感染症科



1.対象とする疾患、専門分野


感染症科は、子どもさんのあらゆる感染症の診療を行っております。

対象とする病気は、1) 脳髄膜炎(頭の感染症)、肺炎(肺の感染症)、骨髄炎(骨の感染症)、関節炎(関節の感染症)、心内膜炎(心臓の感染症)などの重症な感染症、2) 免疫の弱い子どもさんにおこる稀な、あるいは重症な感染症、3) 病院の中で起こる感染症、4) 赤ちゃんに起こる感染症などで、その診断と治療に関して、病院内外の先生方から相談(コンサルテーション)を受けて、診療を一緒に進めています。

また、病院内で発生する感染症に対して、感染防御チーム(Infection Control Team)の中心メンバーとして、看護師、薬剤師、細菌検査技師と一緒になって、病院内の感染症の予防とその対策にあたっています。


2.抗菌薬(抗生物質)を適切に使うための活動


抗菌薬は、細菌を殺す重要な薬です。近年、抗菌薬の効かない耐性菌と呼ばれる細菌が増えています。薬が効かない細菌の出現は、抗菌薬を乱用することに起因しています。抗菌薬を未来の子供達に残すためにも、抗菌薬を適切に使う活動を積極的に推進しています。

1) 抗菌薬の管理プログラムの実施
病院内の抗菌薬の管理プログラムの中で、病院内で使用されている抗菌薬の種類と特定の抗菌薬の使用制限を行うことにより、病院内の抗菌薬の適正使用を推進しています。

2) ウイルスの迅速診断
抗菌薬が必要でないウイルス感染症の診断を中枢神経系、並びに呼吸器感染症に対して、最新の技術を用いて、ウイルスの迅速診断を実施しています。これによって、ウイルス感染症の診断をつけると同時に、不必要な抗菌薬の使用を減らすことができます。


3.外来診療


1) 感染症外来
病院に入院し、抗菌薬の投与が長期に必要な患者さんのフォローアップや、原因の分からない発熱(不明熱)の患者さんの評価を行っています。

2) セカンドオピニオン外来
他の病院にご入院、ご通院されている患者さんで、感染症に関するご質問がある際に、小児感染症専門医のセカンドオピニオンを提供しております。

3) ワクチンセンター
ワクチンセンターは、2010年7月に設立されました。こども達がワクチンで防げる病気(VPD: Vaccine Preventable Diseases)から守られるための様々な活動をワクチン外来を中心に行っております。具体的に、当センターにかかりつけで基礎疾患のある患者さんのワクチンについての相談を受け付けております。また、ワクチンに関する一般市民、医療者への啓発活動を行っております。




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