されております。他人との接触を極力避けることが重要です。通院回数について主治医とよく相談しておきましょう。
なお、日本成人先天性心疾患学会では患者さん向けの情報(妊娠とは関係なく)を発信しています。


甲状腺疾患をお持ちの方へ

感染のリスクは一般の方と同じです。妊娠中に定期的な採血や薬剤の調整が必要なことがありますので、受診の頻度など主治医にご相談ください。


抗凝固療法(主にヘパリン)を受けている方へ

ヘパリン使用時には、治療の効果をみるために定期的に血液凝固検査を行いますが、同じ量の薬を継続している場合には検査は延期できます。場合によって電話再診も可能と思いますので、主治医(医療機関)に相談してください。


深部静脈血栓症(VTE)のリスクのある方へ

家庭での滞在時間が増え運動量が少なくなることによって、血栓症のリスクが高まる可能性があります。水分をしっかりとり、家の中でも適度な運動をしてください。


腎疾患をお持ちの方へ

疾患をお持ちのご妊娠であっても、必ずしも頻回な尿検査が必要ではないこともあります。妊娠前の腎機能障害の程度や、もともとのご病気の種類によっては、定期的な尿検査や腎機能のモニタリングが必要ですので、主治医にご相談ください。


てんかんをお持ちの方へ

てんかん患者さんでコロナ感染症が重症化するとは考えられていません。抗てんかん薬の種類や量の変更をした直後でなければ血中濃度の測定は必ずしも必要ではありません。発作のコントロールが不良な場合を除いて、長期処方をしてもらうなど、受診の機会をなるべく少なくしましょう。


多発性硬化症、重症筋無力症で治療中の方へ

元々の病気の管理が重要です。治療薬は続けてください。万が一感染した時の対応について、前もって主治医に相談しておきましょう。なお、多発性硬化症国際連合は患者さん向けの情報(妊娠とは関係なく)を発信しています。


炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)

現時点では、免疫抑制薬や生物製剤が感染リスクを上昇させるというエビデンスは報告されていません。自己判断での減量や中止はしないでください。疾患活動性が高いこと自体が感染後の重症化のリスクとなります。また、疾患活動性が高まれば妊娠結果にも悪影響を及ぼす可能性があります。万が一感染した時の対応について、前もって主治医に相談しておきましょう。


リウマチ・膠原病の方へ

現時点では、免疫抑制薬や生物製剤が感染リスクを上昇させるというエビデンスは報告されていません。元々の病気の治療に必要なものですから、自己判断での減量や中止はしないでください。疾患活動性が高まれば妊娠結果にも悪影響を及ぼす可能性があります。万が一感染した時の対応について、前もって主治医に相談しておきましょう。 なお、リウマチ学会では患者さん向けの情報(妊娠とは関係なく)を発信しています。


こころの病気をお持ちの方へ

このような社会状況で心配がつのっていらっしゃる方も多いと思います。「心配すること」自体は自然なことですが、正しい情報をもとに適切に心配することも大切です。心配なことは医療者にお尋ねください。また、「コロナの心配や生活の大変さは本当にあるから、こんな精神状態になっても仕方ない」などとご自身で我慢しすぎず、調子が悪ければ主治医の先生や信頼できる人と相談してください。


臓器移植後の方へ

拒絶反応により移植された臓器のはたらきが悪くなることは、妊娠結果にも悪影響を及ぼす可能性がります。免疫抑制薬など、現在必要な治療は継続してください。薬の調整や感染リスクを減らすための受診方法については主治医に相談してください。また、万が一感染した時の対応などについても、前もって主治医に相談しておきましょう。なお、日本移植学会では患者さん向けの情報(妊娠とは関係なく)を発信しています。