当院間移植患者家族会 ドレミファクラブ

小腸移植の適応疾患

「短腸症候群」、そして「小腸機能不全」のお子さんは、成長に必要な栄養分を小腸からしっかり吸収することができないため、これまで治療として、高カロリーの点滴が行われてきました。これは、お子さんにとって、とても大切な方法です。この点滴は濃度が高いために、手足の先の細い血管に対して、刺激が強いという特徴があります。そこで通常、太い血管で血流の多い場所が選ばれて点滴が行われます。したがって、これまで短腸症候群や小腸機能不全のお子さんは経中心静脈栄養法(けい ちゅうしん じょうみゃく えいようほう)といって、首や鎖骨の辺り、もしくは太ももの辺りからカテーテル(点滴用の管)を入れてきたと思います。

しかしながら身体にカテーテル等の異物が入ると、どうしても感染しやすくなります。また感染すると、栄養豊かな点滴のために細菌が繁殖しやすく、血液の流れにのって、身体のいろいろなところに回ってしまいます。更に長期間、中心静脈栄養を行う間、何度かカテーテルの場所を変えると、そのうち点滴できる場所がなくなってしまい、これ以上中心静脈栄養を行うことは難しいという状況が起こることもあります。肝障害が起こる場合もあります。このようないくつもの条件が重なって「これ以上高カロリーの点滴を続けることは難しい・・・」と判断され、お子さんの命にかかわってくる場合に、小腸移植が治療として選択されます。

(当センターの小腸移植に関するホームページの内容は、説明資料「小腸移植ってどんな治療?」としてまとめています。右画像をクリックすると、PDFファイルが開きます。
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