放射線治療科

国立成育医療研究センター放射線治療科は、子どもの悪性腫瘍(小児がん)の放射線治療を主に扱っています。子どもに対する放射線の影響は大きなものがあり、放射線治療の中でも特に専門的な知識を持ってあたることが必要とされています。

国立小児病院で培われた小児放射線治療の豊富な経験が、ここ国立成育医療研究センターへ引き継がれており 、小児がん治療チームの一員として小児がん治療にあたっております。

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国立成育医療研究センター放射線治療科の特徴

小児がんを専門に扱う小児放射線腫瘍医として、国立小児病院で、小児腫瘍科、小児外科と小児がん治療チームを組み、多くの小児がんの子どもに接し、貴重な経験をさせていただきました。欧米の最新治療方法を取り入れるなかで、今までの国立小児病院の治療経験を生かして、小児がんの治療にあたります。


放射線治療科で扱う主な疾患

小児がん 白血病(急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病など)、脳腫瘍、悪性リンパ腫、神経芽腫、ウイルムス腫瘍、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫など
子どもの良性腫瘍 血管腫(カサバッハ・メリット症候群)、ランゲルハンス細胞性組織球症(LCH)など

放射線治療機器(Fusion of CT and Lineac Unit)

  1. 超高圧直線加速装置(リニアック:6・10MV X線、3~12MeV電子線東芝MEVATRON MD2)
  2. CT治療計画装置(CTシュミレーター:東芝Asteion/CT-port)
  3. 三次元放射線治療解析装置(日立Pinacle)

リニアックとCTシュミレーターは放射線治療室内に設置されており、治療計画されたその場で放射線治療を行うことができます。即ち、非常に精度の高い放射線治療を行うことが可能になっております。さらに必要に応じて、治療寝台に乗っている状態で、治療部位の確認をCTで行うことができることになります。


小児がんの治療について

  • 小児がんの治療方針はtotal cell killの概念です。total cell killとは悪性細胞を全滅させるということです。悪性細胞を少しでも持ったままでいると、必ず再発が起こり、子どもでは治癒が得られないと考えられています。ここが、成人のがん治療の考え方と異なっているのです。
  • このtotal cell killを行うために、化学療法の全身療法と、手術療法・放射線療法の局所療法をうまく組み合わせた集学的治療が必要となっているのです。
  • 放射線治療では体の外側からリニアックで放射線を照射する外照射が行われていますが、国立成育医療研究センターではこの外照射の中でも、白血病などの骨髄移植療法の際に用いられている全身照射や神経芽腫の手術時に行われる術中照射も行われています。
  • 小児がんの治療には何時でも取り組むことが可能となっております。たとえ正月、お盆であっても、組織・臓器の機能温存を図るための緊急照射を行います。

セカンドオピニオンを受け付けています

  • 小児がん治療チームが責任を持って治療にあたっており、この中で培われた経験を皆様と共有することが必要と考えています。
  • 放射線治療だけではなく、化学療法および手術療法に関しても専門医のアドバイスを受けることができる環境が国立成育医療研究センターにはあります。
  • 患者様、あるいは放射線腫瘍医(放射線科治療医)からのご相談はいつでもお受けいたしますので、電子メールなどでご連絡ください。

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