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不妊診療科
全ての患者様に
「1日でも早く赤ちゃんをその手に抱いていただきたい」
その強い願いとともに、スタッフ一同、日々最善の努力をしております。
国立成育医療研究センター不妊診療科は、ナショナルセンターでは初めて、一般不妊症、男性不妊症、体外受精、顕微授精を専門にしている診療科です。
- 患者様に最善の医療を提供するため、公的なセンターとしては、はじめて土日の休日や祭日に関係なく不妊総合診療ができる体制を確立していきます
- 不妊総合診療においては、ご夫妻に十分な時間をかけこころのケアに配慮し診療をおこなっています。
不妊症と一言に言っても、妊娠しない原因は様々であります。当センターでは、患者様一人一人の状態を詳しく調べ、その患者様の状態に最もよいと考えられる治療を行います。
当センターを受診し体外受精や顕微授精の治療を受ける患者様は、すでに他施設で当該治療を受けるも妊娠に至らなかった難治性患者が多くを占めるため、漫然と当該治療を行うのではなく、最新の研究技術を導入し、治療中に当該治療成否の原因も探求し、その患者様に対する最適な治療(オーダーメイド治療)を実施します。
対象疾患・専門分野
一般不妊
まず、その患者様の状態を把握するために、基礎体温の低温期に一度、高温期に一度、ホルモン検査を行います。
また、低温期に子宮卵管造影検査も行います。
超音波検査も月経周期全般に行い、卵胞の発育や子宮内膜の発育も検査します。
その検査で異常を認める場合は、腹腔鏡・子宮鏡検査を追加します。
最初の1~2周期で、その患者様の状態を把握し、それから治療の個別化を図っていきます。
体外受精
卵巣刺激を行う以前から、患者様の状態を十分に把握し、最も良いと考える状態で治療へ臨めるように、超音波モニタリング、排卵誘発方法・薬剤の選択などを行います。
顕微授精
より良い条件の精子を採取できるよう泌尿器科医師と協力して行います。
胚の凍結
一度にたくさんの受精卵が得られた場合は、余剰の受精卵が得られるため、その受精卵を凍結・保存します。
不妊原因の解明
体外受精・顕微授精をして成功しなかったから、「次回も同じことをする」、というやり方では、なかなか妊娠に至らない場合があります。
当センターでは、その不成功に終わった周期の原因を解明するために研究を行っています。
体外受精の際に採取された卵子の付属物である、顆粒膜細胞、卵胞液などにはその卵子の状態を知る手がかりとなる情報がたくさん含まれています。
卵胞液、顆粒膜細胞の状態を念入りに調べることにより、その患者様の卵子の状態を把握でき、その患者様に即した治療法、薬物療法を選択することが出来ます。
その情報は、次回の治療のさいに生かされ、より質の高い治療が行えるようにしています。
腹腔鏡下手術
当センターでは、最新の機器を取りそろえており、不妊症の診断・治療方針決定・治療のために腹腔鏡下手術を行っております。
子宮筋腫、卵巣嚢腫、チョコレート嚢腫、骨盤内癒着などは腹腔鏡下に手術します。
子宮鏡下手術・卵管鏡下手術
子宮の中に発生した小さな筋腫やポリープを子宮鏡を用いて切除することが出来ます。卵管性不妊の患者様に対しては、卵管鏡下手術も行っています。
カウンセリング
当センターは、不妊の患者様のためのカウンセリング体制も整備しています。
こころの診療部医師や臨床心理士などがカウンセリングを行います。



