2009.6

医療関係者の皆様へ  

 

                                                       

妊娠初期のオセルタミビル使用例の報告

 

妊娠と薬情報センターでは、妊娠中の薬の使用に関する相談に応じながら、相談者の妊娠結果を知らせていただいております。今回は2005年10月から2009年4月までに調査の結果が得られた、オセルタミビル使用例について紹介いたします。この中で妊娠初期にオセルタミビル(タミフル®)を服用した女性は25例で、その妊娠結果は自然流産2例、人工流産1例で、22例が生児を得ています。先天奇形はみとめられていません。

また、虎の門病院からも報告がされています1) 。 これによると自然流産1例、64例が生児を得ています。このうち1例に先天奇形(心室中隔欠損)がみとめられました。

両者を合わせますと、妊娠初期にオセルタミビルを使用した90例の妊娠結果は、自然流産3例、人工流産1例で、86例が生児を得ており、1例に先天奇形が認めました2) 。 これは先天奇形の自然発生(通常2~3%と考えられています)として説明できるものと考えられます。

タミフルの安全性を証明するものではございませんが、世界で最大数の報告であり、現時点で最も有用な情報と考えます。

1)日本病院薬剤師会雑誌 第45巻4号547-550 2009年
2)CMAJ July 7, 2009 Early release, published at www.cmaj.ca on June 15, 2009

この情報は医療関係者向けに記載されております。



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