国立研究開発法人 国立成育医療研究センター National Center for Child Health and Development

代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
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NHKニュース”「コデイン」含んだ医薬品 12歳未満への使用禁止へ"として報道されました

NHKニュース”「コデイン」含んだ医薬品 12歳未満への使用禁止へ"として報道されました

取材をうけた医師・スタッフ

理事長  五十嵐 隆の画像

医学・医療の進歩は子どもの重症心疾患や血液・悪性腫瘍、肝不全などの難治性疾患患者の救命率を著しく向上しています。さらに、遺伝子異常の解析は先天異常症だけでなくがんにも波及し、原因遺伝子の異常に応じた治療法がprecision medicineとして応用され、著しい治療効果を示しています。一方、少子化に伴い、生殖補助医療がこれまで以上に盛んに行われています。着床前遺伝子スクリーニングも学会主導で行われることが決まり、遺伝子編集技術の進歩は人の生殖胚でも技術的に実施可能であることが明らかになっています。
この様な状況において、様々な問題が生じています。まず、先進的医療技術を用いる際に生じる倫理的問題があげられます。文化、宗教、経済状態などにより倫理的規範は大きく影響を受けます。そして、経済的に豊かな階層は先進技術を医療に応用することを強く望みます。それに答える医療関係者や研究者も少なくありません。
この様な状況の下で、私どもが忘れてはならないことは、子どもの権利を優先することです。代理母の問題が以前マスコミを賑わせましたが、数十年前からわが国でも行われてきた他人からの精子提供による妊娠にて出生した子どものこころに大きな影響を与えて来たことに配慮があまりされてこなかったことなど、問題が残されています。
さらに、医療経済面での影響についても考える時期に来ています。巨額の医療費を特定の患者さんのために医療保健の支援を受けながら使って良いのかが、最近話題になりました。また、個人では用意できない巨額のお金を使ってわが国では入手することが難しい心臓を外国に行って戴いてくる医療にも一部から疑問の声が出て来ています。
また、医療の進歩が障害を持って長期生存する患者――children and youth with special health care needsを増加させたために、新たな医療・福祉・教育上の問題が生じています。更に、成人に移行した時のこれらの患者の診療や社会復帰支援も重要な課題になっています。
私どもが子どもや保護者のためにこころを込めて臨床や研究面で頑張っていることが、すぐには解決することのできない矛盾や困難を生み出していることも事実です。しかしながら、それでも私どもは将来のある子どものために医療、保健、福祉、教育の面で貢献したいと願っています。

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