こころの診療部について
こころの診療部 統括部長 小枝 達也

こころの診療部では、一般の小児科や精神科では対応できないような、子ども(中学3年生まで)のこころの問題もしくは乳幼児期の親子関係の問題に対応しています。
当部を受診する場合、まず、かかりつけの医療機関を受診するか、保健所などに相談してください。医療機関や保健所等からの紹介状を持参の方のみ、予約を受け付けます。紹介元の医師等から受診する科の指示がない場合、「受診内容」の情報を参考に、受診する科を決め、連絡してください。
ただし、当センターは精神科病棟がないため、興奮や錯乱、希死念慮、自殺企図といった症状を示す精神科救急には対応していません。また、激しい行動の問題(自傷、暴力や興奮等)がある方で入院が必要な方および摂食障害の受診は受け付けていません。御了承のほど、何卒よろしくお願いいたします。
こころの診療部は、子どものみなさんの相談に乗る場所です。お医者さんや、心理士さんや、色々な仲間がいて、みなさんの話を聞いたり、一緒に毎日が少し楽に過ごせる方法を考えたりします。少しでも、みなさんの力になれるように、みんなで待っています。
受診について
こころの診療部には「乳幼児メンタルヘルス診療科」「児童・思春期メンタルヘルス診療科」「リエゾン診療科」があり、受診にはかかりつけ医などからの紹介状が必要です。紹介状をお手元に用意し、予約センター(03-5494-7300)にお電話ください。
※曜日で担当医が異なりますので、担当医の希望があれば、予約時にお伝えください。
※曜日で担当医が異なりますので、担当医の希望があれば、予約時にお伝えください。
各診療科
- 「乳幼児メンタルヘルス診療科」 ⇒ 就学前の方
- 「児童・思春期メンタルヘルス診療科」 ⇒ 就学後で中学3年生までの方
- 「リエゾン診療科」 ⇒ 慢性疾患等で入院しているお子さんとその家族のリエゾン精神医療を担当しています。そのため、外来での初診や高校生以上の初診は受け付けておりません。
子どもの状態について
- 発達障害の疑いがある。
- 発達の遅れがあり、それに伴う二次的な問題がある。
- うまく友達が作れないなど同年代の子どもとの関係に問題がある。
- 強いこだわりがあって、生活に支障をきたしている。
- 子どものかんしゃくが著しく、育児が困難になっている。
- 他の子どもに比較して非常に多動である。
- 家庭や保育園や学校での行動に問題がある(爆発しやすい、喧嘩しやすいなど)。
- 学習の問題がある(読字に困難があるなど)。
上記に該当する問題がなく、その他(下記に幾つか例を挙げます)の問題がある子どもの相談も受け付けています。
- 事故などで怖い経験をしてその後に眠れない、親から離れられないなどのこれまでにない症状がでてきた。
- 子どもが虐待を受けていたり、ドメスティックバイオレンスのある家庭に育った。
- 性被害やその他の犯罪被害があった。
- 学校等でいじめの被害を受けた。
- 犯罪の被害者となっている。
- 手洗いがとまらない、儀式的な行動を繰り返す、ある観念が頭から離れないなどの強迫症状がある。
- 出したくないのに声が出てしまう。話したくないことを話してしまう。
- その他、何らかの不安が強くて生活に影響している。
- うつうつとしている。
- 夜眠れない。
- 家では良く話すのに学校では全く話をしない。
- 長期間学校に行かない。
※緊急性(数日以内の受診が必要)がある場合は、かかりつけの医師から直接医療連携・患者支援センターに連絡してください。
オンライン発達相談について
発達の遅れ、言葉の遅れ、運動の遅れ、落ち着きがないなどの行動上の問題、集団行動が苦手などの社会性の問題、文字の読み書きの問題、計算が苦手などの問題に対して外来ではなく、オンラインでご相談いただけます。
詳しくはオンライン相談のご案内(オンライン発達相談)をご確認ください。