国立研究開発法人 国立成育医療研究センター National Center for Child Health and Development

代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
〈月~金曜日(祝祭日を除く)9時~17時〉

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患者・ご家族の方へ Patient & Family
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児童・思春期リエゾン診療科

基本情報

特色

慢性疾患をもつお子さまとご家族の心理社会的支援をチームで対応しています。

当センターには、様々な身体疾患を有する子ども達が通院・入院しています。これまであまり注目されてきませんでしたが、慢性疾患の子ども達には様々な発達やこころの問題が生じやすいことがわかってきました。 これらのことは、病気を持つ子ども達だけではなく、その兄弟、ご両親などにあるいはご家族全体についておこってくる可能性があります。思春期メンタルヘルス診療科は、それらの問題についても身体的あるいは基礎となる疾患の主治医の先生と一緒に、病気を治すだけではなくその子どもが存在感のある一人の人間として自立していくことを目標に「こころの面」からサポートしていきます。 また、こころの問題から生じる身体疾患(心身症など)についても、同様に私たちが担当医になり、他科の先生、心理士などとチームで対応しております。お子様の発達や情緒の問題、疾病受容やコンプライアンス、復学や進路に関すること、またご家族の心身の健康や治療に関する経済的悩みなど、多職種で相談にあたります。また小児がんセンターの、“子どもサポートチーム”や、トランジション事業(早期からのヘルスリテラシー獲得)においても心理社会的支援部門担当として協力しております。

当科は、国内初めての子どもを専門とするコンサルテーション・リエゾン科として、関連する職種の研修、小児リエゾン担当医の育成も重要な業務としています。

チームメンバー:こころの診療部リエゾン科医師、看護師、心理士、チャイルド・ライフ・スペシャリスト、保育士、リハビリテ―ション科、ソーシャルワーカー、その他。


診療内容・業務内容

Patient-Family Centered Care(子どもを含めた家族をひとつのユニットとしてケアの対象と捉え、家族が発展することを支えることを重視する全人的医療の在り方)、また子どもの権利の概念に基づいた、心理社会的支援を多職種から構成されたチームで行います。

  • お子様の不安、恐怖、抑うつなど情緒機能のアセスメントと支援
  • お子様の発達(主に認知、言語、社会性、情動面)のアセスメントとその支援
  • せん妄症状への対応など
  • ご家族(保護者の方、ごきょうだいなど)への心理サポート、養育に関するガイダンス
  • トランジション(子どもの自立・自律を支える)における早期からのヘルスリテラシーの獲得、子ども主体の参加を目指した子どもワークショップの開催など
  • 病棟内、外来における集団療法、心理教育など
  • 子どもアドボカシ―の啓発・推進

治療内容

アセスメントに基づき以下の支援内容をご提案させていただきながら、ご本人とご家族の承諾のもと、ケアを実施して参ります。また、思春期のお子様は特に、お子様と親御さま別々で面談を行います。

  1. 入院精神療法(個別、集団など)
  2. 心理カウンセリング・心理教育(プレイセラピー、認知行動療法、家族療法など)
  3. 療養における環境調整・親ガイダンスなど
  4. 必要に応じて薬物療法

診療実績

外来診療

2015年、2016年度は初診枠を月2枠開設しておりました。
2017年度より、思春期メンタルヘルス診療科は児童思春期リエゾン科と改名し入院中のコンサルテーション・リエゾン活動を中心に、外来は再診のみと対応としております。

外来診療(ICD-10分類)


2015 2016 2017
症状性を含む器質性精神障害 0 28
精神作用物質使用による精神および行動の障害 0 0
統合失調症、統合失調型障害および妄想性障害 39 8
気分[感情]障害 41 45
神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害 90 174
生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群 7 9
成人のパーソナリティおよび行動の障害 0 1
知的障害群 77 40
心理的発達の障害 39 108
小児<児童>期および青年期に通常発症する行動および情緒の障害 33 19
その他 61 23

入院診療(コンサルテーション・リエゾン活動)

身体疾患をもつ小児の心理社会的支援のニーズは3割にも及ぶといわれています。 当センターこころの診療部ではセンター開設当初より、療養中の子どもの心理社会的問題を対象に医師、心理士が連携し支援を行ってきました。2017年からは、これまでにあった支援のニーズの幅広さに対応するため、2017年からリエゾン診療科を新設し、対応にあたっています。 またトランジションチームにも参画し、これまで19件のコンサルテーションを受けています。

年代別依頼件数


2015 2016 2017
乳幼児期 23 54 71
児童期 16 21 36
思春期 33 41 76
合計 72 116 183

依頼科

*小児がんセンターでは、リエゾン科医師と心理士がチームメンバーとして週3回のカンファレンスに参加している


2015 2016 2017
血液腫瘍科* 35 72 60
総合診療科11 21 17
ICU 7 12 12
内分泌・代謝科 4 8 7
消化器科 1 6 10
移植外科 2 5 9
脳神経外科 2 4 4
神経内科 3 5 4
NICU 10 12 12

入院診療(ICD-10分類)


2015 2016 2017
症状性を含む器質性精神障害 2 6 20
精神作用物質使用による精神および行動の障害


統合失調症、統合失調型障害および妄想性障害 3 4 10
気分[感情]障害 7 7 15
神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害 23 34 47
生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群 3 2 6
成人のパーソナリティおよび行動の障害 0 0 0
知的障害群 4 17 17
心理的発達の障害 10 22 26
小児<児童>期および青年期に通常発症する行動および情緒の障害 1 12 27
その他・家族への心理支援 27 37 46

受診方法

受診には予約が必要です。予約センターに連絡し、予約してください。予約の変更も予約センターで対応します。初めて受診(初診)する場合は、医療機関(医院、病院)からの紹介状が必要です。

再診の方は、予約センターで予約してください。曜日毎に担当医が決まっているため、担当医の希望があれば、予約時に伝えてください。

リエゾン診療科受診をご希望される方は、主治医または看護師までご相談ください。

  • 外来診療担当表は、 こちらをご覧ください。
  • 受診方法については、こちらをご覧ください。

スタッフ紹介

診療部長 医員 フェロー
田中 恭子 中野 三津子(非) 牧野 仁
多門 裕貴

(併)=併任、(非)=非常勤

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