国立研究開発法人 国立成育医療研究センター National Center for Child Health and Development

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書籍「正常ですで終わらせない!子どものヘルス・スーパービジョン」を発行しました

Health Supervisionの画像
当センター 総合診療部 総合診療科 阪下和美医員が、東京医学社から小児保健・医療関係向けの書籍「正常ですで終わらせない!子どものヘルス・スーパービジョン」を発行いたしました。小児保健・医療に関係する方々、お役立てください。

書籍情報

タイトル:正常ですで終わらせない!子どものヘルス・スーパービジョン
著者:阪下和美
出版社: 東京医学社
ページ数:280 ・A5サイズ
発行日:2017年4月17日
番号:ISBN 978-4-88563-276-1
価格:3,456円(税込)

推薦のことば

 子どもの育ちを総合的に評価する指標であるThe Child Development Indexによると、上位を占める西ヨーロッパ諸国を押さえわが国が世界一と評価されている。医療の質、均てん、費用の点でも、わが国の子どもの疾病への対応は極めて高く評価されている。さらに、わが国では乳幼児健診や学校健診が実施され、子どもの保健にも配慮されている。その結果として、身体の異常や隠れた疾病の評価の点で優れた成果をあげている。

しかしながら、わが国では家庭、学校、地域での子どもの「生活」、「社会性」、「こころの問題」などへの評価や支援という視点が乏しい。わが国の子どもをbiopsychosocialに評価し、必要な支援をとることのできる体制を構築することが、今後の大きな課題である。 

子どもをbiopsychosocialに捉え、支援するために米国小児科学会(American Academy of Pediatrics)が作成した“Bright Futures"の概念をわが国に紹介し、わが国の小児科医にも取り入れてもらいたい健診の方向性が本書で示されている。

診療報酬面での支援がないわが国において本書が示す子どもの健診の具体的事項をすべて導入することは難しいが、Health Supervisionなくしては今後のわが国の子どものこころと体の健康を守り増進することはできないであろう。

小児保健・医療に関係する多くの方々に本書をご一読いただき、今後のわが国の子どもの健診のあり方について考えていただきたい。

平成29年4月 国立成育医療研究センター 理事長 五十嵐 隆

目次

第1章 イントロダクション
 1.はじめに
 2.健康診査・診断
   コラムNo.1 米国の医療保険
 3.この本の使いかた
第2章 成長曲線
第3章 赤ちゃんの誕生
 1.プリネイタルビジット~赤ちゃんの誕生前にできること
   コラムNo.2 赤ちゃんを守るための「睡眠環境」
 2.生まれたばかりの赤ちゃんを診る
   コラムNo.3 新生児の股関節の評価
 3.生まれてからの正常な経過
   コラムNo.4 米国での黄疸の管理方法
 4.母乳栄養
   コラムNo.5 母乳栄養と成長曲線
   コラムNo.6 わが国の母乳栄養
第4章 誕生から1歳未満のヘルス・スーパービジョン
 1.誕生~生後1週間のヘルス・スーパービジョン
 2.1か月時のヘルス・スーパービジョン
   コラムNo.7 乳児の睡眠~赤ちゃんと大人の睡眠の違い
   コラムNo.8 タミータイム(tummy time)とは?
   コラムNo.9 紫外線対策とビタミンD欠乏症
   コラムNo.10 「全然泣き止みません」と言われたら?
 3.2か月時のヘルス・スーパービジョン
   コラムNo.11 乳児の胃食道逆流
 4.4か月時のヘルス・スーパービジョン
 5.6か月時のヘルス・スーパービジョン
 6.9か月時のヘルス・スーパービジョン
   コラムNo.12 家庭内暴力(DV)のスクリーニング
   コラムNo.13 Reach Out and Read
第5章 1歳から4歳までのヘルス・スーパービジョン
 1.12か月時のヘルス・スーパービジョン
   コラムNo.14 タイムアウト(Time-out)とは?
   コラムNo.15 フッ素による虫歯予防
 2.1歳3か月時のヘルス・スーパービジョン
   コラムNo.16 具体的なかんしゃく対応の指導
 3.1歳6か月時のヘルス・スーパービジョン
   コラムNo.17 1歳6か月健診での発達評価における問題点
   コラムNo.18 自閉症スペクトラムのスクリーニング
   コラムNo.19 異物誤飲・窒息を防ぐために
 4.2歳のヘルス・スーパービジョン
   コラムNo.20 トイレトレーニング
 5.2歳6か月時のヘルス・スーパービジョン
 6.3歳のヘルス・スーパービジョン
   コラムNo.21 小児の眼科的異常のスクリーニング
 7.4歳のヘルス・スーパービジョン
   コラムNo.22 この時期の発達評価のポイント
   コラムNo.23 子どもを犯罪から守るために
第6章 5歳から10歳までのヘルス・スーパービジョン
 1.5~6歳のヘルス・スーパービジョン
   コラムNo.24 カルシウム・ビタミンDと骨
 2.7~8歳のヘルス・スーパービジョン
   コラムNo.25 自尊心の大切さ
 3.9~10歳のヘルス・スーパービジョン
第7章 11歳から17歳までのヘルス・スーパービジョン
 1.プライマリケアにおける思春期医学
   コラムNo.26 思春期始めの男児の乳房
   コラムNo.27 思春期の予防接種
 2.11~17歳(前期・中期思春期)のヘルス・スーパービジョン
   コラムNo.28 思春期の睡眠
   コラムNo.29 思春期の子宮頸がん検診
   コラムNo.30 「安全な性」をどこで学ぶ?
   コラムNo.31 障害のある子どもと性犯罪
 3.Bright Futuresの質問票・ハンドアウト

あとがき・謝辞
索 引

執筆者の経歴

氏名阪下和美
さかしたかずみ
SAKASHITA KAZUMI
所属、役職総合診療部 総合診療科 医員
卒業大学・卒業年2004年 岐阜大学医学部卒業
専門分野総合小児科
資格・学位米国医師免許
米国小児科学会 総合小児科専門医
日本医師会認定産業医

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