平成17年度第8回倫理委員会

日時: 平成17年11月16日(水)14:00~16:30
場所: 国立成育医療センター12階 ゲストルーム
出席委員: 佐伯委員長、一乗委員、掛江委員、倉辻委員、後藤委員、長瀬委員、田中委員、名取委員、藤本委員
審議課題数: 4件(承認4件)
受付番号172 HAB研究機構の市民シンポジウム参加登録者を対象とした再生医療の認知度と印象に関するアンケート
受付番号174 喘息等アレルギー疾患の診断、治療、予防を目的とした新規医薬品の開発を目指した研究
受付番号175 ヒト胚性幹細胞における転写制御システムの解明
受付番号176 三胎妊娠における胎児間輸血症候群に対する胎盤血管内視鏡レーザー凝固手術

受付番号172:
HAB研究機構の市民シンポジウム参加登録者を対象とした再生医療の認知度と印象に関するアンケート

申請者
絵野沢 伸
申請の概要
特定非営利活動法人HAB研究機構の協力のもとに、同機構主催の市民公開講座参加者を対象に、再生医療研究が社会にどのように受け入れられているかを調べる。「再生医療」という言葉が市民にどれだけ普及しているか、どのように受け止められているかを知り、医師が再生医療を一般市民に説明する時の参考資料とする。科学技術振興調整費「先端医科学の認知に向けた社会的基盤調査」の分担研究である。
審議結果
  1. パンフレット表紙を、当センター名ではなく、当該研究を行う研究班の名称に修正すること。
  2. パンフレット中のグラフが質問紙中の数値と異なっているので、適切に修正すること。
  3. アンケートの依頼文の [回答について]の文章の齟齬(「是非ご回答いただきたく」と「ご返送されなくても全く問題はございません」の表現のギャップ)を修正すること。
  4. アンケートの問9の「あまりよい印象を受けなかった」場合というのは、具体的に問6でどの回答肢を選択した場合を指しているのか不明確である。回答者にわかりやすいように加筆修正を行い、必要に応じて設問の順序を変え整理しなおすこと。
判定
承認(※修正箇所については委員会委員長へ一任とする。)

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受付番号174:
喘息等アレルギー疾患の診断、治療、予防を目的とした新規医薬品の開発を目指した研究

申請者
斎藤 博久
申請の概要
本研究は、独立行政法人医薬基盤研究所「保健医療分野における基礎研究推進事業」の一環として、アレルギー疾患の発症や病態に関与する遺伝子を同定し、その機能を解析することによって新たなアレルギー疾患の予防法や治療法を開発することを目的とする。そのために、小児を含むアレルギー疾患患者、健常成人ボランティアおよび 臍帯血などを対象に、ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針に準拠した遺伝子解析研究を行う。
審議結果
  1. 説明書(遺伝子解析用;患者さんへ)8.の「あなたの場合のように」を「あなたのお子さんのように」に修正すること。
  2. 説明書(遺伝子解析用:患者さんへ)13.の検体保存期限についての記載部分を、4.と5.の間あるいは5.の中に移動し文章を整理すること。但し、研究終了後の検体の取扱いについての記載は、見出しを変更して残すこと。
  3. GeneChip発現解析研究の各説明書について、保存する検体の種類および保存条件を申請書と合致するよう修正すること。
  4. 各説明書(アセント用を除く)の知的財産権に関する記載の「もし・・」以下を、「この研究による研究成果は研究者および国に帰属します。」に修正すること。
  5. 同意書の代諾者を保護者(続柄)に修正し、さらに住所(電話番号)は同意書に不要な個人情報であるので削除すること。
  6. 健常者ボランティア用の情報シートを作成し、添付すること。
  7. 対象者からの研究者への問い合わせ先にe-mailアドレスを記載しているが、e-mail使用に当たっては個人情報漏洩に留意すること。(原則としてe-mailは問合せの窓口のみに留め、具体的なプライバシー情報を交えた問合せには利用すべきではないと考える。)
判定
承認(※修正箇所については委員会委員長へ一任とする。)

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受付番号175:
ヒト胚性幹細胞における転写制御システムの解明

申請者
浅原 弘嗣
申請の概要
ヒトES細胞の「全能性」と「自己複製能」を制御する転写因子についてChIP-on-chip解析を行い、それらの転写因子が発現を制御する遺伝子群をゲノムワイドに探索する。本研究により、ヒトES細胞の性質を決める根幹となる分子機構への理解を深め、最終的に、ヒトES細胞を用いた再生医療技術の発展、先天性小児疾患に対する治療法や薬剤の開発のための医学研究につなげる。
審議結果
 
判定
承認

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受付番号176:
三胎妊娠における胎児間輸血症候群に対する胎盤血管内視鏡レーザー凝固手術

申請者
千葉 敏雄
申請の概要
妊娠26週以前の三胎妊娠における胎児間輸血症候群の症例に対し、母体全身麻酔下に子宮腔に内視鏡を挿入留置し、胎盤表面の吻合血管にレーザー光照射を行なうことによりこれを凝固・閉塞させる手技を実施する。
審議結果
  1. 双胎妊娠に対する当該手技は既に承認を受けており、本申請は三胎妊娠症例についての申請であることから、課題名中を「三胎妊娠における・・・手術」と修正すること。
  2. 説明書について、タイトルを入れ本治療に関する説明書であることを明確にすること。
  3. 7頁の3.に記載されている実績については、実数も加筆すること。
判定
承認(※修正箇所については委員会委員長へ一任とする。)

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