国立成育医療研究センター>病院>診療科・部門>周産期センター>産科麻酔科
産科麻酔科
「24時間いつでも安全で快適な分娩を」
それが我々の目標です。
無痛分娩の実績
2010年の実績では、帝王切開が552件(全分娩の36%)、経膣自然分娩が439件(全分娩の29%)、無痛分娩が616件(全分娩の40%)でした。ただし、無痛分娩開始後に帝王切開が必要となった症例が80件ありました。
![]() |
|---|
当院での無痛分娩
当院では、24時間体制で、産科麻酔専属の麻酔科医が配置されており、夜間や休日でも緊急の帝王切開や無痛分娩に対応することが可能です。したがって、無痛分娩のためだけに計画分娩にする必要はありません。
無痛分娩の麻酔方法
当院では、無痛分娩の方法として硬膜外麻酔単独での方法、硬膜外麻酔に脊椎麻酔を併用する方法の2種類を、状況に応じて使い分けています。
- 硬膜外麻酔による無痛分娩(Epidural analgesia):硬膜外麻酔は無痛分娩の標準的な方法として長い歴史があります。脊椎の中の硬膜外腔というスペースに細い管(硬膜外カテーテル)を挿入し、そこから局所麻酔薬を注入する方法です。
- 硬膜外麻酔に脊椎麻酔を併用する方法(CSEA: Combined Spinal-Epidural Analgesia):最近は、硬膜外麻酔の前に脊椎麻酔を併用する施設が増えています。脊椎麻酔は、硬膜外腔よりさらに奥にあるくも膜下腔というスペースに直接、局所麻酔薬を注入する方法です。ここに投与された薬剤は直ぐに脊髄に作用し、迅速で確実な鎮痛が得られます。2種類の麻酔法を組み合わせて、お互いの長所を利用するわけですが、背中から注射をするのは1回だけです。
周産期麻酔外来
産科麻酔外来を受診していただく第一の目的は、無痛分娩に関する理解を深め、安心して分娩に臨んでいただくことです。同時にスクリーニングといって、妊婦さんの既往歴や検査結果から、無痛分娩を安全に行えるかどうかを確認しておきます。これにより分娩経過中に緊急帝王切開術が必要となった場合にも余裕を持って対応することが可能になります。
無痛分娩にご興味をお持ちになりましたら、産科の主治医からのご紹介のもと、周産期麻酔外来をご受診ください。安全で快適な分娩のための準備を始めましょう。
無痛分娩の費用
当院では無痛分娩の費用として、通常の分娩費用に加えて一律12万円をいただいております。このなかには無痛分娩に使用する特殊な針や麻酔薬の料金も全て含まれています。麻酔を開始してから分娩までに長い時間がかかった場合でも超過料金はいただいておりません。また、夜間や休日でも無痛分娩の割り増し料金はいただいておりません。無痛分娩を迷っておられる場合は、無痛分娩の準備をしておいても、実際に麻酔を開始しない限り費用は発生いたしません。
無痛分娩について
無痛分娩説明書はこちらからご覧下さい。



