代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
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劇症肝炎

劇症肝炎とは

元気だったお子さんの肝臓がある日突然、全く機能しなくなってしまう病気が劇症肝炎です。原因としては、薬剤の関与、ウイルス感染などと言われていますが、はっきりとした理由がわからないことがほとんどです。親御さんは、お子さんの風邪症状をはじめ、下痢・嘔吐、体の黄染(黄色くなる)などをきっかけに検査をして、肝臓の機能が悪くなっていることに気づきます。

治療は、ステロイド、免疫抑制剤を最初に使用することが多く、改善が見込めない時に肝臓の働きを補うために人工肝補助療法を行います。


劇症肝炎の治療と国立成育医療研究センターの方針

劇症肝炎は治療介入の時期が大切になります。お子さんの肝臓の機能が悪化し、劇症肝炎を疑った時には先方よりできる限り早く連絡をいただき、診察に直接うかがうか当院に搬送していただいております。

国立成育医療研究センターに入院した劇症肝炎のお子さんは、全例集中治療室に入っていただき全身管理を行っています。人工肝補助療法の必要な場合は鎮静下(眠らせた状態)で、血液濾過透析、血漿交換が行われます。

上記治療に反応しない劇症肝炎の患者さんには肝移植適応となります。しかし、肝移植を適応するかどうかは大変難しく、病理診断科を中心に関係各科で肝臓の生検病理を見て適応を決めています。特に劇症肝炎では肝臓が再生する可能性もあるため、不必要な肝移植を行うことは避けないとなりません。


国立成育医療研究センターの診療体制

多くの科と連携を取り、評価、原因究明、治療を行っています。

診療実績


受診方法

※過去10日以内に発熱(37.5℃以上)している場合には、まずは救急センターへお越しください。


外来は、救急センターを除いてすべて予約制ですので、当院で受診される方は『事前予約』が必要です。

国立成育医療研究センターでは、事前予約制を導入しております。当院での受診を希望の方は他院からの診療情報提供書(紹介状)をお手元にご用意の上、予約センター(電話 03-5494-7300)で予約をお取りになってからご来院ください(予約取得時に、紹介状の確認をしております)。紹介状をお持ちでない場合、別途選定療養費がかかります。詳しくは、予約センターにお問い合わせください。

なお、現在他の病院で治療を受けている場合や緊急で受診が必要なときは、現在かかっている医療機関の医師から直接、医療連携室(TEL:03-5494-5486 (月~金 祝祭日を除く 8時30分から16時30分))へご連絡をお願い致します。

※救急センターは24時間365日診療をおこなっています。診療をご希望の方は、直接救急センターへお越しください。

予約センター(代表)

03-5494-7300

月~金曜日(祝祭日を除く)9時〜17時


セカンドオピニオンについて

国立成育医療研究センターでは、セカンドオピニオンを求める患者さんやご家族に対して、当院の医師から参考となる情報や意見を提供するセカンドオピニオン外来を設置しています。また、いくつかの診療科ではオンラインによるセカンドオピニオン診療も実施しています。

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